
#50 22/23 Bundesliga 第12節 FC Bayern München vs FSV Mainz 05
はじめに

バイエルンはUCLのバルセロナ戦から中3日でこのゲームを迎える。無事首位でGS突破を決めバルセロナをまたまた地獄へと突き落とした。公式戦は5連勝中でウニオンとも勝ち点差1まで縮まり2位に位置している。4試合連続ゴール中の好調チュポモティンの活躍もあり、スタイルが確立されてきた印象。引き続き連勝街道を走りたい。
マインツは公式戦3連勝中。着実に勝ち点を積み重ね順位も6位で上位に位置している。昨季から就任したスヴェンソン監督は数年2桁順位に低迷していたクラブを8位まで押し上げた。今季も滑り出し良く、ここで王者相手に善戦を繰り広げたい。
過去4試合の戦績

しかも先制したのは4試合すべてマインツ。バイエルンにとってはホームとはいえ苦手意識があるかもしれない。
前半kickoff


オニシウォの1トップ。
3分 マネのシュート
→サイドネット
5分 復調ニャブリが落ち着いて先制点を叩き込む 1-0
5分 ニャブリのゴール
(A)マネ
↓
◎ブロックを引いてスペースを消しながら守ろうと試みたマインツだが、3分のシーンやゴールシーンも反応が後手後手であっという間に失点をした。ドリブルで運ばれるシーンが多く早い段階で潰さないとさらに失点の可能性は高まるだろう。
6分 オニシウォのシュート
→ウルライヒのセーブ
13分 ウィドマーのヘディング
→ウルライヒのキャッチ
17分 ムシアラのシュート
→枠外
22分 ブルカートのシュート
→枠外
23分 ウパメカノのヘディング
28分 狭い空間での2人での崩し ムシアラが逆サイドへ流し込み追加点 2-0
28分 ムシアラのゴール
(A)チュポモティン
↓
◎ムシアラの内側へのドリブルからチュポモティンが3人ほどに囲まれながらもう一度ムシアラへラストパス。そのままムシアラが逆サイドへシュートを流し込む。ムシアラのシュートも見事だが、チュポモティンの納めが素晴らしかった。
32分 ブルカートのシュート
→クロスバー
→こぼれにリーのシュート
→ポスト直撃
↓
◎2度の決定機もゴールには嫌われた
33分 ブルカートのシュート
→マズラウィのブロック
34分 デイビスへのスライディング
→フェルナンデスにイエロー🟨
43分 VARチェック後、PKの判定
↓
43分 マネが自ら獲得したPKを一度止められるも、こぼれを押し込んで3点目 3-0
43分 マネのゴール
45+2分 ウルライヒの手がブルカートの顔に
入り、VARでPKの判定
↓
45+3分 ウルライヒのPKストップ
↓
45+4分 PK止められた直後のコーナーからウィドマーが意地を見せる 3-1
45+4分 ウィドマーのヘディングゴール
(A)アーロン
45+4分 前半終了
前半総括 3-1
前半終盤に2度のVARからPK判定が出て見所が怒涛にやってきたが、全体の印象でいえばバイエルンの強さが際立った。
チュポモティンの役割は已然として大きな効果をもたらしているし、ムシアラのキレも今日は良さそうだ。特にゴレツカはピッチ全体に効果的に現れチャンスにつながるプレーを多くしていた。PKストップ直後に失点したのは改善すべき点。カウンターからピンチを招くシーンもあったため後半さらに気を引き締めて臨みたい。
マインツは1点返すことができたのは後半につながるものに。内容でいえば圧倒されていたといっても過言ではないが2点差であればまだ結果はわからない。スペースを埋めるならば埋める、そうじゃないなら違う守り方をするなど中途半端に守備をしないことが求められる。
後半kickoff
46分 Bayern
in パヴァール
out デリフト
49分 ウィドマーのシュート
→枠外
52分 ニャブリのシュート
→ブロック
54分 角度のない所からチュポモティンの
シュート
→ポスト直撃
→ゴレツカのシュート
→ゼントナーのキャッチ
56分 マネのシュート
→枠外
57分 マネのシュート
→枠外
↓
◎大外にニャブリ、中にチュポモティンがいたためパスを出せば1点ものだったかもしれない。たまに1人でやり切ろうとするプレーが目立ってしまうのは改善点かもしれない。
58分 黒子に徹していたゴレツカがヘディングで追加点 4-1
58分 ゴレツカのゴール
(A)マネ
↓
◎ここまでの複数のチャンスシーンでカットインを見せていたマネ。縦にスペースがあったため縦に突破して左足でのクロス。チュポモティンがニアに寄ってきたことで空いた奥のスペースにゴレツカが上がってきてフリーで叩き込んだ。
60分 Bayern
in ザビッツァー、コマン
out ゴレツカ、ニャブリ
62分 Mainz
in イングバルトセン、フルジーニ、
バルコック
out リー、ブルカート、スタッハ
63分 ムシアラのシュート
→ゼントナーのナイスセーブ
64分 マズラウィのヘディング
→枠外
65分 バルコックの強烈なシュート
→枠外
67分 Mainz
in ベル
out フェルナンデス
69分 チュポモティンのシュート
→ゼントナーのセーブ
72分 Bayern
in フラーフェンベルフ
out ムシアラ
76分 Bayern
in テル
out マネ
76分 Mainz
in ブルグツォルグ
out オニシウォ
77分 テルのミートしてないシュート
→ゼントナーのセーブ
79分 テルのカットインがウィドマーにディフレクトしてゴールへ吸い込まれる 5-1
79分 テルのゴール
(A)ザビッツァー
↓
◎スペースがあったため迷わず打った判断が良かった。
82分 ウルライヒのパスミスをかっさらってゴールへ流し込む 5-2
82分 イングバルトセンのゴール
(A)ブルグツォルグ
↓
◎無理な縦パスをつけようとした完全なミス。パヴァールとウパメカノがカバーに入るも間に合わなかった。裏も返せばマインツのプレスが功を奏したため良い守備だったともいえる。
83分 ザビッツァーのミドルシュート
→ゼントナーのナイスセーブ
86分 好調チュポモティンが起点をつくり自ら押し込む 6-2
86分 チュポモティンのゴール
(A)コマン
↓
◎浮き球をヘディングでコマンに落としてからのゴール。自ら起点を作っての素晴らしいゴールだった。
88分 パヴァールにイエロー🟨
90+1分 試合終了
試合総括 6-2
得点が多く生まれたゲームになったが、実力差はかなりのものを感じた。
マインツは後半の入り前からプレスにいくようになる。前半では見られないような守備を見せたことで前線ではめて奪い切り攻め込む時間帯ができた。
バイエルンは後半立ち上がりプレスにくるマインツに対してペースを崩していたがそれも10分程度。すぐに追加点を奪えてマインツを突き放した。失点は必要のないものだったがそのぶん得点を奪えていたのはポジティブな要素。途中出場の選手も徐々にコンディションを上げており、結果を残せてきたのがよかった。
個人的MOM
🥇マネ
🥈ゴレツカ
🥉チュポモティン