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【オークの樹の下】リフタンとマクシーが離婚しない理由。離婚・再婚・ゲッシュについて。

オークの気になる設定を少しご紹介。
原作小説既読の方向けです。Webtoon派の方は画面をそっと閉じてください…

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「オークの樹の下」は女性の法的地位が高くない世界です。

Q.オークの世界観で離婚した女性たちは再婚が容易だったか?

簡単ではありませんが、不可能というわけではありません。 むしろ平民の方が簡単だと思います。 貴族は破婚されることすら不名誉なこと、恥辱的なことだと思うからです。 ましてや離婚はもっとです。 だからクロイソ公爵がマクシーに離婚されたら許さないと脅したりもしました。 しかし、相手と相手の家で受け入れられれば、貴族も再婚が可能です。 政治的な理由で離婚して再婚する場合もよくありますが、それは特殊なケースであり、通常は不名誉なことや恥ずべきことだと思われています。 男性が離婚するのも名誉に傷が付くことですが、女性はもっとひどい扱いを受け、家の恥とみなされることも多々あります。

Q&Aより

Q.作中での女性の人権は低いと思われますが、七国全てが一夫一婦制なのか、それとも妾や情夫制度もあるのでしょうか?

オークの世界観は中世ヨーロッパをモデルにしています(もちろん、完全に同じではありません!) 宗教も似ています。教理に「一夫一婦制」が規定されているため、7国の誰もが正妻一人しか妻にすることができません。 富裕な商人や貴族、王族の中には妻以外に情夫を持つ人もいますが、これは不名誉なことだと考えられています。 身分差による結婚も本来はあり得ないことです。
ただ、ロエム帝国滅亡後の様々な事件により、身分秩序が少しずつ揺らいでいる状況です。裕福な商人階級が台頭し、また魔物の出没により、魔法使いや騎士階級が影響力を拡大し始めたのです。 そうして上り詰めた者の中には、リフタンのように平民出身の者もたまにいます。もちろん、こういった者たちは貴族の間でいじめられ、異端児扱いされることもありますが......それでも貴族社会の一員として、それなりに認められています。リフタンも厳密に言えば、王の封建騎士として爵位を持つ貴族としてマクシーと結婚したわけです。

Q&Aより

女性が離婚されるのはとても不名誉なことで、過酷な扱いを受ける。
ましてや相手に一方的に離婚されることは途方もない不名誉なこと。
特に1部のエチレン後、傷を負ったマクシーと離婚しようものなら、彼女はあらゆる侮辱的な待遇を受けることになります。
※ただしこの時は遠征を口実にマクシーを遠ざけたり、彼女が望むなら実家に送って別居をすることを考えたり、距離を置いて過ごす決意をしていた。

リフタンはマクシーの幸せを第一に考えている人なので、そんな不名誉をマクシーに与えることはしません。

ゆえにリフタンから離婚を申し出ることは絶対にありません。
これは二部でも言えることです。

マクシーが本当に離婚を望むなら考えるかもしれませんが、彼女はクロイソから鬼のように「離婚」するなと言われており、また、淑女とはこうあるべきだという保守的な旧教の教えで育っています。
ただでさえ吃音で後ろ指をさされるのが嫌で生きてきた彼女が、自ら更にハンデを追うようなことは望まないはず。
作中でもマクシーが「離婚される」と怯えることはあっても「離婚したい」と思うことは一度もありませんでした。

以上の理由から、オークの世界観的にリフマクはよほどの政治的な理由がない限り、離婚はしないといえるでしょう。

マクシーは2部に入ると一人前の魔法使いとなり、自信を身につけ、本来の自分を取り戻していきます。
そのせいか「マクシーはリフタンじゃない人と結婚しても幸せになれたのでは?」というファンの意見を日本でも海外でもよく目にするのですが、この件に関して明確なアンサーが作家さんから語られています。

Q.リフタンがいなかったらマクシーに1番似合うのは誰か?

マクシーがリフタンに出会わなければ、今のように変わることはなかったと思う。
マクシーの小さな変化の原動力はリフタンの無償の愛だったから、他の誰かがまたこんなに献身的で盲目的な愛情を注げるとは考えられない。
ずっと虐待を受けて生きてきた人が、歪んだ自我を癒すのはとんでもなく難しい。
マクシーがリフタンに出会わなければ、一生自分を卑下していたと思う。
性格だけから判断すると、マクシーと友人としての一番相性がいいのはルースだと思う。

Q&Aより

リフタンは「マクシーがいないと生きていけない人」というのは承知の通りだとは思いますが、「One and Only」のインタビュー本で先生は
「リフタンはマクシーに恋をしていなければそれなりに幸せに暮らしていけた」
とおっしゃっているんですよね。
逆にマクシーは「リフタンと出会えなければ変われなかった」とのこと。

2人が出会わなければ大変だったのはマクシーの方だったと考えると、実は相手への依存度が高いのはマクシーのほうなのでは?と思わなくもありません。

以下、ちょっとしたおまけ

Q.リフマクの結婚式が本当に悲惨だったのですが、リマインドウェディングはしないのですか?

オークの世界観を考えると、結婚した夫婦がまた結婚式を挙げるという発想は少し変に思えます。 オークの世界観の結婚では、司祭が二人が夫婦になったことを公式に認めて宣言することが一番重要なんです。 結婚とは神の前で一対の夫婦として認められるということだから··· 二人とも新たに結婚式を行わなければならないという考えはしないようです。 惨めで悲しい結婚式だったがとにかく二人が夫婦になった日なので。。。

Q&Aより

誕生日も祝わないし、結婚式もさほど重要ではないというのが独自の世界観で面白いですよね。

Q.騎士がゲッシュを捧げるときの言葉は決まった形があるのでしょうか?

ゲッシュの発言は決まっています。通常は複数の証人の前で行うのが原則で、最低1人の正司祭と3人以上の貴族が証人として出席しなければならず、証人の数が多ければ多いほど、また証人の身分が高ければ高いほど、ゲッシュの意味は重く、強くなります。誰でもできる誓いではないのです。
通常、一人の正司祭、そして三人以上の高貴な貴族がいる場所で個人的な誓いの儀式を行える騎士は多くないでしょうから。

Q&Aより

Q.ゲッシュを捧げた聖騎士はいますか?

聖騎士はゲッシュを捧げません。彼らは神と神の代理者である法王にだけ絶対的に忠誠を尽くさなければならない存在なんです。

Q&Aより

騎士が誰かにゲッシュを捧げるのは、実はまれに起こることだそうで、一生誰にもゲッシュを捧げない騎士のほうがはるかに多いそうです。

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