子育てもビジネスもぜんぶやっていくための工夫論【ひとりコーチビジネスの話】
『決める』という行為は膨大なエネルギーを使う。1日に決断できる回数は有限。そして育児はその決断量のほとんど全てを持っていく。育児しながら何かしてる人、ほんとすごいよ…誰があなたたちを否定しようと、僕はそのすごさをわかってるよ…だから「何もできてない」なんて言わんといて…
— おはなし屋なおと (@naoto_ohanashi) January 9, 2022
決断できる数に限らず、この世に存在する全てのものは数量限定である。
1日は24時間だし、ご飯は1日に６回も７回も食べられないし、仲のいい友達は100人も作れない。
僕たちはつい自分の持っているものが無限にあると思ってしまう。その最たるものが育児だと僕は感じている。
僕には今生後3ヶ月の娘がいる。妻はずっと家にいて、僕もフリーランスなのでずっと家にいる。
２人体制で1人の赤子を見ているのに、僕たち夫婦のリソースはほぼ全てと言っていいほど使い切っている。
こんなことを言うと、世の中の子供を育てているほぼすべての人から「大人が2人家にいたら楽勝でしょ」と言われてしまうだろう。
わかっている。僕たちは恵まれている。というか2人で全力育児をするために何年も前から準備してきたんだ。
この状況は思いがけなく手に入ったものではない。２０代前半からこの時のことを見据えて収入の柱を作ってきた。
そして僕たちも同じように「大人が２人いれば楽勝だよね」という気持ちで出産の日を迎えた。
そして感じた。全然楽勝じゃない。2人いれば確かに物理的には楽なんだ。手が４本あるし、足も４本ある。
ただ育児に２つの脳みそは不要である。決断による脳の消耗は、脳の数が１つだろうと２つだろうと関係ないからである。
むしろ意見がぶつかることによる消耗の方が激しい。詳しくはこの後話す。
「決断による消耗」から、今日伝えたい「やり方を工夫しようぜ」というテーマを見出した話をする。5分ほどおつきあいください。
感想は引用RTか公式LINEにください。記事に掲載されるかも。
子育てもビジネスもぜんぶやっていくための工夫論【ひとりコーチビジネスの話】｜おはなし屋なおと @naoto_ohanashi #note #未来に残したい風景 https://t.co/8x5sNgzlML
— まー ｜居場所で人を自由にするコーチ (@ma_tomarigi) January 9, 2022
「何もできなかった今日」の悲しみを、弾丸にしてしまいがちな日々を生きている今、に温かなお湯を手渡された読後感。
この文章を書いているまさに今日のこと
今日は日曜日で、日曜日はOFFある。
おはなし屋なおとは基本的に『おしごとすきすき人間』なので、休みを意図的に設定しないと365日なにかしら稼働をしてしまう。
だから水曜日と日曜日はOFFにしている。
OFFといってもやることは変わらないのだけれど、「今日は！！！OFFなのである！！！」と思いながら過ごす1日は気分が違う。
朝の散歩もいかないし、普段見ない録画も見る。スナック菓子もチョコレートも食べる。
OFFの話はこれくらいにして、決断の話である。今日はOFFだった。朝寝坊もしたしお昼寝もした。
なのに僕は今とても疲れている。身体的な疲れではない。精神的な疲れだ。
育児は決断の連続である
お風呂を先に入れるかミルクを飲ませるか。何時に寝かせたいから今は何をしなきゃ聞けないか。大人のご飯を先に済ますか後回しにするか。
うちの娘の自己主張も少しずつ強くなってきた。脳が発達してきたんだろう。『泣き』のレパートリーが増えた。
「ハラヘッタ」「ウンチシタ」以外にも「サミシイ」とか「ネムタイ」とか「ヘヤガクライ」とか。
「いやいや眠たいなら寝ろよ」と言いたくなるけれど、赤子とはそういうものらしい。レパートリーが増えたおかげで「これは何泣き？」と考える手間が増えた。
基本どんな泣きでも抱っこすると泣き止むのでややこしい。
だっこ→置いたら泣く→30分経過→置いたら泣く→おむつ見たらおしっこパンパン→「おむつ泣きやったんかい！！」
ということがしょっちゅうある。
子供の成長はどんどん加速する
そして最近さらに昼の眠りが浅くなった。生後3ヶ月を過ぎると脳が急に発達し始めて、音や光に敏感になるらしい。
日中はずっと起きている。だから夜くらいなんとかぐっすり寝かせてあげたいのだけれど、そのためにはある程度夜のルーティーンを固定してあげるといいと本で読んだ。
それがめちゃ難しい。ただでさえ僕たちは「慣れない決断の連続」で決断疲労を起こしている。冷静じゃないのだ。
気づくと2人ともボォ〜っとしている。決断に疲れているから、身体的には何もしてないに等しいのに、精神が疲労している。
「はっ！もう夜19時じゃん！1日終わる！なんもしてねえ！」「今からお風呂入れたら次の授乳何時？」「晩御飯の鍋今から作っても40分かかるよ」「そしたら最後のおっぱい夜中になっちゃうじゃん！」「どうするどうする！」「ウワァ〜！！！」
そんなことをしているうちにあっという間に日付が変わっている。これがうちの毎日だ。
「何もしてない」じゃなくて、「何かをする力が残っていない」が正しい
自分自身が子供を授かる前から、僕の周りには子供を育てながらビジネスに挑戦している人が周りに何人もいた。
クライアントさんが「最近なんにもできていなくて…」と自分を責めるようなシーンは何度もあった。
その度になんとか想像力を働かせて「そんなことないですよ！あなたは頑張っています！」と伝えてきたつもりだったが、実際に育児を経験してみてわかった。
そんなこと！！ないぞ！！！
あなたはよく頑張っているとかそういうレベルじゃなくて、ビジネスのことを1秒でも考えられている時点で、１０００００００点！！！！
全集中できる時間なんてほとんどない
この記事を書いている今この瞬間だって、僕は泣く赤子の様子を３回は見にいっている。
見にいくたびに暴れて布団から落ちている赤子を定位置に戻してはあやし、扉を閉め、を繰り返しているのだ。
僕がブログを書けているのなんて『ネタ切れが起きない仕組みをこさえる＋２オペ』の環境があるからであって、もし僕が1人ならブログなんて書けない。断言できる。
それだけ大変な状況だからこそ、前回の記事で触れたような「努力することよりも努力のやり方を考えること」にフォーカスしないと、難しい。
前回の記事⬇️
だって人間の脳みそには限りがあるから。子供は親のビジネスのことなんか関係ない。泣きたい時に泣くのである。
僕と同じような状況にいるひとり起業家さん、聞いてくれ
どうか自分を責めないでくれ。たとえ１文字もブログが書けなくったって、１円にもならない時間が何ヶ月何年と続いたって。
あなたは「なにもしてない」なんてことないんだよ。すきま時間が1時間あったとして、その1時間をぼーっと過ごしてしまったとして。
真面目なあなたは自分を責めるだろう。「時間があったのにやらなかった」「何もできていないじゃないか」そう感じるだろう。
だけど忘れないでくれよ。あなたは日々膨大な量の決断をこなしている。
あなたが気を抜いた瞬間に死んでしまうかもしれない、自分の命よりも大事に思える生命体をずっと守りながら生活しているんだ。
こんなこと言ったら誤解を招くかもしれないけど、言うよ。ビジネスなんて子育てに比べたら楽勝だよ。だって相手は大人だもん。
赤子とコミュニケーションが取れるわけでしょ？
日本語が通じるんだぜ。しかも相手は自分で選べるんだ。ご飯の世話もしなくていいし、夜泣きもしない。最高じゃない。
たしかに大人の皮を被った子供みたいな人も、言葉が通じているようで全くコミュニケーションが取れない人もたくさんいるけれど。
そういう人を相手にしなくていい工夫さえすれば、自分の存在そのものを喜んでくれる人さえお客さんにできれば、「仕事が最高の息抜き」みたいな状況に持ち込むことだってできるんだよ。
明日成功しようとしない！
ビジネスの作り方なんて、ましてや『個人のコーチが自分の名前でお客さんを集めて作っていく小さなビジネスの作り方』なんて、だれも教えてくれないからさ。難しく感じてしまうこともあるかもしれない。
でもね、諦めちゃダメだ。不可能じゃないんだ。だから工夫しよう。
明日成功することは無理かもしれない。来月理想の状態を作ることは難しいかもしれない。
だけど少しずつ、工夫しながらやっていけばいいんだ。子供を育てることで手一杯なら、新しいことは始めちゃだめだ。すでにあるものを使うんだ。
大人の戦い方をしようぜ
あなたの手元に少しの時間とほとんど０に近い精神力しか残っていないなら、それでも続けられる発信方法を模索するんだ。
いいかい、大事なのは『100点のものを出すこと』じゃないよ。完成度なんてクソくらえだ。
作品の良し悪しを決めるのはあなたじゃない。見る人、つまり読者やリスナーだからね。
あなたの仕事は「あなたが無理なく出せるものを当たるまで出し続けること」だから。
ネタがないなら日常でイラッとしたことを3秒使ってメモに書いておいて、子供が寝てから１０分間で300文字くらいのブログを書いたらいい。
「２０００文字くらい書かないとブログじゃない」なんて誰が言った。100字でも300字でも100000字でもいいんだよ。
その時間もないなら音声配信だ。ラジオはネタさえ考えておけば5分で収録し、5分でアップロードできる。
下手でも出してりゃうまくなる
自分のデータフォルダに入ってある一番いい写真を適当にプロフィールにして、「えーっと、あのぅ…」なんてモゴモゴ喋る音声をアップロードしたらいい。
大丈夫、人間は賢いからやっているうちに上手になる。
この記事だって今3200字くらいのボリュームで書いているけど、今のところ使った時間は1時間くらいだ。
構成も下書きも何も練っちゃいない。一筆書き。しかも全集中できてるわけじゃない。
子供が泣くたびに中断されてる。それでも書けるのは『慣れと工夫』以外なにものでもない。出すんだ。出してりゃ上手くなる。
書きたいことが山ほどあるから、もっとローコストに書けるようになりたいんだ
今僕は「自分が生きている毎日がネタの宝庫」と思って生活している。実はこの記事以外にも書きたいテーマがたくさんある。
そう言う時に限って「こういう記事を書いてほしいです」というリクエストが来る。僕は全てに応えたい。楽しいから。
だからこそ低コストでハイクオリティの物を出せるように日々工夫している。
育児が本業で、本業でブログを書いている人よりも面白い文章が書けたら、カッコいいじゃん。
だから僕は自分にある限られた時間と持っている能力、そして決断疲れでほとんど残っていない『脳力』を振り絞って、この文章を書いている。
だからあなたも見つけてほしい。自分だけのやり方を。新しい知識なんて学ばなくていい。スキルなんていらない。
いきものとしてのピークを過ぎた僕たちの戦い方
あなたがもし15歳なら教科書から入ってもいいだろう。でもどうせ、こんなnoteを見ている時点で、いい年こいた大人なんだろ。
だったらさ、持っているもので勝負しようぜ。僕たちの脳みそはもう「新しいことを素直に取り入れてすぐに自分のものにできる」ようにはなっていないから。
いきものとしてのピークは過ぎてるんだ。いつまでも若い時の戦いかたを引きずってちゃ、ダメだぜ。
持っているものを組み合わせて戦うんだ。
時間がないなら時間がなくても出せる方法を探せ。
そこに活路を見出せば「私もあなたと同じ状況です、その方法を教えてください！」って人が必ず現れる。その人と仲良くするんだ。
そうやって点と点をつなげて線にして、輪を作って土地を作り、村は町になり、町は街になり、やがて国になる。
あなたが幸せになれる場所を作れ！
与えられたもので満足できないなら、自分で作れ！
ということで今日の話を終わります。もう4000字だぁ。日に日に筆が進みやすくなっている。
かけるコストはどんどん下がっているけど、クオリティは上がっている。これだったら無限にできる。さあどうなる。
ということで！明日は頂いたリクエストが溜まっているので、それに応える記事を出したいなあ。
あ、また赤子が泣いている。パパをお呼びかな？待っててね〜！！！！あかりちゃん大好き〜！！！！！
以上です。明日もきっと書くね！
⭐️追伸
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