ZION presents MYSTERY TOUR"Live in White House"
久しぶりの投稿となってしまった^^;
9月6~8日、一人で北海道 帯広に行ってきた。運転免許未取得で都会のスネをかじりまくって生きている人間が、なぜ急に一人で帯広に行ったのか?
それはZIONというバンドの非常に粋なMYSTERY TOURがあったから!
ライブもあってもちろんそれはそれは最っ高だったのだけど、彼らの音楽のルーツを全身で感じられたり新しいつながりを得られたり、帯広そのものの魅力にたくさん触れてたくさんの気づきを得られた。
本当に記憶力が衰えているので、忘れないうちに書き留めておきたい。
※既に記憶違いなところがあったり、おこがましいことを書いていたりするかもしれませんが、ご了承ください。。
ツアーに参加するまで
ZION(ザイオン)は、2020年に結成され、十勝で古民家をDIYして作ったスタジオハウスを拠点に活動している5人の超絶カッコよくて唯一無二なバンド。
小学5年生のとき、ボーカルの光村さんがZIONを結成する前にやっていたNICO Touches the Wallsというバンドをロック好きの母がたまたま見つけ、車で聴いているうちに「なんかかっこいいな」と思ったのが最初のきっかけ。
本当に私の青春にいつも寄り添ってもらったのだけど、2019年11月に”活動終了”。「メンバーみんな何してるんだろう…1人でいいからSNSやって…金欠我慢しないでライブ行けばよかったな…」と落ち込んでいるところに、このZIONが発足したニュースが飛んできた。
ZIONのライブ(3/13@Zepp Shinjuku)も行けて、やっぱり最高だ〜と思っていたところに今回のMYSTERY TOUR開催のお知らせ。
''ミステリー''で''13時帯広駅・集合21時半解散''...?
想像がつかなさ過ぎてさすがに少し迷ったけれど、どうしても気になってしまって勢いで応募したら当たってしまった。
一緒に行く人も知り合いもおらず、楽しみな気持ちももちろんあったけど「音楽のマニアックな話とかついていけないけど大丈夫かな」とか「8時間も楽しく過ごせるかな」といった不安も結構大きかった笑
いざツアーへ!ゆかりの地巡り
当日はそわそわMAXで、デートなんかよりも丁寧にヘアメイクをし、いつも買わないミンティアなんか買っちゃって無駄に口臭ケアもした。笑笑
自分的に2024年イチ盛れた^^;
恋人に会う時などもそのくらい気を遣おうね自分。
今回のツアーはバスでZIONゆかりの地を巡りながら彼らの拠点”White House”にお招きしてもらえる、というもの。
ギターの櫛野さんがバスガイドとして盛り上げてくれて、バスで隣になった方と仲良くなっていくうちに緊張が解けてきた。
①道の駅ピアしほろ21
まず向かったのは、ライブ会場以外でZIONのCDやグッズを直接買える唯一の場所。
自分で行こうとしてたからありがたかった笑
天井が高くて、木が基調の落ち着いた内装だった!レジ横にZIONブースがあって、思ったよりちんまり売っててキュンときた。
モヒートも特製ポテトフライも食べてみたかった…
②カントリーパパ
光村さんにソフトクリームの美味しさを知らしめた逸品が食べられる場所。
空の青・芝生の緑・ソフトクリームの白!
最高だった😮💨
濃厚なのに後味さっぱりで好きだったな~!
カントリーパパでは外車?バイク?ファンが集結するイベントもたくさん開催されるらしく、今まさに趣味を通じてできたコミュニティに参加しているタイミングだったこともあって、何かを「好き」という気持ちで繋がれる世界って素敵だなぁとほっこりした。
③然別湖
メンバーが写真を撮った場所で私たちもアー写(集合写真)を撮ってもらった✌️
五感が研ぎ澄まされるような雰囲気で、ZIONはここから得られるインスピレーションを取り込んで音楽を生み出しているんだということを感じられた。
(何となくFurinigeが聴こえてきそうな感じ)
芸術・音楽として何かを表現することができる人は本当にすごいと思う。
④ついにWhite House到着!慎之介さんのスペシャルディナー
「ハイ!それではそろそろスマホの電源offでカーテンも閉めて下さ~い!」という櫛野さんの声掛けでプライバシー保護を実感。笑
本当にとんでもない所に来てしまったことを思い出した。
バスを降りると、普通にお庭?を歩いて挨拶してくれる慎之介さんに少々パニックになりながら、言われるがままテーブルに着席&配膳。ディナーに慎之介さん特製の激ウマスパイスカレーと、カラフルな前菜たちをいただいた。
ビールを飲むか非常に迷ったけど、
”全神経ガチでこの後の演奏を楽しみたい”と思い紅茶で我慢した自分のオタク魂が好き(?)
ご飯を食べながら他のファンの方たちと仲良くなれて嬉しかった。緊張してペラペラ話してしまったけど大丈夫だったかな^^;
ちなみにこの間もまだほかの御三方の姿は見えず。配膳後は慎之介さんもWhite Houseに帰っていった笑
⑤(番外編)White Houseの御手洗い
元は古民家で、本当に5人の・日頃の・活動拠点なので、(以下略)
当然、人生でこんな光栄な経験させていただくなんて想像もしてなかったよ
御手洗いですらZIONのセンスが光りまくってて、めちゃくちゃおしゃれでした。
大目玉のスペシャルライブ
ライブ会場(スタジオ)に入るとき、なんとZION特製スリッパをいただいた。明るいブラウンで可愛い~~~しかも柔らかい革でかなり本格的だし、普通に履きやすい。。もったいなさすぎるので普段使いは我慢しています。
席について「うわぁぁぁYouTubeで見たとこだぁぁ…」と声にならない声を漏らしながらしばらく待っていると、ついに慎之介さん(再)登場!!
恒例のお手紙を読んでくれました。
そして順番にメンバー入場泣 参加者全員ZIONとの距離わずか数mって感じで、小学生から引きずっているクソデカお気持ちと頭の処理が追いついていないのとで逆に泣かなかった。
1曲目はInnipi(N)。
導入のMCもそこそこに、おもむろに始まる演奏・弦の響きが本当に大好きでぇ…。
(元々合っているんだけども、)メンバーの呼吸と一緒に音を重ね合わせていく過程が視覚からも聴覚からも伝わってくる感じがする。
光村さんが録音ボタンを押し忘れてて、慎之介さんの手紙朗読は全カット確定だったらしいけど、Innipi(N)は大丈夫だったのだろうか?笑
Hurricane、New Moanin’、Setogiwaと演奏は続いていき、さらにZIONワールドに引き込まれた…
文字にすると浅い感想に見えてしまうけど、
「あぁこの家・この地でこういう曲を生みだしているんだな」
「この家・この地だからこそ生まれる音楽なんだな」
ということを本当に本当に実感した。もう完成している曲であるわけだけど、目の前でドキュメンタリー映画を観ているような感覚だった。
東京で生まれた曲もある中で、十勝のインスピレーションが詰め込まれた曲Yowamushiが始まった。子供の時から音楽を聴くのが好きだったけど、どこで・どのように作られた曲なのかを考え、感じようとしながら聴くのは初めてだなと気づいた。
そんな感じで現地に来れていることを改めて噛みしめながら聴いていると、耳に新しい雰囲気のJigsawが始まった。もう、この方々(特に光村さんのアレンジ)の音楽性はどんだけ幅広いんだ…
完成した曲と言ったばかりだけど、未完成というか未完結・未完了という言葉が自分の感じ方には合う。
CDに収録されているのはあくまで1案、タイプAなのであって、彼らの手にかかればタイプBもCも生まれてくるんだな~!クゥゥ~と思う。笑 決まりがない。限りがない。フリーダム!という感じ。
本当に音楽が好きで、自由に楽器を鳴らして歌うことを大切にしているんだろうな~と、分かった風な言い方になってしまうのはおこがましいけどそんな風に感じる。尊すぎて途中から5人の仙人に見えてきた。
大好きなApple Valley、Thunder Mountain、Mother Shipの力強い音楽に内心ブチ上がっていると、これまた大好きでどこでも聞いているEveで締めくくられた。日々癒してくれる曲を目の前で聴けるって本当に至福ですよね…
アンコール~終わり
一旦ライブが終わって、1曲1曲のでかすぎる余韻に浸って放心状態になっていると、外の焚火スペースに案内していただいた。
空はちょっと曇っていて星こそ見えなかったけれど、街灯もビルの明かりもない、焚火の明かりだけの空間にみんなで丸く座って、アコースティックバージョンのFurinigeを演奏してもらった。視界が暗いのでより一層音に神経が研ぎ澄まされて、時間がものすごくゆっくり流れるのを感じた。キャンプ用の椅子にもたれかかって、目を閉じて聴いてみたりもした。(本当はライブ中も目を閉じてみたかったけど、強欲なのでできなかった)
演奏の後は、光村さんのお誕生日イブのお祝い🎂
私と同じ時代に生きてくれて本当にありがとうございますの気持ち。
その前だったか後だったか、メンバーが一斉にタバコを吸い始めたのだけど、それがまた様になりすぎてて釘付けになってしまった。笑
最後に慎之介さんがまたお手紙を読んでくれた。
「はじめてここに来た時から、みんなを呼んでライブしたいと思っていました」
その夢が叶った瞬間に居ることができて本当に幸せでした。
帰りのバスに乗り込む前に、他のファンの人を見て勇気を出して光村さんに声をかけてみた。
「プレゼントとか、何もなくて申し訳ないんですケド、10月の対バン行きマスッ!」
自分ってこんなにも芋になれるのかと思った。
光村さんは「ありがとうございます^^」と言って握手してくれました。
お顔も手も何故にあんなにきれいなんだ…
ZIONからの最後のお手紙(ここまで触れてきませんでしたが、このツアーでは随所でお手紙をもらってからバスに乗るルールでした笑)を受け取って、もう慣れ親しんだ座席に座った。お隣の方とはすっかり仲良くなれて、二人でため息つきまくりで余韻に浸った。
帰り道も櫛野さんが一緒に乗ってくれた。そしてなんと私たち参加者の名前を書いたバンダナの飾りを、White Houseの木に飾ってくれるとのこと!
光栄すぎて本当に嬉しかった。人生で何かの「初代」とか「○○第1号」になれることなんてないと思うので、一生の誇りとして生きていきます。
まとめ
ZIONの音楽の源を直に感じることができた。音楽を聴くのがますます好きになった。ZIONの音楽は1音1音が本当に自由で遊びがあって、何回聴いても楽しい。
ZIONを通じてたくさんの素敵な出会いがあった。北海道は2回目だけどもっと好きになって、もっと足を運びたいと思った。そしてZIONはあの広いWhite Houseを使ってもっといろんなことをやりたいと考えているみたい。これからもずっと応援したいと思う。
前日も後日も含めて、本当に宝物のような思い出を作ることができた。
ありがとうZION涙
先日は「ZION CALLING」でした。
ミステリーツアー以来のZION、前よりも身近に感じられて、White Houseで見せてくれたような自由な演奏が見れて口角上がりっぱなしでした。
もしいらっしゃったら、ここまで読んでくださったあなた様、本当にありがとうございます😢
よにょこ