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#44 22/23 Bundesliga 第10節 FC Bayern München vs SC Freiburg

はじめに

現地時間16日19:30kickoffのゲーム。
舞台はMünchenにありますアリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)。
9節終了時点で3位と2位の上位対決。

バイエルンは前節ドルトムントに苦いドローを喫するも、UCLでは得点力を見せつけとりあえずGSの突破を決めた。それでもプルゼニに2失点するなど課題が残るゲームに。今季絶好調でいまだ1敗のみのフライブルク相手には強度の高い気持ちのこもったプレーが求められる。

今季ウニオンと共に躍進を遂げているフライブルクはバイエルンよりも勝ち点を2多い状態で直接対決をむかえる。トップリーグでのタイトル獲得がないこのクラブは近年中位を彷徨っていたが、11/12シーズン途中から指揮を取る熟成されたシュトライヒのチームがこのタイミングで花を咲かせた。日本人選手である堂安も所属し活躍を見せているため注目の目が集まるゲームになることは間違いない。昨季王者に対して大番狂わせを起こしたい。

直近4試合の戦績

昨季はバイエルンのシーズンW。
なんとフライブルクがバイエルンに勝利したのは2015.5.16のゲームまで遡る。
バイエルンは7年以上負けておらずお得意の相手となっているようだ。



前半kickoff

プレスの際は4-1-3-2
グレゴリッチュとシャーデの2トップ。堂安は3枚の右。エッゲステインとヘフラーが交代交代で1アンカー。


2分 堂安のシュート
   →枠外

4分 シャーデのシュート
    →デリフトのブロック

5分 デイビスのミドルシュート
    →わずかに上に外れる

9分 フレッケンのキックミス
   →キミッヒのシュート

13分 フレッケン攻セーブ見せるもニャブリが頭で押し込み先制 1-0

13分 ニャブリのヘディングでゴール

◎デイビスのスピード活かした折り返しにサネがシュート。フレッケンが反応し止めるも、こぼれ球にニャブリが素早く頭で押し込んだ。公式戦3節ボーフム戦以来のゴールとなった。


16分 変化をつけたコーナーからギンターの
          シュート
    →チュポモティンのブロック

21分 ニャブリのシュート
    →フレッケンのナイスセーブ

26分 左サイドギュンター抜け出してチャンス

33分 先発起用に応える見事なシュート チュポモティンで差を広げる 2-0

33分 チュポモティンのゴール
    (A)サネ

◎キミッヒを軸としたPA付近でのパス回しからエリア内のサネに良いパスが入る。踊らされたフライブルクはすぐにサネに寄せれず時間を与えてしまう。チュポモティンにパスが入るもカバーにいけたのは1人のみで、交わされて見事なゴールが生まれた。

37分 サネのシュート
    →枠外

39分 ニャブリのシュート
    →フレッケンのナイスセーブ

44分 デイビスの圧倒的なスプリント

45分 前半終了


前半総括 2-0

バイエルンは立ち上がりこそキミッヒが抑えられ思うようにボールが運べなかった。ただデイビスのスピードを活かした攻撃から先制点を奪ってからは徐々にバイエルンペースに。再びニャブリに決定機が来るなどチャンスを演出できるように。追加点を奪えてからはよりバイエルンのゲームになった。回収の速度も上がり、狭いスペースで試合をするバイエルンにフライブルクはやりにくさを感じただろう。

フライブルクは立ち上がり良い入り。堂安とシャーデのチャンスでバイエルンのゴールを脅かした。守備も連動したプレスでバイエルンの思うような攻撃をさせていなかったがデイビスの「個」で形成は逆転される。ただ失点してからもデザインしたコーナーキックや良いテンポのパス回しからチャンス演出など決して落胆はしていなかった。2点目を決められてからはバイエルンの幅を使わない選手が密集したサッカーに苦労し、やりにくさをとても感じただろう。
後半は良い守備から入ることを意識し、ワンタッチなどでバイエルンの選手を剥がすことができればチャンスは生まれてくるだろう。


後半kickoff

50分 デイビスの足を踏む
    →グレゴリッチュにイエロー🟨

51分 マネを掴んで倒す
    →シルディリアにイエロー

52分 ニャブリのシュート
    →ポスト直撃

52分 チュポモティンとのコンビネーションからサネの左脚一閃 3-0

52分 サネのゴール
    (A)チュポモティン

◎チュポモティンの2度に渡っての中央でのヒールの落としから決定機を迎える。真ん中で収められる選手がいることは非常に大きいとわかるシーンだった。

54分 マネにチャンス

55分 ニャブリのフライパスにマネが落ち着いてGKの頭を越してのゴール 4-0

55分 マネのゴール
    (A)ニャブリ

◎フライブルクの選手は完全に安定感を失っていた。味方を見失いフライパスの対応にミスが生じてしまった。マネの落ち着きはさすがだった。

56分 freiburg
    in ヴァイスハプト、チョン・ウヨン
                ペーターゼン
    out グリフォ、シャーデ、
                  グレゴリッチュ

64分 freiburg
    in カイテル
    out ヘフラー

66分 Bayern
    in ムシアラ
    out チュポモティン

69分 ロングカウンターでチャンス

72分 抗議でシュトライヒ監督にイエロー🟨

75分 freiburg
    in へーラー
    out 堂安

75分 Bayern
    in パヴァール、ザビッツァー、テル
    out デリフト、ゴレツカ、サネ

78分 マズラウィにアクシデント

79分 Bayern
    in スタニシッチ
    out マズラウィ

80分 ザビッツァーの嬉しい嬉しい今季初ゴール 5-0

80分 ザビッツァーのゴール

◎エリア内でマネが潰れたところにラインハルトのクリアがザビッツァーにこぼれてうまく押し込んだ。

88分 テルのシュート
    →枠外

89分 マネのシュート
    →枠外

90分 試合終了



試合総括 5-0

終わってみれば5-0の大勝でバイエルンが実力を発揮したゲームになった。
バイエルンにとっては特にキミッヒの質が相変わらず素晴らしくゲームをコントロールするうえで安定感をもたらした。チュポモティンがトップでタメをつくれるのも大きく実際そこを起点にチャンスがいくつか生まれたため非常に大きな収穫。ニャブリの調子が更に上がってくればもっと点を取れたゲームだったろう。過密日程のなか主力の不在は不安だが、情熱を持って選手を鼓舞できるリーダーがもう1人2人欲しい。

フライブルクは良い守備から入り攻撃でもチャンスがありそうだったが、今日のバイエルンには狭い空間に押し込まれ、速い攻撃には対応出来なかった。難しいゲームとなったがこの順位にいるのは納得できるチーム。今日の結果に落ち込まず勝ち点をこぼさず取っていきたい。

個人的MOM

🥇キミッヒ
🥈チュポモティン
🥉デイビス

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