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自宅内リモート環境を構築(計画編)


目的

私はゲームグラフィックスに関わる仕事をしているので、自宅でも最新ゲームのグラフィックスを確認したり、ゲームエンジンやCGの自習をします。
従来は据置コンソールハードとモバイルゲーミングPCを使い分けていましたが、これをもっと効率よく快適にするため、自宅内にゲーミングPCのリモートデスクトップ環境を作ろうと思いました。

具体的には、自宅のリビングに据置型のゲーミングPCを設置し、同一ネットワーク内の軽量なノートPCからのリモートデスクトップで常時それを使用します。同時に一応TVにも接続しておき、大きな画面でグラフィックスを確認したい時にはそちらを使うようにします。
これによって、
・ゲームエンジンやCGの自習…軽量ノートPCで高性能ハード性能を扱う
・最新ゲームやCGの確認…大きなTV画面で詳細までチェック

ということを実現したいと思います。さらにこの方法であれば、
・外出先でもノートPCからインターネット経由で高性能ハードが使える
というメリットがあるかもという期待もしています。

設計

さしあたり、こんな構成を考えてみました。

全体の構成

全体構成図

ホストとなるゲーミングPC(以下親機)は、無線ルーターから有線LAN接続。HDMIでの映像出力は途中にスイッチャーを挟み、TVとダミープラグを切り替えられるようにします。
キーボード、マウス、ゲームパッドなどの入力機器はBluetoothで無線接続します。
最後にクライアントとなるノートPC(以下子機)は、親機と同じルーターにWiFi接続し、同一ネットワークに含めます。

リモート使用時

リモート使用時のイメージ

この構成を自宅内リモートでノートPCから使用する際のイメージです。
親機と子機は高速リモートデスクトップツールの Parsec を使って接続します。同一ネットワーク内なのでインターネットを介さず、高速に接続できるはずです。Parsec を使うと入力機器もノートPCに接続したものを使用できますが、同時に親機を直接操作することもできるはずなので、ゲームパッドだけは直接親機に接続することで入力遅延を抑えようと思います。キーボードとマウスも同じことができますが、これらは遅延が極端でなければノートPCのものをそのまま使いたいです。
HDMIはTVに接続したままでもよいのですが、もし別の部屋で操作してる時に誰かに画面を見られたらイヤな感じなので、ダミープラグに切り替えておきます。
こちらを通常状態とします。

直接操作時

直接操作時のイメージ

こちらはリモートを使用せず、直接操作する際のイメージです。
グラフィックスの確認以外にも、リモートの不調やメンテナンスのために必要だと考えています。特に変わった構成はなく、HDMIのスイッチャーをTV側に切り替え、日頃は目立たないところに収納したキーボードとマウスを使って操作するだけです。

さらにこの構成はそのままインターネットからの接続にも対応できるので、構築後は自宅外からインターネットを介しての接続もしてみたいと思います。

懸念事項

特別難しいことはやっていないと思いますが、それでもいくつか懸念はあります。
・そもそもParsecで常用にストレスを感じない速度と品質が出せるのか?
・自宅のネットワーク環境がこの構成に適しているか?
・HDMI出力のスイッチングがどこかに悪影響を与えないか?
・親機にログインしていない状態からリモート操作可能か?
などなど…。これらはネットで調べるといろいろな情報が見つかりますが、最終的には環境によるものが多く、試してみないとわからないことが多そうです。

次回、機材編

この計画をもとに、すでにPCや機材を購入、注文しています。
次回は機材の紹介になる予定です。
一応、誰に読まれてもいい文体を心掛けていますが、基本的にこれは自分自身に向けた備忘録のつもりで書いています。



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