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「起業の科学-スタートアップサイエンス」でOpenAI以前のサム・アルトマンを読む

訳あって、この週末はPCを離れて大掃除したり映画を観たり家族と語り合ったり勉強したりして過ごしていた。


ブックオフで普段見ているコンピュータサイエンスの書棚の隣、マクロ経済学やスタートアップ研究の書棚を眺めていたら、良い本に出会った。

著者は 田所雅之氏 @TadokoroMasa

2017/11/2の発刊で、279ページ。

スタートアップが必ず直面する課題とその解決策を、時系列に整理。
失敗を潰せる「科学的な起業」の教科書。
あなたの失敗は99%潰せる!
日米で複数の起業経験を持つ
アントレプレナーにしてベンチャー投資の経験もある著者が、自分自身の起業経験、投資経験を踏まえて「科学的な起業」の考え方を時系列でまとめました。
これまでの起業での自らの失敗も踏まえ、どうすれば起業の失敗を避けられるのか。
著者は、5年前から研究に着手しました。
そのために集めた情報は膨大です。
◎1000人以上の起業家、投資家を取材
◎起業に関する理論書と、起業家の自伝300冊を熟読
◎起業家のブログ500本、講演動画1000本を解析
その研究成果をまとめた1750枚のスライド、「スタートアップサイエンス」は、全世界で約5万回シェアという大きな反響を呼びました。
このスライドの内容を基に大幅加筆したのが本書です。
従来は、スタートアップが成長する過程で、いつ、何を達成すれば目標に向かって前進できているのかを確認できるものさしとなる情報がほとんどありませんでした。
もし、スタートアップの成功に有用な情報があったとしても、様々な書籍やブログ、動画などそれぞれのパッケージの中に散らばっていました。情報を探すにも、読み込むにも膨大な時間が掛かり、忙しい起業家にはなかなか活用しにくいものでした。
そこで、本書では、起業家がカスタマーから熱烈に愛されるプロダクトを生み出し、スケール(事業拡大)できるようになるまでの考え方を20ステップで整理しました。
アマゾンやフェイスブックのような『大成功するスタートアップ』を作ることはアート(芸術)かもしれません。でも、この本で示した基本的な型を身につければ『失敗しないスタートアップ』は高い確率で実現できるのです。

概要より

≪主な内容≫
第1章 IDEA VERIFICATION(アイデアの検証)
第2章 CUSTOMER PROBLEM FIT(課題の質を上げる)
第3章 PROBLEM SOLUTION FIT(ソリューションの検証)
第4章 PRODUCT MARKET FIT(人が欲しがるものを作る)
第5章 TRANSITION TO SCALE(スケールするための変革)

非常に面白いのと「自分事」なので、ステップに従い丁寧に読んでいるのですが、(OpenAIではなく)Y-Combinator時代のサム・アルトマンがけっこう出てくるのが興味深いです。

"Y Combinatorのインタビューでは誰がその製品を心の底から欲しがっているのか?を聞くベストの答えは、製品を欲しがっているのは起業家自身であることで、次によいのは、ターゲットユーザーをものすごく理解しているのが分かる解答だ” -サム・アルトマン

本書の紹介は何回かに分けてやっていきたいのですが、

スタートアップが課題の解決から入るのは常識ではあるんだけど、今日は「3つの要素をどれだけ持つかに依存する」という話。
・高い専門性
・業界(現場)の知識
・市場環境の変化(PEST)に対する理解度

そうねー!なるほどね~!という気持ちとともに、OpenAIへの理解がさらに深まり、かつ、自分に少し自身がついた一日でした。

来週からも頑張っていくぞ!

以上書籍の紹介でした。


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