012:「わたし」はどこまで?

魅力を感じた相手のことって、
全て知りたいし触れたいし味わいたいと思いませんか?

以前の記事のとおり私は「全部知りたい」が性欲の原動力です。
それは普段は隠された身体の特定の部位に限らず、
あるシチュエーションの中だけで見せる表情や声色・しぐさ・口調も含みます。
触れるものはだいたい触りたい。
ただ「味わう」は条件つきです。



この世にはさまざまな分泌物フェチが存在します。
唾液、涙、汗、血液、糞尿、垢などなど。
どうやら「好きな相手から分泌生成された物質を自分に取り込みたい」が共通する原動力のようです。


私の場合はそれが「相手の身体から離れていない」ならOK。
たとえばキスして唾液が混じるのは気にしませんが、一方的に流し込まれると気持ち悪いです。
涙や汗も、肌を伝っているものは触れたり舐めたり俄然したいですが
身体から離れてぽたっと滴り落ちてくるとギョッとします。
血液は舐めたことないですが肌に滲んでたら舐めたいと思うかも。
糞尿は生理的衛生的にそもそもすいません…。
あと髪の毛は肌から生えてるうちは気にしないのに一度抜け落ちたら完全に汚物扱いです。
もはや自分の髪の毛すら落ちているのは嫌いなので1日7回掃除機かけます。


身体そのものだけでなく、分泌物や形のないものまで
どこまでを「わたし」とするのでしょうか。
「わたし」が生成したものは身体から離れてもなお「わたし」なのでしょうか。
自分に分泌物フェチの気がないのでわからないですが
それらの方々はその物自体が好きなら
誰から生み出されたかは関係ないのでしょうか。
あるいは好意や性欲を持った相手に限られるのでしょうか。


まだまだ知らないことがたくさんあるようだ。
性癖研究部の活動はつゞく。