(妄想記事)2021橘ありすバースデーライブレポート【中編】

※このライブレポートは、筆者の妄想であり、フィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。


2021年7月31日(土)、都内某所にて、346プロ所属のアイドル・橘ありすさんのバースデーライブイベント『これまでの。そしてこれからの、ありすの物語  〜橘ありすバースデーライブ2021〜』が開催された。
本記事では、その模様を３回に分けてお届けする。

ライブも中盤戦に入り、続いて披露されたのは「咲いてJewel」。橘さん、塩見さんに加え、二宮飛鳥さん、速水奏さんがステージに登場し、「CAELURA」のメンバーがほぼ揃う、豪華な陣容でのパフォーマンスとなった。
ほんの数分前までコメディーのようなやりとりをしていた橘さんや塩見さんが、一転してクールな楽曲を歌っているそのギャップに、会場中のファンは完全に魅了されていた。

続いてステージが暗転し、少しのインターバルを経て現れたのは、橘さん、相葉夕美さん、高森藍子さん、新田美波さんの、戦乙女「アインフェリア」メンバー。
そうなると披露されるのは当然「生存本能ヴァルキュリア」で、平均年齢がやや大人寄りのユニットながらも、その中で橘さんが、決して見劣りしない存在感を終始見せていたのは流石だった。
ただ、CAELURAに続いてこちらも、ユニットの一員である鷺沢文香さんは登場せず。先日の総選挙でシンデレラガールに輝き、現在多忙を極める彼女が出演できなかったのは仕方がないことだが、いつかはユニット全員が揃ったパフォーマンスも見てみたい。

彼女の持ち味でもあるクール系楽曲が続いた後は、この日３つ目の企画「ありすちゃんお誕生日おめでとう！！　バースデーケーキプレゼント」。
ステージ袖から、橘さんの大好物であるイチゴがたくさん乗ったバースデーケーキが登場し、ステージ上の多くのアイドルから祝福を受ける中、橘さんが一生懸命にロウソクをフーッと吹き消した。
ロウソクを吹き消した後、新田さんがケーキ中央のイチゴにフォークを刺し、橘さんに「あーん」の体勢を求めると、会場は何故かヒートアップ。橘さんは恥ずかしそうに遠慮するも、新田さんの根気に負けて大きなイチゴをほうばり、「美味しいです」と、とても素敵な笑顔を見せていた。

ライブも後半戦に入り、最初に披露されたのは、櫻井さん・村上さんとの「イケナイGO AHEAD」。
人気TV番組「チャレンジ⭐︎アイドル」のEDテーマに最近採用されたことでさらに人気上昇中とあって、イントロが流れた瞬間の歓声も実に大きかった。
この３人は同番組内で「ダブルダッチ」という競技縄跳びに挑戦したこともあってか、非常に完成度の高い、団結力を感じられるパフォーマンスを見せてくれた。

続いて披露されたのは、これもTV番組と縁が深い「Hungry Bambi」。この曲は本来、対決方式のメンバー選出オーディション番組を勝ち上がったアイドルのみに与えられる曲だったが、実は水面下でライバルであるはずのアイドル全員が一丸となって合格を目指し、見事全員が合格をつかみ取ったという、番組のセオリーを破壊したことで話題となった曲だ。
そんな橘さん、市原仁奈さん、佐々木さん、棟方愛海さん、遊佐こずえさん、龍崎さんの話題のユニット「キュリオスター」全員が集まってのパフォーマンスに、会場が沸かないはずもなく、先ほどに負けず劣らずの大盛り上がりとなった。

「Hungry Bambi」の披露が終わったところで、ここで本日４つ目の企画「一番Hungryなイチゴ好きアイドルは誰だ！？　ききイチゴ選手権！！」がスタート。
参加者は「カルト・タチバナ」に続く企画参加となる村上さんに、先ほど「Hungry Bambi」を披露した遊佐さん、そして満を持して、本日の主役である橘さんもメンバー入りしたことで、会場から「ありす」コールが巻き起こる事態に。
勝負のフォーマットは、２つのイチゴを食べ比べて、どちらが高級イチゴかを当てるという某正月特番を思わせるもの。
優勝者には「美人姫」という１粒数万円もする超高級イチゴがプレゼントとあって、俄然やる気に燃える様子の橘さんだったが、結果はまさかの初戦敗退。
自信満々な姿からの不正解とあって、最初は少し笑いが漏れていた会場のファンも、ショックからか膝から崩れ落ちて10秒以上動けずにいる橘さんを目の当たりにしては、言葉を失うしかなかった。

ちなみに優勝は、「こっちのほうがおいしいー」と正解を淡々と選び続けた、ダークホース・遊佐さんに輝いた。

ー【後編】へ続く