ごあいさつ
はじめに
2020年に端を発した新型コロナウイルスによるパンデミックによって、ライブを始めとするエンタテインメント産業は大きな打撃を受けました。そこから2年が経った現在、ライブハウスには少しずつ日常は戻ってきていますが、やはり以前に元通り、とはいかない現実を感じています。
そこで、コロナ禍から1歩ずつ前へ進んでいくために、「元に戻す」のではなく「適応」していくことをコンセプトに、純粋な音楽をライブハウスという空間で人と共有し、ライブハウスやバンド、お客さんとの繋がりの様々な在り方を創り出せるイベントを作りたいと思い始まったのが、この”Oaiko”というライブイベントです。
「Oaiko」
イベントを企画するにあたり、コロナ禍が生んだ環境の変化から、新たな方向に動き出そうという想いが強くあります。今までは人との肌の触れ合いやシンガロングいった、身体で熱量を表現し演者と観客でぶつけ合うようなライブの形がシーンに根付いていました。しかしコロナを経て、良い音楽をライブハウスというその場の空間で全身で受け止め、噛み締めるような形の熱量あるライブを模索し、根付かせていきたいと思っています。
また、このnoteを通して、「Oaiko」に出演するバンドへのインタビューや、バンドマン同士の対談インタビュー、会場内BGMのプレイリストなどの記事を定期的に更新していく予定です。来場前や来場後に読んでいただくのはもちろん、ライブの転換中までも楽しめるように、という試みを実施していければと思います。