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聞き手が感動する!詩・メロディ・ボーカルの秘密
玉置浩二のアシスタントディレクターからキャリアをスタート。高橋洋子、Akeboshi、SCANDAL、CECILなど多数の作品を残し、自らも作詞、作曲、編曲、ギタープレイヤーを兼任しながら、音楽出版社やレコーディングスタジオ経営まで、豊富なエピソードを交えて語る、音楽クリエイターとパフォーマーのためのコラムです
はじめまして、大平太一です。小学5年生の時にビートルズに打たれてポピュラー音楽にハマり、長じて自らのバンドのデビュー経験を経て、その後レコーディング音楽のディレクターという仕事を35年余り続けています。
いつからか、自分のモノづくりと人材育成の経験を活かして、プロ、アマチュア問わず、幅広く歌ったり作詞作曲をする人に向けた、実践的な音楽のパーソナルコーチングのようなことが出来ないだろうかとずっと考えて来ました。
楽器のレッスン教室は定着していますし、今はちょっとネットで検索すれば、ボーカルや楽器、DTMのスキルを身につける為の情報が驚くほどたくさん見つかります。
ただその多くは、音楽用ソフトの使い方とか、コードやリズム、練習法などを提供するいわゆる初心者向けのハウツーものか、あるいはSNS活用法のようなマーケティング視点ものが多く、音楽を作る上で僕が一番大切だと思っている「聞いた人にどう伝わっているか」という観点にフォーカスしているコンテンツは少ないようです。
極端な言い方ですが、僕は「音楽は作者と演奏者が50%、残りの50%は聞く人の心が作っている」と思っています。だから、ここでは音源制作のノウハウを教えたり、音楽雑誌のような論評をするのではなく、あなたの音楽がどう伝わったら、聞き手の記憶に残ったり感動したりするのか、という話を中心にしていきます。
実際に多くのアーティストやクリエイターと出会い、35年間で自分自身が学べたことを元に書いていこうと思います。僕よりも実力実績をお持ちのディレクターはたくさんいますが、僕なりにあなたに有益な読み物になるよう心がけるつもりです。
あの大ヒット曲はどうやって生まれたのか。覚えやすいメロディと覚えにくいメロディの違い。聞き手の人生と結びつく歌詞。など、時には脱線するかもしれませんが、あまり堅苦しくならないよう、読みやすくて面白いコラムを目指していきますので、老若男女、プロアマ問わず、皆さんのミュージックライフを豊かにするヒントにしていただければ幸いです。
※このコンテンツは過去に有料で実施された講義講演内容を含むため、一部の記事は有料とさせていただく場合があります。
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