407. 口先だけの女
最近、特に口先だけの女が増えたと思っている。こんなことがしたい、あんなことがしたいと言ってアドバイスを乞うておきながら、一向に行動にうつさない女のことだ。
特に、コロナを言い訳にすればなんでも許されると思っているのか、もう少し落ち着いたら、収束すればと言って、延々と行動を先延ばしにする。そして、貴重な20代、30代の時間を刻々と減らし続けている。
この、表面上はやるやると言っておきながら、行動が全く伴っていない人たちの根本には、かまってちゃんの要素が多分に含まれている。やる気はあるから、私をうまく導いてという、他力本願の欲望が渦巻いている。
私は以前、女性を導くことが男の役割であるということを書いたが、このようなかまってちゃんの欲望を満たすような導きはお勧めできない。私はこういう時、大きな行動、中位の行動、小さな行動を3つ提案し、小さな行動を実際に実行したかどうかで導くに値する女かどうかを決めている。
また会いたいというのであれば、土曜日の11時に待ち合わせ、行きたいところの候補を連絡する、明日またおはようと連絡するという行動を上から順に提案し、本丸の「明日またおはようと連絡」できるかどうかを確認し、それすらしないのであれば、それっきりこちらからは連絡しない。
行動しないのは、もはや現代病ではないかと思う。昔から行動するのは5%未満だと言われてきたが、今はさらにその5%程度ではないかとすら思う。行動しない人間の気持ちを入れ替えさせて行動させるのはもはや至難の業だし、おそらく不可能だ。これからは、よりナンパのマインドである「行動する準備のある女性から順番に報われるよう我々が頑張る」スタンスを強めていくべきだろう。
とにかく集客が大事ということになるが、自分たちの行動力が異常な分、ここまで人生に消極的でやるやる詐欺を繰り返し、一向に言っていることとやっていることの不一致が常態化して改善しない人たちの溢れ返りぶりを目の当たりにすると、それがストレスというか、悲しみというか、大人としての情けなさを感じるようにすらなってくるのが私の最近の悩みになっている。
「え?この人ろくに挨拶すらできないの?」
まあ、こういうシチュエーションの遭遇率はここ2年で急激に上昇しているのは間違いない。
梅田王子