さようなら… Java
事の発端はOracleの公開したJavaのライセンス変更の告知から始まった。
そして、Oracle Java SE 8 Update 211 / 212、11.0.3 LTS、12.0.1 が 4 月 17 日に公開された。
これまでサーバ・クライアント版ともに商用目的でも無償で利用できたJavaが新しいライセンスのもとでは「個人利用・開発目的」に限られることになる。
会社で稼働しているJava系のプログラムは軒並み「アウト!」って感じだ。
古いバージョンを使い続ければ良いわけだが、セキュリティ意識が高まっている昨今ではそんな無謀はことは許されない。
OracleのJavaを使わない場合にはOpenJDKを利用する道が残されているが、既存の環境はすべて試験をやり直す必要も出てくる。
昨今Javaでなくてはならないプロダクトもかなり減っているし、クラウドを利用した時のOracleデータベースのライセンスが跳ね上がったとき
すでに「脱Oracle」の道筋は出来上がっていたと思う。
愛しのJavaよ。
今まで楽しかったよ、ありがとう。
昔はJava Appletを作ってはブラウザに貼り付けてたくさん遊んだよね。
君がSun MicrosystemsごとOracleに買収された時にはちょっとどきっとしたけど、
とか言う話もあったし、少し安心してたんだ。
でも、心のどこかで「なんか、、マズイな」っていう思いがあって、私も含めて徐々に君(Java)から手を引いたよね。
それからというもの C#, Ruby, Go, JavaScript/Node.js, Python 、、いろんな言語で遊んだよ。
でも、オブジェクト指向に本気で取り組んだ時や、windows/mac/linuxのどれでも動く環境を作りたいときには、やっぱり君にお願いしたね。
でもね。もう、、、ダメなんだ。
私の周りのすべてのコンピュータで君に別れを告げたんだ。
もっと大きな圧力が、君と付き合い続けることを許してくれないんだ。
皮肉なことに、
これが役にたったよ。君の家からダウンロードして君を消す事になるとはね。
たくさんあるソースコードは、アーカイブという棺に入れて、もう探すことも無いディスクの片隅に沈めておくことにするよ。
さようなら、、Java。