9年間のコーチ起業生活で『本気で後悔していること』について話します
個人でビジネスをやるって言ったって、そんなに難しく考える必要はないんだよ。目の前のできることを一生懸命やる。
例えば、コーチとしてやっていきたいんだけど目の前にお客さんがいないとき、どうする?お客さんがいないとコーチングはできない。だからといって何もしなければ、お客さんが現れることもない。ここで何をするか。
目の前にクライアントがいる状態でコーチとして振る舞うことなんて、コーチなら誰でもできるんだよ。大事なのはそれ以外の時間。
アプローチできる人をリストアップする?
情報発信をして出会いを作る?
できることはいくらでもあるはずだ。
僕はお客さんが目の前にいなくなって10ヶ月間、何もせずに貯金を0にしたことがある。後悔してる。「俺の価値がわかる人がいれば、いつでも価値提供できるんだけどなあ」なんて自分に言い訳して、何もしなかった日々を。
あの時の自分に言いたい。
「お前は本当にコーチとしてやるべきことをやったか?」と。
情報発信をすることだって、過去のお客さんに連絡を取ることだって、ターゲット層が集まりそうなイベントに顔を出すことも、できたはずだった。
でもそれをやらなかった。 下手に一度売れた経験があったから、泥臭いことを何もやらなかった。ブログを書かなかった。活動を人に伝えなかった。クライアントさんをもっと満足させる方法を考えなかった。
だから売れなくなった。売れなくなった時に、調子を戻せないまま「終わった人」になった。
あの時の経験があるから今は「泥臭くてすぐに報われないけど大切なこと」に活動時間のほとんどを割いてる。
お客さんと出会うための地道な活動をやれているか。
お客さんと深く関わるための、自分自身の幸せの土台をちゃんと作っているか。
どんな状況でもできることは必ずある。ビジネスだからって計画通りに進める必要はない。方向性は決める必要があるけども、道中のプロセスは「やってみないとわからない」の精神で進んでいいと思う。
「成功」の反対は「失敗」ではない。「なんにもやらないこと」である。
うまくいかなくなったとき、「何にも積み重なってない」とキツいよ。調子がいい時は大丈夫なんだけどね。
よう、おはなし屋なおと。聞いてるか?
お前、逃げてんだよな。コーチとして売れて、それで飯が食えるようになって、クライアントに囲まれていたはずのお前が、だんだん新規が取れなくなってきて。
周りの人間には「今は新しいクライアントいらないかなって〜」なんて言っていい顔してるよな。でも内心は「やばい、これ以上この状況が続いたら終わるんじゃね?」って焦ってる。なのにお前は何もしてない。
週に1回もないセッションに街へ向かう日以外は、狭い中野のアパートのずっと敷きっぱなしのうっすい布団の上で、あれはDS版のドラクエ11だっけか?ずっとゲームして、とりあえず今まで稼いだお金で凌いでるんだよな。
ああ、わかってるよ。苦しいよな。ちょうどあの時は過去のクライアントとトラブルになったり、結婚式の準備で3ヶ月に1回は飛行機に乗って地元に戻ったり、ビジネス以外も結構忙しかったもんな。
内心、その忙しさに安心してたんじゃないか?
お客さんと向き合うのもちょっと怖くなってたよな。一緒に上京してずっと隣にいてくれたマサヤが地元に帰ったのもそのタイミングだったな。
もう、どうしていいかわかんねえ、誰か助けてくれって毎日思いながらやってるドラクエは楽しいか?楽しいわけないよな。
お前が苦しいのは、稼げてないからじゃないよ。自分の中に確固たる「これで食っていく」って指針がないんだ。具体的には泥臭いことを何もやってない。ちょっと天狗になっちゃってんだよな。
お前さ、もともと地味なことちゃんと積み上げられるタイプじゃん。泥臭いこと大得意なはずだろ?なのにお前は何もやらなくなった。
ちょっと成功して自信がついて、その成功も「泥臭いことをやってきたから手に入ったもの」だったのに、それを「自分がすごいからだ」って思っちゃった。
自分に自信を持つことはいいことなんだよ。ただな、「今の自分」に自信を持ちたいがあまり、「今までの自分ができていたこと」を次第にやらなくなっていったのは、痛かったな。
お前、思い出してみろよ。起業初期の熱量をさ。最初の頃はクライアント全員に「手打ちの議事録メモ」送ってたよな。
新しい見込み客と出会うたびにデータをまとめてチームメンバーに共有して、提案しにいくメンバーのために「ヒアリングシート」や「営業進捗チェックシート」も作って、紙で印刷して常に100枚くらい持ってたよな。
あの時の熱量、どこいった?
「できることはなんでもする」がモットーなんじゃなかったのか?
もちろん議事録なりなんなりをずっとやれって言いたいわけじゃないよ。確かに非効率な部分もあった。
ただ俺が言いたいのは、「できることがいくらでもあるのに、本当は売れたくて仕方がないのに、なんでお前は家でゲームばっかりしてんの?」ってことだよ。逃げてるってそういう意味。
向き合うのが怖くなってたんだよな。本気で動いて、それでもこの現状が変わらなかったら、今まで培ってきた自信とか全部折れちゃうもんな。
ああ、わかるよ。その時期があるから今の俺があるってのも間違いないから。葛藤だよな。もうお客さんとトラブルになるの嫌だって気持ちもわかる。だからきっと今の時期はお前にとって必要なんだと思うよ。
お前はきっと「何かチャンスがあったら変われる」って思ってるし、その日を待ち侘びてるだろうけど、いっとくよ。
そんな日はこない。
日々減っていく残高をゆうちょアプリで確認しながら、ゆるやかにそれは0に近づく。そして、ある日お前は気づくんだ。ああ、もうこの生活やっててもダメなんだって。
遅かったよな。遅すぎたかもしれない。でも、そのくらいやらないときっとお前は変わらなかった。積み重ねることの大切さを知るためには「積み重ねないことでどうなるか」を知る必要があったのかもな。
だからお前はそれでいい。よかったな、その時期にラッキーで新規なんて取れちゃったらいよいよお前終わってたよ。何も気づけないまま、もう事業なんてやめて別の仕事してただろうな。
ほんと神様ってすごいよな。その時に必要な学びをジャストタイミングで出してくれるんだから。
お前に必要なのは「奇跡的なV字回復」でも「脳天をかち割られるような衝撃体験」でもない。「ダラダラして死ぬこと」だったんだ。それ以上のイベントはないと7年後の俺は断言できるよ。
だから安心してダラダラしてくれ。ちゃんと金に困ってくれ。そしてきっちりまりちゃんに土下座してくれ。お前はそこから料理を覚えるんだから。
聞いて驚くなよ?7年後のお前は「家族4人分の食事」を毎日作ってんだぞ。ちなみに子供は二人とも娘だ。
え?仕事はどうしてるかって?俺がコーチで家族全員養ってるよ。まりちゃん?もう看護師やめて4年経ってるし、今は仕事手伝ってもらいながら毎月お給料払ってる。
色々信じられないと思うけど、お前は絶望に浸り切った後にちゃんとなんとかするから。だから安心して朽ち果ててくれ。ちゃんと沈めよ。
バイト始めて客にアホみたいにでかい声で怒鳴られたりするからな。覚悟しとけ。でも大丈夫だよ。本当に向き合わなければいけないことは、どこまで逃げたって追いかけてくるから。
そう考えたら今の「3DSと部屋の壁を交互に見ながら貯金を減らす時期」が人生で一番きつかったかも。覚悟決めたあとには困ったことは何も起きないもんだよ。
だから、まあ、、、、あの、あれだ。
頑張れ。
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