007:定義の境界線
Q.性癖ってこれといってパッとしたものがないんですけど…
A.むしろ、一言で表せるジャンルのほうが厄介
この世には81億の性癖ありなむ。
つまるところ一人一人でツボるポイントが違うということです。
「ドMです!」といっても、命令されたい・痛めつけられたい・叩かれたい(手?鞭?)・物理的に拘束されたい・辱めを受けたい・奉仕したい・発狂するほど気持ちよくされたい、と色々あります。
受ける対象次第な人もいれば誰でも無条件OKな人もいます。
オムライスが好きといってもフワトロぱっかん系か町中華の固い卵巻き系か、
トマトかデミグラスかはたまたクリームソースか、
みたいなものでしょうか。
おもちの好きオムライスは絶対ぱっかんトロトロ系トマトソース一択です。
写真や説明の事前情報がないお店のオムライスは
隣の席の人が食べてるのでも確認しない限り怖くて頼みません。
でも味のついたご飯に卵が乗ってたら全部「オムライス」だと認識はできます。
性的嗜好には本当に色々なジャンルがありますが
比較的聞き馴染みがあるSMほど性癖のサラダボウルな世界はないなと思うこの頃。
奉仕も羞恥も主従も苦痛もMと括られがちですが中身が全く違います。
さらに相手との関係性が重視されるほどサブミッシブ寄りになっていきます。
どこまでがMでどこからがサブかの境界線もふんわりしています。
もはや本人が何と言い表すかの問題です。
お互いが100%に近い満足を得るには的がぼやけているわけにはいきません。
スイートスポットを狙うには5W1Hが明確なほうがいいです。
その探り合いのためには言葉で、身体で、対話が必要だと思います。
いいセックスはいいコミュニケーションから生まれる!
たくさん話して、相手の顔や身体の反応をよく見よう。結論。