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シンプルフェイバー(2018年公開)

今日は初洋画の紹介。
と言いつつ、実は洋画の方が圧倒的に観ている本数多いのであります。
今回はそんな自称洋画好きが初めて「パケ観」した作品を。

“A Simple Favor”(邦題:シンプル・フェイバー)
『ささやかな頼み』という小説を原作とするミステリー映画。
原作小説の出版を待たずして、映画化権が販売されたという異例の作品です。

お気に入り映画『ピッチ・パーフェクト』でおなじみのアナ・ケンドリックと
ドラマ『ゴシップガール』や『アデライン、100年目の恋』で個人的可憐さNo.1女優であるブレイク・ライブリー
が別々の方向を向いて立つパッケージ。
他の誰でもない、私得の映画だと確信しました。

しかし、スリラー・ミステリージャンルということを知らなかった私は
大好きな女優2人に目がくらみ
とんでもなく深い沼のようなミステリー映画に飲み込まれてしまったのです。
ではあらすじを。

ステファニー(アナ・ケンドリック)は、夫に先立たれ、息子と2人で保険金を切り崩しながら慎ましい生活を送る主婦。料理や家事に関するビデオブログを運営している。学校ではPTAの仕事を率先してやるタイプで、周りのパパママからは少し浮いた存在。

一方のエミリー(ブレイク・ライブリー)は、ファッション業界で活躍するキャリアウーマン。学校の活動にはほとんど参加できず、他の保護者からは冷ややかな視線を送られている。夫である元有名作家のショーン(ヘンリー・ゴールディング)と息子とともに豪邸で暮らす。

そんな正反対の2人はある時から「親友」と呼べる存在になる。

エミリーは次第にステファニーに自分の息子の迎えや世話を頻繁に頼むようになっていった。
あるとき、いつものようにエミリーから息子の迎えを頼まれ、ステファニーは自分の息子とともに家で預かっていたが、一向にエミリーは姿を現さない。ショーンも心配し、警察にも相談するがエミリーの情報はなかなか手に入らない。エミリーは親友の力になりたいとの一心で、エミリーの息子はもちろんのこと夫のショーンのお世話もするようになる。ブログで情報を募ったところ、エミリーの目撃情報が届く。急いでエミリーを探しに行くステファニーだったが…

愛する息子を置いて忽然と姿を消したエミリー。
一体どうして、そしてどこに…

2人の「友情」はこの失踪の謎を解決することができるのか。


映画でミステリーを観ることの醍醐味は、先の展開を考える余地を与えてもらえないところにあると思っています。文章で読んでいるときは自分のタイミングで読むのを止め、次何が起こるかを予想することができますが、次々と展開されていく映画においてはそれが許されません。じっくりミステリーを味わいたい人にとっては何ら利点じゃないのかもしれませんが、そのスピード感こそが、私は映画ならではの魅力だと感じています。

映画は考えて観るものではなく、観て考えるものだと思うのです。

ぜひ、二大名女優が演じるミステリーの行く先を見届け、考えてみてはどうでしょうか。

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