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Agust D TOUR 'D-DAY' IN US (Oakland) - Suga

二日間を通して

一日目のスタンド。奮発して101ブロックの一列目を取った。遮るものがなくてたまげた。横から3番目の席だったんだけどよりステージに近い箇所だったので自分で購入しておきながら席を眺めて数分茫然とした。席もあり荷物も置けてゆったりみれた、実際にはゆったりはさせてもらえなかったけど。

結論からいうと、いきしなの飛行機でセトリも確認して掛け声も練習していって最高潮に楽しめたライブだった。ユンギペン達がこぞって彼を「king」と言ってる意味がわかったような気がした。雰囲気がアイドルのそれじゃなくてアーティストって感じで観客と一緒に、みたいな和気藹々とした感じじゃない。こっちも真剣に応援しないと飲み込まれてしまうような凄まじさがあった。スタジアムが呼吸しているような、躍動しているような。Agust D の楽曲、ライブのために作りましたみたいな曲ばっかりじゃんね。

Suga of BTSじゃなかった。Agust Dだった。BTSの誰かというよりもアーティストだよなあ、これ他メンバーもここまでのライブやれるの?ちょっとわかんねえっす。語彙がゴミでごめん。素晴らしかったんだ。

スタジアム2階席からも3階席からも姿がよく見えたと思う。7人で埋めてきたスタジアムを1人で埋めることのプレッシャーがあったと思うんだけどAgust D様はそういうの関係なかった。バンタンの時の、いえーい、皆!きたよお!ニコニコ!みたいなのは一切ない。付き合ってる男が馴染みの彼女の家に無言で玄関で靴脱いでずかずか入ってくる感じ(伝わらないよなあ)。愛想がない笑。アメリカアミの熱量もちょっとやばいってかんじで声は張るわ、謎の「オッオッオ」みたいな掛け声。あと男性のアミがクソデカボイスで「ゆんぎいいいいいあいらぶゆううううう!」言っててすごかった。あれ嬉しかっただろうな。1日目からだいぶ声が低くて喉を痛めてることはよくわかったけれど、それも、、なんというのかな、語弊があるかもだけどライブ感があった。あと歌は普通にうまかった。


アーティストと観客が対等というか、観客あってのアーティスト、アーティストあっての観客のような、全体感というか一体感を要求されていたな。バンタンの時は和気藹々なんだけど、今回はやるかやられるかみたいな、こっちも真剣なんだからおめえもやぞ?っていわれてるような鬼気迫るステージだった。

エクステをつけているらしく後ろ髪が長かったのもいけなかった。長髪男子全然好みじゃない私だけど妙に色っぽくて脳みそがバグった気がした。嘘偽りなく似合っててカッコ良かった。ステージの後ろに大型モニターがあるので、そこに大きくユンギの姿が映るんだけど、ため息が出るほど美しかった。実際にアミ達は「oh...no」みたいな溜息のような吐息ともつかぬ声を出しててもう沼が深すぎた。そらそうよね‥、、、そうなるわ。

そこまで大きくないユンギの体から出るオーラがステージ、スタジアム全体を覆ってた。何度もいうけどこれ他のメンバーも同じ事できるの?とんでもないグループだなおい。

ギターを弾いたりピアノで見せたり、たまに口に含むお酒でさえ目眩がするほど色っぽくてグッときた。でも派手な演出というよりはマジのSuga魅せますみたいなライブだったように思う。Agust D好きが痺れるようなセトリだし、今回のアルバムだけじゃない、ひと繋ぎのD-Dayの一つの完結した物語を見たように思う。

二日目のフロアは更に距離が近くなり、「あ、BTSの人ってマジで存在してるんだな、生きてるんだな」みたいな小学生みたいな感想しかでない謎の気持ちになった。フロアの向かって右側に陣どり前から3列目位だったので途中ステージを移動するときに手を伸ばせば触れられるんじゃないかという距離(実際はそんなに近くない)にユンギを見た時に、生きてる人なんだなという2回目の感想を持った(語彙)。距離が近くなると人間なんか錯覚するんだな。もう私たち出会いましたよねみたいな気持ちになる(出会ってませんし、相手はあんたのことしらねえです)。いやわたしジンペンなんですけどね。そう自分に言い聞かせると同時に、散々見てきたyoutubeやデジタルコンテンツより、やはりLIVEなのだという気づき。同時に最推しがこんなステージやったらどうなるのかという背筋が寒くなる想像さえ容易くできた。怖い。恐ろしい。吐いて倒れそう。


多分、まだ全編消化できてないんだと思う。なんかほら感想が曖昧でぼんやりしてる。言語化できてなくてまとまりがない。素敵な言葉が紡げる人が羨ましいなぁ。

サウンドチェック


行ってよかった。行く前から界隈がザワついてタイムラインから消えてしまった人もいた。私をミュートしたりフォローを外した人もいるだろう。日常的にキムソクジンについてを呟き散らかしているのでアメリカに行く程なのにユンギに触れてないと思われ気分を害してる人もいるだろう。

それでも


一人のアーティストを見に行って大満足して帰ってきた。カメラに収めた物もあれば、肉眼で私だけのユンギも見れた。財布も圧倒的に軽くなりまた日常が始まるけれど、私の人生にパッと小さな花が咲いたような、そんな瞬間だった。ユンギありがとう、ありがとう。愛してるよ。私なりに精一杯応援できたと思う。


様々な事情でいけない、行かない、あるいは行きたくてもいけない中、気をつけてね行ってらっしゃいと言ってくれた貴方。レポートまってるねといってくれた貴方。もしかしたらそっちの方が財産かもしれない。いつか、自分が行けなくても誰かの力になりたい、なれますように。

最近どこにも行ってないもんねと何も言わず送り出してくれた家族。元気に帰ってきてねと言ってくれた義姉。帰って来たら話聞かせてねといってくれたお友達。小さい細やかな応援に支えられて私はまた日本に帰ってきました。ありがとう。


今度はハワイに行きたい()

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