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月に120万円稼ぐコーチが生まれたコーチングの話



嬉しい事があるとお赤飯を炊くタイプとうなぎに行くタイプの2種類に人は分かれますが、僕は後者です。どうも、おはなし屋なおとです。




昨日の記事の最後の方で僕は自分のことを「スキルではなく関係性を大事にしているコーチ」と表現しました。


そういえば『おはなし屋なおとが実際にどんなセッションをしているのか』という部分にはあまり触れてきていない気もするので


今日は昨日の話をもう少し掘り下げて、おはなし屋なおとのセッションについて話をしようと思います。


↓昨日の記事





とは言ったものの、僕は自分のセッションのテンプレートなどを一切作っていません。


もちろん僕という1人の人間がやっている以上、集まってくる人のタイプや悩みのポイントなどは似通ってくるものですが


50人いれば50通りのセッション進行があるわけです。


ということで、今日はみんな大好き大高あみちゃんと僕が話してきたことを振り返ってみようと思います。


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おなじみのこの人


「その大高なんとかさんってのはどなたです??」という人のために説明をすると


彼女は現役バリバリのフリーランスコーチとして活動している女性です。僕のnoteやstand.fmによく出てくる人ですね。書評を書いてもらったこともあります。


2児のママであり、昨年夏に会社を退職して独立、今年1月に出産するまでの間に月収120万円を達成したそうです。


本当の彼女の魅力は稼ぐ金額どうこうの話じゃなくて、臆病だけどガタガタ震えながら必死に挑戦しているところだったりするんだけど


わかりやすい表現をしようとすると、どうしても稼いだ金額の話になってしまいます。(ごめんねェ〜)


今でこそクライアントさんもいて、独立もしていて、自分の一番の課題(命を育てること)にもしっかり向き合う日々を送っている彼女ですが


出会った頃は確か、まだ小さな子どもを抱えて事務員をしていて、コーチとしての活動もとても頑張っていて、外から見ると「意識高く頑張っている人」に見えたと思います。


ですが僕にはどうもこの人がうまくいっているようには、思えませんでした。





僕は最初に「君は何を目指して頑張っているの?」と聞きました。


「コーチとして独立して、自分の子供にたっぷり時間を使いたい」とあみちゃん。


そんな彼女のスケジュールは、事務員の仕事と通勤と体験セッションの予定でパンパン。


いつかコーチとして独立したいのもわかるけれど、あんた今日の子育てはどうするのよ。





「でも、会社を辞めるのも大変で…」


今のあんたは、もっと大変やろうもん。


「上司に引き止められていて…」


そりゃ引き止めるわ、会社は君じゃなくて『都合のいい人材』を失いたくないんだから。


「でも、お世話になった人もいるし…」


自分の人生の課題に逃げて、苦しいのに苦しくないふりして、踏みにじられてるのに笑って、悔しくないんか?もっと自分のために怒ってよくない??


「でも…でも…」


そんな背中を命よりも大切に想っている子供に見せて、本当にいいのかい…?


「わたし…変わりたい…もう自分を犠牲にしたくない…(鼻水ずびずび)」


こんなやりとりを何回か繰り返しているとだんだん声に生気が戻ってきました。





5回目のセッションだったかな?「仕事辞める日、決まったよ。決着!」って報告をくれたんだっけ。


その後からはもう、それ以前のあみちゃんからは考えられないくらいの熱量で僕に向かってきてくれました。


「私はもっとこうしたい」「教えてくれたことは何でもする」「もっとアドバイスをくれ」とガンガンに行動を重ねていきました。


「はじめて長期のお客さんが取れたよ!私がいいって言ってくれた!!」と僕にLINEをくれるまでにそんなに時間はかからなくて、あれよあれよとお客さんが集まって、月収7桁。


コーチをさせてもらっているこっちがあっけなさを感じるくらい、彼女は一気に自由への道を駆け上がっていきました。





以上が僕とあみちゃんの関係性の中で起こったことです。いや〜、改めて見てもシンプル。


ここからはコーチとしての目線というか、おはなし屋なおとから見えていた景色について解説をしていこうと思います。これはあみちゃんにも言ってないかも。大事な話です。


解説に入る前に大前提として共有しておきたい事があります。


『どうして高いお金を出してまでコーチが必要なのか?』というところです。


僕のもとに来てくれるクライアントさんは、十分すぎるほど自己分析に取り組んでいる人がほとんどです。


その中にはコーチングをすでに受けていたり、コーチ同士でコーチングし合ったりして、自分を探求しているにもかかわらず、悩んでいます。


そのような人の思考の蓋を開けてみると、面白いことがわかります。


コーチングに関わっている人ほど『わかったつもり』になっていて、深いところまで自分と向き合えていない事が多いのです。


『自分では見たくないところを見る』という行為は痛みを伴うので、ある程度の強制力がないと自分ひとりの力ではとても立ち向かえません。


「コーチングを学んで人生が変わった」という人の人生は変わっていません。


「人生を変えるためにコーチングが必要だとわかった」だけなのです。


「知る」という行為だけで本当に完結する学びなど、存在しないのです。


むしろ「知ったつもりになる」ことで遠ざかるものの方が多い。





話を戻します。あみちゃんは優秀でした。会社では人の期待に応えて評価を受け、コーチングを学び資格を取った。


多くのコーチとの交流し、コーチングを受けることもあった。彼女に足りないものは、何だったのでしょう?


僕とのクライアント関係をはじめた当初のあみちゃんは、自分の課題を「コーチとして売上がうまく出せていないこと」だと捉えていました。


まず僕はこの課題意識がズレていると思いました。本当に売上を出すことで課題が解決するのなら、あみちゃんほど優秀な人がウジウジ悩んでいるはずがないのです。


優秀であるがゆえに「コーチングってこういうものよね」という雰囲気を理解し、最適解を探し、うまくいっている自分を演じる。


こんな状態で売上を出すのは至難の業。『コーチングに出会ってよかった風』を演じているだけなので、心から自分の魅力を伝える言葉を当時の彼女は持っていませんでした。


なのにあみちゃんは「コーチングがたくさん売れたら独立できて自分の悩みが解決する」と思っている。違うのに。そこじゃないのに。


そしてやがて「売れない自分には魅力がないのでは…?」と自分を責め、更に努力を重ねようとする。ドツボにはまっているように見えました。





このような状態になっていることを、果たして本人が気づけたでしょうか?


自分に嘘を付く習慣は、一朝一夕で作られるものではないのです。


今夜の子育ても明日の仕事もあるなかで、ひとりで自己分析をし、この事実に気づき、変えるための施策を淡々と打つことができたとするなら…


iPhoneを発明したのはジョブズではなくあみちゃんだったかもしれません。


このような『人生を賭けて作ってきた習慣』に挑むには、『信頼できる第3者からの圧倒的客観性』と『クライアントの大きな覚悟』が必要です。


その2つを揃えないことには、自分が人生をかけて作り上げてきた習慣に立ち向かうことはできません。


土台が整っていない状態でいくら上澄みに知識やスキルを乗せても、やがてそれは壊れてしまうのです。





当時のあみちゃんは『コーチとして売上を出してこの環境を出たかった』


だけど本当は『自分の選択に自信がないから、抜け出すための理由が欲しかった』


あみちゃんに本当に必要だったのは『仕事を辞めていい根拠としての売上ではなく、自分の気持ちに素直になるための勇気だった』


だから僕は『くじかれていた勇気を徹底的に掘り起こした』


そうするとあみちゃんは『売上を出すより先にやることがたくさんあると気づいた』


あみちゃんにとっていちばん大切なことは『目の前にいる息子を力いっぱい抱きしめること』


そして『息子を抱く幸せを噛みしめる事ができる生活を創ること』


その結果『売上よりも退職が先だと決心した』


苦しみながら勝ち取った自由について『言葉にしてブログに書いた』


その記事を読んで『あなたに話を聞いてほしいという人が現れた』


いつしか『誰かの希望になっていて、今度はコーチとしての取引が生まれた』





なんやかんやあって、今があるのです。


あみちゃんと僕との関係の話は、ざっとふりかえるとこんな感じです。(あみちゃん、あってる?)


もちろん、あみちゃんとのセッションはあくまで一例で、冒頭にもいいましたが50人いれば50通りのセッションスタイルがあります。


僕はただ、僕が今まで生きてきた人生全てを使ってクライアントさんと向き合って、「何について考えるべきか」を一緒に対話して煮詰めているだけです。


僕はとにかくクライアントさんと深く向き合いたいので、あんまり多くの人を相手にできません。





1回限りのセッションもあまりしません。お互いの相性もあるし、お金の工面の問題もあります。


僕は安売りしません。クライアントさんが払った金額がそのまま持って帰れる価値になるからです。


気軽に払える金額でセッションしても、僕がクライアントさんと一緒に見たい景色にはたどり着かないと考えています。


僕はお金を受け取る行為を通して「あなたはそれだけのお金を自分のために払う価値があるんだよ」と伝えます。


自分の価値を信じぬける勇気さえあれば、大概のことはうまくいくからです。


『手軽で受けやすいコーチング』という考えも素敵ですが、僕の役割ではないと考えています。


『高額でそもそもどうやって買うかすらもわからないけれど常識がぶち壊される対話』を提供することが僕の役割だと考えています。





今年はどんなクライアントさんと出会えるかな〜とウキウキしながら、暖かくなってきた春を遊びたおす、おはなし屋なおとなのでした😊





🌟追記


おはなし屋なおとはコーチング起業をして5年めの28歳です。

「人と話すことで生計を立てたい」
「起業をしてマイペースに暮らしたい」
「本当の自分らしさと向き合いたい」
「自分らしい仕事を0から作りたい」

という想いを持った人を対象に
情報発信やセミナー・プロデュースなどを
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