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「いのちの電話」「生きづらびっと」がつながらない現状に思うこと

恐らく今日(2022.5.16)までのニュースになると思いますが、上島竜兵さん死去で伝えられる、

悩みや不安を抱える人は、抱え込まず、相談できる窓口があります

というアナウンスで、いのちの電話、生きづらびっとの紹介があります。

僕はこれまで何度かお世話になりましたが、なかなかつながりづらい!
つながった時は思いのたけを伝えます。
その時はとてもすっきりするけど、つながらなかった時の失望は耐えがたいものがあります。

今回の訃報はあまりにも大きく伝えられ、辛くなってる人が急増していると思います。

恐らく、悩みを抱えてる人の大半が、つながらずに失望していると思います。

今回の上島さんの一件で、「芸能界の闇ではない」つまり、「日本の闇」だということをツイートしている方がいらっしゃいます。
全くその通り。
今、日本は、死にたいという人が目立ってると思います。
自殺者は年々減っているらしいですが、若い人の自殺の割合は増えているそうです。

どんなに多くの窓口を作っても、すぐにいっぱいになる現状…、多くの人が耐えがたいと思います。

20年前の無職になった時の失望感を思い出しました。
あの頃は派遣切りが横行していて、職を失い、ニュースで「いのちの電話がパンク状態」と伝えられました。

僕もその時いのちの電話にかけましたが、なかなかつながらず、つながったと思ったら、ご老人と思われる相談員が、
「もう終わってもいいかしら??」
と辛そうに話して切られてしまったことがありました。

今も、相談員も相談者も辛い現状でしょう。

今の日本って、孤独になりやすいのかも知れません。
SNSで多くの人がつながれる現状ですが、部屋で一人でいることが多い、ポジティブじゃなきゃいけないなどなど、苦しくなりやすい時代だと思います。

孤独に関しては、何か話が出来る場所をもっと多く作ってくれないかと思います。

僕は、親子関係に難がある人たちが集まれるサークル風の会合に出ています。
月1回です。
毎回とてもすっきりします。

そんな、何でも辛い人が集まれる場所が、もっと増えればと思います。

また、ポジティブじゃなきゃ駄目だ(開運出来ない、夢が叶わない)という風潮も変わって欲しいと思います。
ネガティブならネガティブのままでもいいと思います。
ネガティブだからこそ、普段の生活が色々チェックできると思います。
無理にポジティブにすると疲れますよね、僕も何度も疲れました。

Aqua Timezの歌にも「♪辛い時辛いと言えたらいいのになぁ」という歌詞がありますが、世の中、そうなって欲しいと思います。

陰キャでいいんですよ。
悩みがどんどん言えればいいんですよ。
陽キャが陰キャを助ければいいんですよ。

今回の訃報を機に、そんなことを思いました。
上島竜兵さんのご冥福をお祈りするとともに、もっと世の中がもっと優しく、寄り添えるようになって欲しいと思いました。

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