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【ネタバレあり】シリーズの過去作とは違うえいがさき

映画虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会第1章が公開されてから最初の土曜日、地元の映画館で見てきました。

映画を見て「μ's、Aqoursのときとは違うな」という印象を受けました。
※楽しむために映画の予告、PV関係は一度も見ずに臨んでいます。

現実のネタを仕込んでいる

先に現実でリリースされたアイテムを、あとからアニメに登場させる。
TVアニメのときに行われた手法が映画でも見られました。

個人的に印象が強かったのは「ヤダ!」プレート。
発泡スチロール製で持ち手が折れやすいアレ。

ライブ終盤で「次で最後の曲となってしまいました」と言われたら掲げたものです。
掲げたら持ち手が折れましたが…。

まさかの映画デビューで驚きました!

対立の描写表現

ランジュ - エマ、ランジュ - ランジュママが互いの想いを口にする、それぞれのシーン。

柱や記念碑を背景に持ってきて2人の間に境界線を作り上げる。
この表現が想いの交錯や対立を表していると解釈しています。

TVアニメでも同様の描写が見られました。
恐らくこういう表現が好きなスタッフさんがいるのでしょうね。
わいも好きやで。

ただ、第1章だけではμ's、Aqoursのときと比較して物足りなさを感じる

μ's、Aqoursのときは一本完結の映画。
そこにストーリーが詰め込まれていました。
最終的には卒業という大きな変化が盛り込まれています。

映画虹ヶ咲の場合は、ひとつのストーリーを3つに分割して3部作にしていますね。
その都合で初回である第1章中の変化が小さくなってしまったのかもしれません。

変化が大きいほど感情移入しやすい。
(〈これさえ知っておけば、小説は簡単にかけます〉より)
過去作品と比較したときの物足りなさは、この変化の小ささにありそうです。

とはいえ虹ヶ咲を感じる映画

終盤、歩夢ちゃんとランジュが交わしていた言葉「競い合って前に進んでいく」。
同じく彼方ちゃんの「競い合っても仲よし」。

虹ヶ咲のキーワードである「仲間だけどライバル、ライバルだけど仲間」。
μ's、Aqoursとは異なるキーワードが今回の映画にも反映されていました。

彼方ちゃんの競い合っても仲よしという言葉を聞いてμ'sとAqoursとの違いを改めて感じました。

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