『手取り16万円』が大金だった僕が起業5ヶ月で月100万円越えした時の思考手順
サムネイル画像は2016年の僕の通帳。給与は16万円で、これでも「なんの不自由もなく生活できている」と思っていた。
家賃補助が効いていたので、手取りの割には手元に残るお金は多かったように思う。ATMでお金を引き出しまくっているところがリアルだ。
ここから僕は会社を辞め起業をし、起業5ヶ月目の2月、月収100万円を超えた。「個人でビジネスをして月100万円稼ぐ」ということは一つの大きなターニングポイントだったので、とてもよく覚えている。
今日は別に月100万円の稼ぎ方を話したいわけじゃなくて、なぜ手取り16万円で満足できていた僕が月100万円なんて普通じゃない稼ぎ方ができるようになったのか?という話をしたい。
当然手取り16万円僕は、「月に100万円稼げそうだ」という気持ちを最初から持って起業したわけではない。
そもそも社会人を2年しか経験したことがない大学生に毛が生えたような男が、月100万円を鮮明にイメージできたならそれはそれで問題だ。地に足がついてなさすぎる
だからと言って「起業するなら地に足をつけた方がいいのか?」というわけではないとも思う。
地に足なんて付けてたら、怖くて一歩も足が前に出なくて当然なのが起業だ。
普通に生きていて起業の感覚が身につくなんて、実家が自営業だったり経営者一族でもない限りない。
僕も父はサラリーマン母はパートという家庭だったので、家族どころか一族総出で探しても「起業したことがある」という人間なんていない。
友人知人にも起業家どころか個人事業主も1人もいない。大学は一応卒業したがスポーツ推薦だったので使える学歴もない。
当時勤めていた会社は倉庫業務で専門職でもなんでもない。手取り16万円なのだから。
この状態でなぜ僕がそもそも起業という道を選べたのかというと、自分のこれからの道を選ぶときに「今何ができそうか」ということではなく「これからどうなりたいか」ということを考えたことが大きいと思う。
今日の文章の結論はここだ。
できそうなことを考えたら僕は「手取り16万円くらいもらえる企業に第二新卒カードを使って再就職」くらいしか選択肢がない。
僕は人生を変えたかった。
なので仕事を辞めた後に真っ先に考えたことは、「今までと全く違う人生を歩みたい」ということだった。
当時23歳僕は思った。自分はあまりに世間を知らなさすぎる。
本が好きで書店によく行っていたが、本を書くような人に今までの人生で一度も会ったことがない。
「自分らしく生きたらいいんですよ」と僕に1000回は語りかけてくれた心屋仁之助さんや「課題の分離」を教えてくれたアドラー(アドラーはいないのでアドラー心理学で幸せになった人か?)はどこにいるんだ。
探しても見つからないということは、僕が世界を知らなさすぎるということに他ならない。知らないだけで、きっとあるのだから。
ということで「今の自分が持っている限りなく狭い知見だけで今後の無限大に可能性がある23歳フレッシュなおとの人生を決めるのはよそう」というのが当時の結論だった。
なので仕事を実際に辞める時も「今までと大きく違う人生だったらなんでもいい」とだけ決めて、無職になった。
手取り16万円さえ入ってこない生活がスタート…と思った矢先に起業のコミュニティの人(のちの僕の師匠)から「個人起業という生き方があるんですよ」と聞き、「よくわからんけどまあ今までと違う人生にはなるな…」と起業の道を進むことにした。
もちろんどこぞの馬の骨かもわからん若造に無料で親身に起業を教えてくれる人はいないので、32万4000円を彼女に借りて支払った。
毎回給料を全部コンビニのATMで引き出すような若者に貯金なんてあるわけがない。
ということで起業の世界に入った僕は、「起業という世界がどんなもんなのか」ということを実際に起業をしている生き物たち(当時は本当に同じ人間だと思えなかった)から学んだ。
そして一つの結論を出す。
うん、僕が行きたい道はこっちだ。賭けてみたい。これ、全然違う人生になるな。よし。
という勢いのまま上京してさらに起業を進めることになった。
そして僕は次の「どうなりたい」を決めた。この世界で生きていくことだ。
個人でビジネスをして飯を食っていきたい。誰に指図されることもなく、いつどこで何をするかを選べ、誰と一緒に生きるのかを選べるこの生活は魅力的すぎる。
多少苦労してもお釣りくるだろ、こんな世界があると知れただけでラッキーすぎる。
「自分にできるだろうか」とは一切考えなかった。できる自分になればいいと思ったから。
できている人はコミュニティのそこらじゅうにいるので、四六時中「あなたはどうやって稼いでいるんですか」をやりまくった。
「家着いていっていいですか?」も何度もやった。
そしてわかった。理想を叶えるためには「月100万円」が必要だ。
なぜそう思ったかというと、会社員のときに考えていた「お給料」と個人が稼ぐ「売上」は全く性質が異なっていて、会社員は「毎月20万円が入ってきてボーナス込みで年収300万円」がデフォルトだけど、個人で稼ぐ場合は「100万円の月、0円の月、10万円の月、40万円の月、なんやかんやあって年300万円」が普通っぽいと判断したからだ。
ということは今の感覚のまま「月20万円稼げたら余裕で生きていけるっしょ」という考え方では確実に爆死する。
「必要な月収の3倍はMAX稼げる」くらいの火力がないと個人でやっていくのは無理だと判断した。
なので最大瞬間風速で月100万円稼ぐ必要性を強く感じた。
そこで「月100万円稼ぐにはどうしたらいいですかね?」ということを聞き込みまくり、僕の場合は「今持っているメルマガのリストを10倍にする」「高単価のバックエンド商品を作る」という2択まで指針の候補が絞れた。
前者は時間がかかりそうだったし当時取り組んでいたブログにそこまで情熱を持てそうにもなかったので、後者で行くことにした。
このタイミングで初めて「自分の中にある経験で高単価でも売りたいと思えるもの、買ってもらえるものってなんだろう」と考えた。
そこでヒットしたのがコーチングだ。むしろコーチングしかなかった。
経験があったわけではなく、自分の資質的に「深い関係性を築いて徹底的にサポートする」ことが肌に合っていると感じたし、これなら少々リスクがあっても苦労したとしてもやってみたいと思えた。
なのでビジネスの路線をコーチングに変えた。
自分の「こうなりたい」を「自分のビジネスでちゃんと稼いで食っていける状態」と定めたから出てきた発想だ。
当時の僕が普通に自分の経歴を見て「高単価でコーチングが売れそうだな…?」とは絶対に考えない。
少なくとも「売れそう」ではないからだ。
資格も持っていないし、コーチングは自分が1年ほど受けているだけだ。でもこの分野ならいける(というかこの分野しか自分の中にいけそうなものがない)と思ったので、とりあえずやってみた。
そしたら売れた。何件か立て続けに売れた。これで月100万円を越えた、というわけだ。
今日の話で伝えたいことは、「どうなりたいのか(未来)から自分にもできそうなこと(現実)を考えようよ」ということ。
今の自分にできそうなことだけで考えても、理想の未来なんて絶対出現してこない。今の自分の延長線上に理想の未来がないから悩むんでしょう。
それはすなわち、「今の延長線上に理想の未来がないから悩んでいる」のでしょう。
だったら今できそうなことの延長線上でものを考えても、理想の未来なんて得られるわけがなくない??
今までの人生の積み重ねが今日のあなたなら、アプローチ変えないとこれからもずっと今のままの人生が続くんじゃないの???
まあ人間だから仕方がないんですけどね。
僕たちの脳には「恒常性」という機能があって、変化することを嫌うようにできています。そういう仕組みなんです。
人間だもの。あなたがわるいわけでは、ないんだなあ。
だからといって「ざんねーん!!あなたのせいではないので、明日も明後日も来年も、このままでーーーす!!!」っていうのも、なんか気に食わないっしょ。
長い人生で1回くらいは、クソッタレな本能と違うパターンで生きてみたくない??俺は人間ぞ、と声を上げてみてもええじゃんか。1回くらい。
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僕がやっているライフコーチという仕事は、そんな人間の「なんだかんだ今日まで生き延びれたので明日も同じことをします」という本能を叩き割ることです。
「お前、それでいいんか?」「本当はどうなりたいんや?」と聞くのは本能に逆らう行為です。抵抗感を感じる人もいますし、頭でわかっていてもその本能に逆らうことは非常に大変です。
こちらとしても骨が折れる作業なので、そこそこ大金を積んでもらいます。それでも「そこに価値がある」と信じているので、割って割って割り続けていたら8年も経っていました。
本能に従ったら長く生きられると思うよ。でもこんなに豊かな時代で「ただ本能に従って生きてる」のは「死んでないだけ」じゃないですかぁ、と僕は思います。
もちろん個人的な思想なのでこれを押し付ける気はありません。ただ、僕は幸運にもこの時代に生を受けることができましたので、「ただ生きる」だけではものたりないのです。欲張り上等じゃ。この時代を遊び尽くさねば。
こんな野蛮な仕事も8年目を迎えており、今僕は結婚して子供も2人おり、野蛮ワークで家族を養っています。
意味不明ですがこれが僕の描いた「こうなりたい」そのものなので、大変大変満足しているというわけです。
さああなたはどうしたい?今までの延長線上でものを考えちゃダメだぜ。おはなし屋なおととの約束な。本能に負けるなよ。負けそうになったら連絡してくれ。尻をぶっ叩いてあげましょう。ただしお金はもらいます。覚悟が決まっていない人の尻は叩けません。個人的に尻を叩く趣味はなく、叩いて嫌われるリスクを負うのもごめんなので。仕事です。ビジネス尻叩き。仕事で必要な場合にのみ叩くタイプです。長い文章でしたが終わります。
👇ラジオも一緒にぜひ聞いて欲しいところ
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