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[Oaiko]the pullovers interview

the pullovers


東京を中心に活動する2人組。日常に寄り添う情景豊かなリリック、多様なギターサウンド。シンプルだが歌物に留まらない、オルタナティブなサウンドも垣間見える、3ピースロックバンド。
音源はフィジカルなし、ZINEという形態で発売するなど、彼ら独自の活動を貫く。今年2月には5th-EPならぬ、5th ZINE『ぼくらの安全基地』をリリース。

the pulloversメンバーにきいてみました

Ba.Vo.Cettia / Gt.佐々木理久

バンド結成のきっかけ

サークルの後輩だった佐々木さんに誘われて組みました!ソロ活動ではギター弾きだったため普通ならギター2本の4ピースバンドになるところ「バンド組むなら3ピースがいい!」と思い一度断りました。その後「わたしがベースボーカルなれば良くね?」と神から天啓が降りてきて今の編成になりました。 ちなみにサークルではじめて佐々木さんと組んだのはParamore(初期)です。
(Ba.Vo Cettia)

僕が大学一年の時に入ったサークルにVo.のCettiaがいて、僕は僕でバンドがその年の末に解散して、Cettiaも音楽を辞めようとしていたタイミングだったのもあり、僕から声をかけてバンドを組みました。
(Gt. 佐々木理久)

ルーツ・影響を受けたと考える音楽や創作物

YUIを弾き語りでカバーし始めたのがわたしの音楽の原点です。そこから邦楽洋楽問わずいろんな音楽を聞くようになりました。ジャンルとかはあまり拘らず好きな曲が好きです。今好きなバンドは?と聞かれたらPeople In The BoxとGalileo Galileiと答えます!!!!!

小説、漫画、アニメには生活を支えられているし、知らず知らず自分の創作の種になっているのかもしれません。小説家は金原ひとみ、綿矢りさ、窪美澄、島本理生あたりを愛読しています。漫画はBEASTARSがすきです。人と人がわかりあうことの難しさ、それでも諦めたくない気持ち、等々を書いたお話に希望をもらっています。
(Ba.Vo Cettia)

僕はルーツとしてはアジカンとかaikoとかギターロック、ポップスの流れを組んでいるのですが、"サウンド"という面で見ると、KyteとかPinegroveとかHotel BooksとかMicrowaveあたりもそうだし、NothingとかfazerdazeとかHovvdy、Now,Nowとか海外のシューゲイザー、ドリームポップ、インディポップとかが影響を受けているかなと思います。

ハードコアとかも聞くんですけど、ハードコアは警察が怖いので挙げないでおきます。Spangle call Lilli lineとかcinema staff,the cabsとかの邦楽にも濃く影響を受けている気がします。挙げたらキリがないです。
最近は音楽以外の芸術にも目を向けようと展示とか美術館とかに足を運ぶようにしています。
(Gt. 佐々木理久)

自分達のバンドの良さ・アピールポイントについて

・歌詞の生活感がものすごい!!!はず!!!!(曲作ってる人が一般会社員ピーポーなので、きっとみんなと同じ目線)
・お酒が好きなところ!!!!
・みんなでバカやったり仲良しなところ!!!
・CD出さずZINE作ったり、映画作ったり、独自の活動を目指しているところ!!! きっとこんな変なバンドは他にいない。はず。
(Ba.Vo Cettia)

日常に寄り添う音楽、日記のような音楽と色々な場面で伝えてきました。 Cettia が書く歌詞は、生活の中にある言葉にできない感情をうまい具合に言語化してくれていて、それも彼女の生活の中から生まれ落ちた言葉たちだからこそ、たくさんの日常に寄り添い、時にはフルスイングでぶん殴ったりすることができるんだろうなと思っています。

サウンド面に関しては、僕とCettiaの音楽性がかなり違うっていうのもあり、Cettiaが作るポップスのメロディに僕のオルタナの要素を入れてハイブリッドな音楽を作ろうと意識づけています。これは特にライブでよくわかる気がしていて、お客さんに思ったより爆音、思ったよりオルタナサウンドでよかったと言ってもらえることが結構あります。

最近フルアルバムの制作をしているのですが、今作は個人的には、いかに今までのプルオーバーズを作って、その上で壊していくかをキーに考えています。やってこなかったことに着手したりとか。
(Gt. 佐々木理久)

お気に入りの楽曲とその理由

お気に入りというとその時々で変わりますが、「この歌にのって」はこれぞプルオーバーズだなあと思う、最強の1曲かなと! 理由は、一生歌い続けたいと何年経っても思えているからです。
(Ba.Vo Cettia)

今はぶっちぎりで5th ZINEに入っている「触れられない」です。 サウンドだけでいうと他にも色々あるんですけど、とにかく歌詞が一番好きなのがこの曲です。「触れられない隔たりを愛する」っていう今の僕らを一番表現できているような歌詞が本当に大好きです。
(Gt. 佐々木理久)

最新リリース『ぼくらの安心基地』について

全部好きだけど最近は「飽きている」かなあ。個人的には会社員人生のテーマだなと思っており、これからも続く労働生活を支えてくれる一曲ができたな、と思えるからです。
(Ba.Vo Cettia)

上に書いてしまいましたが、触れられない。だけど今回の音源は割と僕のやりたいことをかなり詰め込めた音源なので全曲好きです。朝のテーマとかも、わかる人にはわかる僕のバンドの趣味が丸出し!って感じのアレンジ、音像になっていてめちゃめちゃ気に入っています。
(Gt. 佐々木理久)

「ぼくらの安心基地」について制作にあたってこだわったポイント

ZINEを二形態で販売したこと!!!労力も2倍でしたが、楽しんで制作できました。
(Ba.Vo Cettia)

これは販売してるZINEでかなり喋ってるのでそっちをみて、、、
(Gt. 佐々木理久)

↓ ZINEのこだわりや魅力についてはこちらを覗いてみて下さい!


2020年3月から今日までのコロナ禍を通して、バンドとして以前と変わってしまった事、変えずに貫いたこと事、適応してきた事

特に何か変わったような気はしてないですが、世界がどんな風に変わっても隣の人への優しさを忘れたくないなと強く思った時期ではありましたし、ますますそういうバンドでありたいなとは思いました。
(Ba.Vo Cettia)

やることは特に変わっていない気がします。新曲を作ってレコーディングしてライブするの流れをずっと繰り返しています。 ただやっぱりあの頃ライブが上手いことできず、お客さんの生の表情がなかなか見れなかったことは僕個人としてはかなりストレスでした。バンドとしてはライブバンド!っていうような月に何本もライブするようなバンドでもないのででかい影響があったかと言われればそんなこともなく、ライブできない分制作をしていた記憶です。 意識的な部分で言うと、毎年、もっというと毎日のように変わりゆくものは二人ともあるのですが、「長く続ける」という目標が前提条件に変わりつつあり、「長く続けるためにどんな努力をしなければならないのか」という新しいステップに入ってきた感じはあります。
(Gt. 佐々木理久)

バンド全般の活動として今後やってみたいこと、チャレンジしてみたいこと、目標など

音楽業界の常識に囚われないわたしたちにしかできない活動をしていきたいです。唯一無二になりたいです。
(Ba.Vo Cettia)

今はフルアルバムの制作に取り組んでいます。12曲とか?どんな感じにリリースしていくのかはまだ未定ですが、曲が煮詰まってきた感覚からするとかなり今までにない面白い作品になりそうな気がしています。 普通のセオリー通りのバンド活動はしたくないねー何か面白いことしたいよねと色々と画策していることがあるので、アルバムと並行して色々と楽しみにしていてください。
(Gt. 佐々木理久)

[INFO]the pullovers

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Music Video

the pullovers『飽きている』

the pullovers『むてきのふたり』


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Oaiko pre. 「つづく」

Ticket (e+):

2024.5.19 Sun.
下北沢近道
open/start 18:30/19:00
-act-
・the pullovers (@the_pullover_s)
・hardnuts (@hardnuts_band)
・Hammer Head Shark (@h_h_s_band)
・とがる (@togaru_)


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