フィリップ・ソロレス

フィリップ・ソロレスという人は、中沢新一の『チベットのモーツアルト』(講談社学術文庫)の「極楽論」を読みながら知った。「極楽論」では、ダンテの『神曲』で、ダンテが地獄から煉獄、そして天国と変わっていくとき、自分が感じる気持ちが変わっていき、そこを「極楽論」では、かなり入れ込んだ文章で作者中沢新一は、書いておられるのであるが、その時に参照されたのが、ソロレスの「ダンテとエクリチュールの横断性」という論文で、それは『ロジック』という本の中に掲載されている。アマゾンで検索したが、その本は見つからなかった。

「極楽論」は、最後は拾い読みであったが、なんとく共感できたと思いつつ、この本のタイトルにある「チベットのモーツアルト」を読み始めたのであるが、ここにも、作者中沢新一は、フィリップ・ソロレスという人の本を引用しながら、論を進めている。ただ、ここではジュリア・クリステヴァという思想家の人の引用を頼りに論を進められるのであるが。

先ほどは、グロービスのオンライン講座で、ビジネスモデルとバランススコアカードを視聴した。それから、丸谷才一の『エホバの顔を避けて』を少々読む。東京のコロナは昨日は124人だったかと。二次感染という人もいる。テレワークを継続するが、経営に関するオンライン講座はすごいと思った。本は読むが、時間がないからだ。その時に、キーワードの連発でメモライズできる。改めて、すごいと思った。