M型ライカで、気づいたこと
M11を購入してもうすぐ一カ月。
平日はテレワークの休憩時にいじったり窓の外の景色や、庭の花や照明を撮ったり。
休みの日は子供と出かけるのにぶら下げて楽しんでます。
いや、これがほんとに楽しくて。
光と影を求めてしまう。
自分なりに楽しさを書いてみようと思います。
1. 撮影動作
光学ファインダー、被写体との距離を目測、二重像のピント合わせ、シャッターを押す。
心地良いシャッター幕が動作する感触と音色。
一眼レフとM11に共通してるのは、ファインダーでは撮影結果が分からないということ。
デジタル一眼レフからミラーレスを渡り、X-T5では当たり前に結果がEVFで分かることに慣れすぎていた。
無茶苦茶便利なんだけど、
今自分が楽しいのは圧倒的にM11。
こんなふうに撮れるかなと、写真に想像を巡らし、左手でピントを合わせ、シャッターを切る。
二重像でマニュアルで合わせるのは、ローライの二眼以来だけど、なんというか、
自分の意思(ここにピントをもってきたい)とカメラとレンズと自分が一体となっている感がある。
一方で、フィルムと違ってモニターで結果が確認できるというレスポンスはデジタルならでは。
M10-Dのモニターレスみたいな尖った製品が企画されるのも理解できるなあ。
ということで、昔カメラを始めた頃の写真の楽しさを思い出させてくれるカメラです。
2. レンズの造詣と絶妙なサイズ
Mマウントレンズはマニュアル故、当たり前に一眼用のレンズに比べて圧倒的にサイズが小さく、鏡胴径も小さい。ほぼ金属製なので、モノとしての質感も最高。
そして、佇まいが美しい。
M11の後に、AFのレンズとカメラを持つと、
あれ、こんなにレンズ太かったっけと。
M11の前に経験した、Q2,Q3もやっぱ太いですね。
カメラという道具の見た目も好きな私にとってこれは手にしてみないと実感できなかったことでした。
色々思いを巡らせてくれるそんなカメラですね。