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【Oaiko】『kurayamisaka』interview

2021年に結成、去年リリースした1st mini album「kini wo omotte iru」が、バンドシーンだけに留まらない、大きな反響を呼んでいる。

今回はkurayamisakaの作曲、ギターのうんにょんこと清水正太郎、Gt.Vo.内藤さちにインタビュー。大井町にあるtomoran事務所にお邪魔しました。


kurayamisaka

Gt.Vo.清水正太郎 Gt.Vo.内藤さち Dr.堀田庸輔  Gt.フクダ リュウジ Ba.阿左美 倫平  

来歴

東京大井町の5人組バンド。
音楽レーベル「tomoran」所属。

2021年12月 結成。現メンバー体制となる。
2022年3月 Twitterにクリップ『farewell』の音源をアップロード
2022年3月 『farewell』Music Video 公開・配信開始
2022年8月 下北沢近松『Now』にて、初ライブを行う。来場者特典single"seasons"を配布。
2022年10月2日 kurayamisaka 1st mini album「kimi wo omotte iru」発売。
2022年10年2日 Release Party「kurayami saka tte doko?」開催。

作品

1st mini album「kimi wo omotte iru」

※フィジカルは現時点(2023月1月時点)ではソールドアウト。

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Interview

※歯を磨きながらインタビューが始まる

以下、
清水正太郎→
内藤さち→

Gt.Vo.内藤さち
Gt.Vo.清水正太郎
kurayamisaka、SNSを見てるだけでも、物凄く多くの方に聴いてもらえているバンドだな、と感じます。今年突然現れたバンドということもあって、「誰のバンドなの?誰が曲作ってんの?」って気になる人も多いと思うんです。ということで、まずはkurayamisakaを組んだ人でもあり、曲もつくっている、うんにょんさんについて聞かせてください。
僕がうんにょんさんを知ったきっかけは、せだい(うんにょんさんがやっているもう一つのバンドです)がきっかけだったんですが、うんにょんが組んだ最初のバンドは何だったんですか?

「大学で上京してからVo.のさっTとか、他のせだいのメンバーとかと知り合ってコピバンしたり。せだいを始める前にも何個かバンドやってたけど、大学生活がいろいろ落ち着いて、そろそろ暇?みたいな感じで組んだバンドが、せだいって感じ。」

せだいもkurayamisakaも、大学で出会った人たちから始まってるんですね、高校の頃は軽音部にいたりしたんですか?

「うん、みんな大学の軽音サークルが一緒だった人達だね。中学高校と陸上部で、文化祭で1年に一回バンドやるくらいだった。」

学生時代、うんにょんさんが音楽を好きになるきっかけはなんですか?

「ゆず。夏色が弾けるようになりたくてアコギ買ったね。」

最初はアコギで、どのタイミングでエレキギターにはまったんですか?

「中三くらいの頃、親の車乗ってるときにラジオで流れたアジカンで、めっちゃかっこいいやん!ってなったのがきっかけかな。」

ちなみに何の曲か覚えてますか?

「押忍!戦え応援団っていうDSのゲームがあって、そのゲームで、版権の関係で全然違う人が歌ってるver.の『ループ&ループ』が使われてて曲自体は前から知ってたんだけど。その原曲が車のラジオで流れてて、原曲こんなかっこいいんだ、ってなった。」

※任天堂が2005年7月28日に発売した、ニンテンドーDS向けのゲームソフトである。リズム天国に通じるノリがある、DSの隠れ名作?音ゲー、ともいわれているとか。
Wikipedia
本当に最初にはまった音楽がゆずで、その後アジカンとかがきっかけでバンドにはまっていったんですね。その後、どう音楽聞くようになりましたか?音楽の趣味がどう変わっていったか。

「最初はアジカンを知って、こういう世界があるんだってなって。その後、ゴッチ(アジカンのGt.Vo.)ってめっちゃブログ書いてて、それめっちゃ漁ってたんだよね。そこに『これ、聴け』っていうのがいっぱいあって、それとかを片っ端から聴いたりしてて、それで色々知れたかな。」

めちゃめちゃありますよね(笑)

「うんうん。(笑)何もわかりませんみたいな中高生にも良い感じにわかりやすいよね」

自分がバンドを組む時、例えばせだいを最初に組んだときは、こんなバンドを組みたい!みたいなイメージはありました?

「せだいは、くるりみたいなバンドやりたくて組んだ。」
「全然違うじゃん...。最初は...ね。」
「ぜんっぜん違くなっちゃった。」

kurayamisakaについて

では、kurayamisakaについて聞いていきます!

「ついに。きいちゃう。」

僕は一番最初のツイートの、40秒の動画でkurayamisaka知ったんです。曲とかはもちろんなんですけど、あの時、『何者かわからない謎のアカウントがなんかかっこいい音源あげてるかっこよさ』というか、始め方が珍しいというか、おもしろいなというか、かっこいいなというか。ライブもしていない、メンバーもわからないアカウントだし。

「あはは(笑)」

最初ああいう風に始めた趣旨っていうか、わざとなのかとか、その辺を聞いてみたかったんです。

「普通に恥ずかしいねこれ(笑)」

「もう解散しちゃったんだけど、overusedってバンドがいて。ある日急にバっとアルバム出して、かっこよくて、結構聴いてたんだよね。でも解散しちゃって。悲しいのと同時に、その時になんか俺もうひとつバンドやりたいなって思って。それからさっT(Gt.Vo)にラインして。最近ひま?自分、バンドいける?って(笑)」

「3分後くらいに、やるやるって返したよね」

そうなんですね

「さっTとは元々むかし一緒にバンドやってて、その時は彼女が曲も全部作ってて。今度さっTとバンドやるなら俺が曲も全部作ろうって決めてたんだよね。」

最初はさちさんからなんですね。そこから他のメンバーはどんな感じで?

「今までは、友達以外とバンドを組んだことがなかったので。今度は知り合い以外も入れようと思って、ドラムの堀田をベースのあさみ(asamihuman)に紹介してもらって。加えて、ベースを頼むならあさみしかいないなとも思っていて。堀田を紹介してもらったついでですよ感を出しつつ、そのまま、自分、暇だったらベース弾かない?って聞いたら、快くOKしてくれて、内心ガッツポーズでした。」

・ギターのドラゴンさん

「それでまず4人集まったんだけど、ドラゴンは自薦なんだよね。Twitterでバンドやります。みたいなツイートしたら、速攻で自分いけます!って連絡来て。」
「呟いたよね。仲間募集〜みたいな」

Twitterなんですね…!

「うん、投稿した時にはメンバー既に揃ってて(笑)でも、5人いても面白いかもな〜と思って。それでDに自分どんくらいいけるん?やる気あるん?って聞いて、行けます!自分やる気あります!って言ってくれたから、5人になった(笑)」

元々バンドメンバーは5人のつもりだったんですか?


「いや全然。めんどくさいじゃん、集めるの(笑)集まると思ってなかったし。」

ドラゴンさんが最後で、最終的に5人全員集まったのはいつですか?

「去年の12月くらい。」

「去年の12月くらい。集まっちゃったからには、とうとう曲作らなきゃなきゃな・・って思いながらチャリ漕いでたらfarewellができた。」

noteにもかいてましたね

「ん〜〜♪って。」

「出勤の時に聴こう!楽しみだな〜って思ってよし!って聴いたら、「ん〜ん〜♪」って鳴ってて、は?分かるわけねえだろ!って。」

「アカペラで、鼻歌みたいなね。」

「曲できたって言われて鼻歌だと思わないじゃん(笑)」

「ちゃんと休符があるのがいいよね」

「でも2日後くらいにデモ音源まで完成したよね(笑)」

「合わせる曲がないとスタジオ入れないからさ、最初は『farewell』のデモ作って、最初キーも分かんなくて、って感じだったけど、スタジオで合わせてみたらいい感じだったよね。それで、大馬鹿だから、一曲できたからこのままレコーディングしてみようって翌月にRecしたよね。中野のSTUDIO LIFEで。」

「我慢できないもんね。」

「マジで我慢とか一切したことない」

「Recは普通のバンドだったら3曲くらい録る時間で、1曲を録った。ゆっくり余裕もって、全パート楽しく録れて、あんなレコーディングは初めてだった(笑)。基本的にRecって張り詰めてるし。それで、完成した音源をモニタースピーカーで聴いて、めっちゃええやん!ってなって。」

「Mix終わったのが3月だよね。」

「そう、曲が完成した時に、俺が本当に我慢できなくて。今すぐこれをネットの海に放ちたい!!!ってなって。それで40秒くらいの動画を、何もツイートしてないアカウントで意味わからん時間にツイートして、ね。」

結成してから1曲目出すテンポ、かなり早いですよね、なぜですか?

「メンバーもエンジニアも、関わってくれてる人たちがみんなノリもテンポも早いんだよね」
「いけますいけます!って感じで、みんな仕事もできるからね。ライブの日程だけが、ほんとにテンポが合わない・・(笑)もうちょっとやりたいんですけどね。」

〜喫煙〜

1st mini album「kimi wo omotte iru」について

※各メンバーが全曲解説をnoteにてしています。このnoteの最後に、メンバー全員のnoteのリンク貼らせていただいています!
是非ご覧ください。

コンセプトアルバムというテイストとして作ったのは何故ですか?

「最初にfarewellを作った時に、歌詞とかもほとんどダジャレみたいなノリで書いてたから、その時は何も考えてなくて。でも曲ができて、聴いてるうちに、これはある2人の女の子の曲だなと思えてきて。それから、この2人に焦点を当てたアルバムができたら楽しいかも、という構想が生まれたって感じ。あとの曲はそこからちょっとずつこじ付けながら制作していったね。全部farewellがきっかけ。」

最初聴いた時も全体として統一感はすごく感じてて、そこはfarewellきっかけで統一していったんですね。

「そうそう、結果的にね。そういう統一感みたいなものは意識はしながら作ったから、そう感じてくれるのは嬉しい。」

そもそもkurayamisakaを始める時に、こういう音楽性のバンドをやろう、みたいな方向性は自分の中であったんですか?

「最初にさっTを誘った時は、toddleみたいなバンドをやろうぜと言って誘って、もうfarewellに関してはわかる人には一瞬でわかるくらいtoddleに寄せすぎた感は否めないけど・・(笑)そこからはあんまり上手くいかなかったっていうか、本当はもうちょっとドライな感じにしたかったんだけどね…。」

バンドサウンドとは別に、メロディとかはやっぱり歌物っぽいし、いい意味でちゃんと聴きやすい感じはするのが、すごいなっていうか。

「結局自分の根底にずっとアジカンがあるから、そこの臭みみたいなのは出ちゃうよね。たぶんそこ。」
「たまにめっちゃ臭いよね」
「うん。気をつけてるけど、出ちゃうね。」
「気をつけてね」

そこでしっかりルーツが出てるんですね。
今後の楽曲制作の中で、kurayamisakaとして軸となるもの、大事にしていきたい要素みたいなものは?

「みんながどうなのか分からないけど、俺がすごい飽きっぽいから、そういうのはないかも。今回は俺が全部作詞作曲したけど、次は色んな人が作詞作曲したり、提供してもらうとかしてもらって一枚作ったりしたら面白いかな〜って思ったり。」

自分の作詞作曲や軸となる音楽性みたいなものにこだわったりって事ではないんですね

「うんうん。ダルいし・・」

「作るって大変だからね…」

「ダルいは言い過ぎたけど、ほんとに大変だなって思うし、今回やったことは、もうやったんだから、同じことを繰り返してても全く意味がないと思う。何か新しいことを取り入れてバンドがよくなるなら全部やりたいし、もちろん自分でももっと良い曲作りたいなって気持ちはずっとあるし。」

挑戦したいことがいっぱいある…?

「いや、飽きっぽいだけだと思う。(笑)」

その時やりたいことをやるという感じで。

「そうだね。無理だもんね。」
「うん、無理」
「意味ないしね」

他のメンバーさんはどうなんでしょう?

「ここ2人が結構ちゃらんぽらんだから・・・(笑)」
「下3人のBoysは結構真面目だよね。」
「自分がダルいな〜ってよく言っちゃうけど、そうすると、”お前あんま調子乗んなよ”みたいに結構注意される(爆笑)」

結構意外でした、年上2人しっかりしてるイメージもあったので

「私達がずっとダラダラしてるから、スタジオでも、座ってないで早くやりますよって感じだもんね」

大井町について

うんにょんさんがやってるバンド、せだいもkurayamisakaもレペゼン大井町的な肩書きがありますよね。自分が住んでる大井町についてどう思いますか?

「アトレに無印とかユニクロとかあって、武蔵家美味しいし。いい街です。ニトリがないくらい。飲み屋もいっぱいあるし。いろ葉っていう牛タンのお店は、2Fが座敷になってて、ご飯もおいしいし、店内で煙草も吸えるんですよ。おすすめです。」

スモールアックスが美味しいですよね。

「スモールアックス、マジでちょーおいしい・・だいすき。」
「ニトリは平和島まで行けばあるけどね。アトレに入っててほしかった。Seriaもない。」
う「Seriaは品川シーサイドのイオンにあるよ。」

あそこ含めたら本当に困らないですよね。

「でもユザワヤがない。」
「蒲田まで行かないとないよね。」
「大井町の悪いところを挙げるとすれば、下北まで一本で行けないところ、山手線が通ってないところ。」 

念頭に大井町を押し出そう!っていうとかはないんですね(笑)

「ない。2〜3年前の住みたい街ランキング10位とかだし、俺らが推すまでもない。」

今後、今年のせだいツアーファイナルみたいに、大井町でやりたい想いはありますか?

「この前はシブヤ楽器でやったけど、いつかはきゅりあんでやりたいね。」

シブヤ楽器LIVE SPACE428。11月にはせだいのツアーファイナルがここで開催された。
yubiori「つづく」のMusic Videoもここのスタジオが映っています。必見!


品川総合区民館、きゅりあん。

以上でインタビューは以上となります。
皆さんもぜひ大井町に来てみてはいかがでしょうか。

tomoran事務所。

その他[info]

tomoran(Label)

tomoran pre.『kurayami saka tte doko? 2』

メンバーnote

unnyonsan(Gt.Vo.清水正太郎 )

ドラゴン(Gt.フクダ リュウジ )

ディメトロ首領(Dr.堀田庸輔)

番犬(Gt.Vo.内藤さち)

asamihuman(Ba.阿左美 倫平)

About Oaiko

Oaiko「vol.2」※SOLDOUT

2023.1.12 Thu.
下北沢近松 『Oaiko vol.2』 
open/start TBA adv/door ¥2900(+1D)

-act-
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