その爛熟はいつか咲く花のために
この記事は #川村文乃アドベントカレンダー の11月24日(16日目)になります。
どうも、まるまいです。
僕は好きな言葉がありまして、それが
「根っこが腐っていてはジューシーフルーツは実らない」
という言葉なんですね。
これはオモコロチャンネルの永田さんが仰っていた言葉なんですが、その言葉のパワーからたまに思い出しては自分を律することがあります。
僕がアンジュルムを知った頃。直近でリリースされた曲は「はっきりしようぜ・泳げないMermaid・愛されルートA or B?」でした。
僕が初めて川村さんを見た時にはもう十分すぎるくらい素敵なお姉さんで、グループの中核を担う重要な人なんだなと一目見て分かるような逞しい人だと感じたのを覚えています。
そんな川村さんを強く意識し出したきっかけとしては、松本わかなちゃんと川村さんの2人がたべっ子どうぶつのファンであることが大きかったです。
そこから川村さんとわかなちゃんがまるで姉妹のような関係を築いていく(例:服のお下がりをあげる など)のを微笑ましく思いながら見ていました。
そんな川村さんの卒業が発表される。
僕が真っ先に感じたのは、わかなちゃんは大丈夫だろうかということでした。(案の定崩れ落ちて泣いていたらしい)
僕が先にわかなちゃんの事を思い浮かべてしまうほど、松本わかな越しに見える川村文乃さんというのは暖かくて、素敵で、無くてはならない存在でした。
川村さんの勇姿を見ていると、どこかわかなちゃんと重ねてしまう部分がある。
パフォーマンスや性格に違いはあれど、同じ土壌で育った木のような、同じ息吹を感じる事がある。
そしてその感覚は今回の卒業でも等しく訪れている。
僕は何となく、わかなちゃんがアンジュルムを卒業する時、それは芸能界からの引退も意味するのではないかと考えていた。そしてその考えは今回の川村さんの勇退で尚更考えることになる。
この芸能界引退というのは、何よりアンジュルムを心より愛したその結果であると僕は思う。(勿論、芸能界に残り活躍する諸先輩方もそれぞれ美しいアンジュルムへの愛を持っていることは明らかである)
川村さんもわかなちゃんも、どちらもスマイレージ・アンジュルムの事が加入する前から大好きだ。そんな彼女らにとってアンジュルムというのは夢の到達点であり、そしてまた誰かの夢となる為のステージでもある。
アンジュルム卒業と共に芸能界引退をするというのは、川村さんにとって愛すべきべきグループへの最大の敬意の表れではないだろうか。
メンバーが卒業する時に、どんな形であれ彼女らなりの最大限の愛を見せてくれることを、川村さんな教えてくれた。
僕は個人的に、わかなちゃんの卒業公演というものを楽しみにしている。これは決してわかなちゃんが卒業して欲しい訳では無い。ずっとステージで輝いていて欲しいが、決してそうではないのは分かってしまっている。
その残酷を分かってしまったからには、卒業公演で全力で泣き叫んで、今までの自分のオタクとしての活動を、応援を全て精算したい。そうやって過去の自分を褒めてあげたいのである。今日もまた、いつか自分を褒める為に今日も僕はオタクをする。
そんな事を、川村さんの卒業から強く感じた。
もちろん、もう表舞台に出てこないというのは、とてつもなく悲しい。
しかし、それに負けないほどのキラキラとした輝きを同時に感じたのである。
川村さんの卒業公演に向けたツアーの名前は「ROOTS」ということで。
「根っこが腐っていてはジューシーフルーツは実らない」
大樹を支えるには、相応の土台が必要だ。
川村さんの根っこには、はちきんガールズとしての活動や大好きなアンジュルムへの想いが詰まっている。
その根は十分すぎるほど頑丈で逞しい。勿論、その上には大きな幹がそびえ立つ。
その樹になったジューシーフルーツが地に落ち、土地を潤す肥料となる。
いつかその地に咲く花のために。