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「森を歩く仕事」をどう作った?なぜ全国各地から人が来る?好きなことを仕事にする手順の話
先日対面セッションを受けに北九州まで来てくれたわだきなこちゃんが森の中で
「なおとさんって本当に好きなことを仕事にするのがうまいですよねぇ」
と言ってくれて、確かにそうかもしれんなあと思ったので、今日は『好きなことを仕事にする手順」について書いていきます。
森につきました pic.twitter.com/6S7xNsIgaj
— おはなし屋なおと🗣️ (@naoto_ohanashi) October 11, 2024
イジられてる pic.twitter.com/NqdH5mFgst
— おはなし屋なおと🗣️ (@naoto_ohanashi) October 11, 2024
動画に映っている場所は僕の近所にあるでっかい自然公園で、「おはなし屋なおとと言えばあの森」というようにいわゆる『定番』になっている場所です。
僕はこの森が大好きで、「いつかこの森を歩くことを仕事にしたいな」と思っていた時期がありました。
今では全国各地から「おはなし屋なおとと一緒に森を歩きたい!」と言って飛行機や新幹線に乗って人が会いにきてくれる状態で、多い時には5人くらい来てくれる月もあります。
実際に僕は森を歩きながらセッションすることでお金をもらっているので、「森を歩くプロ」とも言えるかもしれません。
たぶん今回わだきなこちゃんが言ってくれたのもそういうことで、「自分が好きなことを仕事に繋げる力」みたいなものに興味を持ってくれたんだと思います。
どうやって森を歩くことを仕事にできるようになったのか。その経緯と手順を話すことで、0から自分で仕事を作りたい人の何かヒントになればいいなと思います。
森の発見から「森歩き」が仕事になるまで
僕がこの森と出会ったのは約3年前でした。クライアントとして毎月受けているコーチングセッションで、たまたま見つけた公園。
僕は毎回コーチングを受ける日はコーチと車でいろんなところに行くのがお決まりなんです。
ファミレス、公園、サウナ、山、海、そして森と、ありとあらゆる場所の力も借りながら対話するのが僕たちのスタイル。
その日は確かコーチの家に僕が車で迎えに行って、「今日は行きたい場所が決まってないんですよ、とりあえず車走らせていいすか?」って当てもなくドライブしてた気がします。そこで出会ったのがこの森。
自然公園があること自体は知っていたのですが、地図で見たときに「ここってこんなに広かったですっけ?とりあえず行ってみません?」と僕が提案したのがきっかけでした。
いざ車を停めて公園の中を歩いてみると、びっくり。こんな場所が北九州にあっただなんて。
ワクワクしながら歩き進めて「この辺が端っこか?」と思ったら出てくるゲート。
名前と緊急連絡先を書かないと先に進めない。電波も入らない。新幹線が止まる駅から車で15分たらずの場所にこんな森がある。
「これってヤバないすか?」とテンションが上がりっぱなし。すごい場所だ。
感動した僕は「てつさん、俺ここ仕事場にするっすわ。俺がクライアントだったらここ来たいもん。ヤバいっすよ、これ!」とコーチに言ってました。
でも冷静に考えたら「俺がクライアントだったら」じゃないっすよね。お前クライアントじゃん。何言ってんだろう。
で、僕が最初にやったことは「この感動をnoteに書く」でした。すぐ書きました。書いた記事がこれです。
そしたらすぐに反響が何件かあって、そのうちの一人が「一番最初に森を歩きたいです!」と言ってくれたので、そのまま森に呼びました。
はい、あっけないんですけどこれで「森を歩くこと」の0→1は達成です。その時のことを書いた記事もあります。
まさか記事を1つ書いただけで「森を歩く仕事」が取れるとは思っていなかったのですが、世の中には物好きな人もいるんですね。
現にそのときに来てくれた人は「なおとさんがなんか面白いことを始めたので、一番最初に行ったら記憶に残るかなって」と言ってました。
とりあえず思いついたら誰かに伝えること。それだけでも売れちゃうことってあるんです。
ただ、この記事でこのまま森会議の仕事が取れ続けてとんとん拍子に…っていう訳ではありませんでした。
一人でひたすら森を楽しむ
確かに森を歩くことを仕事にしたいとは言ったけれど、そして幸運なことにすぐに仕事にはなったけど、別に「仕事じゃないと森を歩いてはいけない」っていうルールはないんですよね。
そこからの僕はひたすら一人で森を歩いてました。
リラックスしに行くこともあったし、YouTubeの撮影に入ることもあった。カメラを買ってからは自然の写真を撮りに行くこともありました。
とにかく森を楽しんでたんですね。「仕事にしたい」もクリアしたし、まあいっか〜って。
でもだんだん「こんなに素晴らしい場所を独り占めしてていいのか…?」って気持ちがむくむく湧いてきて、落ち着かなくなってきたんです。
そうすると人を呼びたくなりました。ちょうどその時はコロナの流れも落ち着いてきて、オンラインでやりとりをしていたクライアントさんたちとも会いたい気持ちがあった。
「そうだ、クライアントさんたちを呼んで森を歩けばいいんや!」と思いつき、今度はクライアントさんたちを森に呼び始めました。
いつの間にか「なおとと言えば森」になっていった
クライアントさんたちと森を歩いて、「さいこうやで〜!」というのをひたすらSNSにあげていくと、新規の問い合わせがまた入るようになったんです。
最初にあげた記事からじゃなくて、公式LINEでいきなり「なおとさん、あの森に連れてってくれませんか」みたいな。
こっちも「あの森?どの森よ?ああ、あの森か?!」という感じ。こっちも募集したことすら忘れてましたからね。
とにかく内輪で楽しんでいたら、新しい仕事にも繋がるようになりました。
そして今では「なおとさんと言えば森っすよね」というような状況に。
一人の時に森の中で撮りまくっていたYouTubeもいつの日かたくさんの人に見てもらえて、「いつか自分もおはなし屋なおとと森を歩きたい」という気持ちで僕をウォッチしてくれている人も多いみたいです。
ほんま、ありがたいっすわ。こっちはただ楽しんでいるだけなのに。
今はクライアントさんとも歩くし、新規の方とも歩くし、別に「森会議をやります!」って募集をかけてるわけではないんですけど、しょっちゅう仕事で森に行くようになってます。
一人でいくことはほとんどなくなりました。家族で行くことはよくあります。子供連れにも最高な場所なので。
実は最初に記事を書いて半年くらいして、森の近くに引っ越したんですよ。
たまたまいい物件があって、それが森の近所だった時には「おぉ…呼ばれてるやんけぇ…」と鳥肌が立ちましたね。
そんなこんなで気付けば「仕事にもプライベートにもなくてはならない存在」になっていた森。以上が僕が森を歩くことを仕事にした経緯です。
で、結局何をしたかって言うと…
今日は好きなことを仕事にする『手順』がテーマなので、せっかくなので要素を分解して「結局好きなことを仕事にするために何をしたのか」というところも解説していこうと思います。
正直、この一連の流れを「狙ってやったか」と言われると微妙なところです。
もちろん狙ってはいたけど、ここまでうまくいくビジョンは見えてなかった。
「計算通り…」とほくそ笑んでいるわけではありませんし、「この通りにやれば好きなことは仕事になるよ!」って言いたいわけじゃありません。あくまで参考に、ね。
①感動して心が動いた(原体験)
②コーチに宣言した
③考えたことを形にして伝えた
④お客さん関係なしに楽しんでいた
⑤身内で楽しんでいる様子を発信した
⑥イメージが定着した
①感動して心が動いた(原体験)
まずシンプルに「仕事にしたい」って言うのは、「これでお金が稼げそうだ」って感情からはじまってません。自分が感動したから、他の人にも味わって欲しいなっていう純粋な気持ちです。
共有したいほど心が震えた、というところから始まっているのではないかなと。
だからこそ何か仕事を作る時っていうのは、ベースとなる原体験が重要だと思っていて。ここが弱いと「伝えよう」って思えないんです。
というか別に「森で金稼いでやんぜ!」って思ってないんですよね。普通にここヤバいから一緒に歩かんね?っていう気持ち。
②コーチに宣言した
これも意図してやったわけではないんですが、僕はコーチと二人三脚で10年くらい人生を作ってます。
「コーチに発した言葉には責任を持ちたい」という心理状態が作れているので、無意識的にも仕事にする方向に向かっていったのだと思います。
多分口にしてなかったら記事にしてなかったと思うし。
③考えたことを形にして伝えた
一番大きいのはここかもしれないです。とにかく今考えていることを今考えているまま、記事にして出した。他人に見せたってことです。
反応があったのはぶっちゃけラッキーだったと思うんですが、そのラッキーは出したからこそ起こったもの。
これは森会議だけじゃなくて、コーチングを仕事にした時も全く同じ原理が働いたんですよね。コーチしてることを面と向かって人に言ったから、ご縁が生まれた。
言わないことは絶対実現しないんです。「プロのライフコーチやってます」と言わないと、お客さんはそもそも買うことすらできないから。
僕はとにかく思いついたことがあったら人に言うし、発信に出します。反応とかなくていいんです。
ただ1%でも「それ面白いね!」って言う人がいれば仕事なんていくらでも作れちゃうし、現に僕も1本目の森会議はそうやって取ってるので、伝えることだけは絶対にやった方がいいと思います。
④お客さん関係なしに楽しんでいた
たとえ依頼がなくたって関係なく僕は森を楽しんでいました。僕の目的は「森を楽しむこと」であって、「森で金を稼ぐこと」ではないからです。別にお客さんがいなくたって森は楽しめる。
むしろ「仕事にならないなら好きなことすら楽しめない」って本末転倒じゃないですか。だから僕は一人で週4とか森を歩いてました。おかげで動画もたくさん取れたし、楽しかったです。
⑤身内で楽しんでいる様子を発信した
③と被るかもしれないんですが、僕はとにかく「楽しんでいるようす」を外に出せば仕事なんていくらでも作れると思ってます。
もちろんお客さんと一緒に楽しんでる姿が次のお客さんを呼ぶのは想像に難くないと思いますが、それだけじゃなくてもできることはいっぱいあるはず。
僕はクライアントさんを呼んで、「この森最高ちゃう?!」と言いまくってました。それを動画にして外に出したりすることで、新規の問い合わせも増えました。
⑥イメージが定着した
森に誘う、歩く、発信する、人が来る、歩く、発信する…を繰り返していくうちにイメージが定着したようで、お客さんの方から「森に行きたいです」と言われるようになりました。
最初からこうなってたわけではなくて、少しずつ少しずつイメージというのは定着していくのだと思います。
今では毎月のように森を歩く依頼が入っていますし、僕から提案しなくてもお客さんの方から「森に連れてってくれ」と言われます。
最初からこの状態を目指してたら何をやっていいかわからなくて詰んでたんじゃないかな。
【まとめ】もしあなたが何か仕事にしたい「好きなこと」があるなら
「好きなことを仕事にしたい!」という人に僕から伝えられることとしては、その好きなことを思いっきり楽しんで欲しいということですね。
僕の経験上、心が震えるほど楽しいと思えることは、全て仕事になる可能性があると思います。
だって自分の心が震えているんだから、同じように心が震える人が必ずいるはず。
自分が感動したことを自分の言葉で人に伝える。そのために最適なこのnoteであり、情報発信です。
「金にならないんだったらやらない」って態度は本当にもったいない。
仕事にしたいほど好きなことなら、仕事にならなくったってやりたいはずです。
まずあなたがそれをやればいい。そして原体験をたくさんして、人に伝えたらいい。
現に僕も何度も一人で森を歩いてるんです。その時期だって楽しかった。そうやって楽しんでいる姿を見て「私も一緒に楽しみたい!」と思った人がお客さんです。
だから楽しんで。それを発信したらいいよ。
今回は『森会議』っていう「好きなことが仕事になったパターン」を紹介しましたが、あくまでこれはうまくいったケースです。
僕の中でも「好きでハマったけど仕事には繋がらなかったこと」なんて山ほどあります。
例えばゴルフとか。一時期うちっぱなしに行きまくっていたのですが、コロナ禍ということもあり、お客さんとゴルフをすることは今のところ叶ってません。
でもゴルフから学べたこともたくさんあったし、「仕事にならなかったから意味なかったな」とは全く思ってません。というか今後なっていくんじゃないかな。
(僕はホール回ったことないので、その時は手ほどきからお願いします)
あと伝えられることは「好きなこと単体で仕事を作ろう」としなくていいってことです。
僕はコーチングを仕事にしているので、「コーチングセッションをする場所をカフェから森にした」だけで新しい仕事が一つゲットできます。
他にもキャッチボール、ドライブ、サウナ、カメラ、食べ歩き、海、なんでも「今日のコーチングはこれをやりながらしまーす!」というだけで好きなことは全部仕事になります。
コーチングだって「原体験があって伝えることで仕事にできたもの」だったので、仕事は作れば作るほど相互作用が起きて、新しい仕事が作りやすくなります。
カメラにハマった時の記事も見つけました。今では「プロフィール写真を撮ってくれ!」と依頼を受けることもありますね。
↓今回のセッションでもプロフィール写真を撮らせてもらったよ📷
「原体験」と「発信媒体」と「一人でも楽しむ気持ち」があれば仕事はいくらでも作れると思います。あとは「作れる!」と思う気持ちかな。作れると思ったら作れますから。作れないと思ってたら作れない。簡単なことですよ。以上です!
「私フリー素材なんで!好きに使ってくれて構わないです!」と言ってくれたわだきなこちゃんへ。好きに使わせてもらいました。サンクス。
【おまけ】そういえば、好きなことを仕事にし続けてきた人生だった
今回の記事を書いて思い出したんですが、「好きなことを仕事にする」って僕の人生のテーマでもあるんですよ。
僕、新卒から「好きなこと」で就職してるんですね。スポーツの実業団選手として入社したところからキャリアをはじめました。
22歳から好きなことで飯食ってたんです。
スポーツの世界はどうしても実力社会なんで、結果を出すしか競技を続ける方法がなかった。
だからめちゃめちゃ頑張って、続けることはできたけど「もう頑張れねえ」ってなりました。
あの時はめちゃめちゃ辛かった。人生かけてやってる好きなことを楽しめなくなっちゃった自分に気づいたんですね。
好きだったことが好きじゃなくなっていく寂しさとか、「仕事だから結果を出さないと周りに迷惑がかかる」みたいなプレッシャーとかで、年齢的な選手寿命はまだだいぶあったのに、引退しちゃいました。
悔しかったんですよね。だから「好きなことを仕事にする」に関しては人一倍執着が強い。
ただ結果を出すだけでもダメなんですよね。楽しくないと続けられない。
それは本人の「楽しもう」という意識だけじゃなくて、「楽しむことで自分も周りもハッピーになる」という環境を作ってこそのこと。
だから僕は「コーチングを楽しめなくなったらコーチングはやめよう」と思ってます。
好きなことを仕事にする人生っていうのは、好きじゃなくなったら仕事にするのをやめるってこと。生き方なんです。
生きるために働くんじゃない。幸せになるために働いてんだって俺たちは。お金を稼ぐだけなら好きなことなんて仕事にしなくていいんですよ。
むしろ平日に働いて稼いだお金で土日に好きなことをすればいい。その生き方の方が絶対楽です。
ただ、僕は嫌なんですね。ずっと好きなことをやってたい。自分の心震える原体験を人に伝えて生きていきたい。
それはアスリート時代の「結果を出すことでしかコミュニケーションの手段がなかった」という苦しさから来てるのかもなあと思いました。
生き方なんだよなあ。結局。いい気づきが生まれて僕もハッピーです。
この記事がだれかのハッピーに繋がったらこれ以上ないくらい嬉しいことだなあと思います。
「好きなことをやらせてもらってるんだからある程度は我慢」っていう考え方は僕の人生には採用してません。その先には苦しさしか待ってないんです。
だからあなたが笑ったまま経済が回るように仕事を作る手伝いがしてえんすよ。それが僕の起業コーチとしての原体験なのかもしれません。
「結果さえ出せばいいんでしょ」という考え方で好きなことを仕事にして、僕は大きな代償を払いました。大好きなスポーツを志し半ばで辞めることになった。
学んだことも大きいしあの出来事には感謝してるんですが、本当に悔しかったんすよ。
あなたの人生はあなたが決めてよい。あなたがどう働くかもあなたが決めて良い。あなたが「仕事にしたい!」と強く願ったものは、ちゃんと仕事になる。
そのサポートをやってる人間がおはなし屋なおとなんだなって思いました。
自分語りおわり。お付き合いあざした。
ーーー
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【おはなし屋なおとのプロフィール】
生き様で経済を回せるライフコーチの育成|起業8年目のライフコーチです。個人向けのセッションサービスを累計2500万円以上売ってきた経験を使って、起業のコーチングをやってます。コーチングの売り方を5万字書いた有料noteを無料で公開中です⬇️
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