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『 delete C 』
note 29日目。
いつも何かと応援してくれる会社の上司から電話が。異動になってしまい、普段は顔を合わせることはないけど、困った事があるといつも電話で相談してしまう。仕事以外のこともよく話していて、わたしが note を始めたことも知ってくれている。
「『 delete C 』って知ってる? 調べてみて。」
テレビで観たんだ。ヒントになればいいなと思って。
それが、どういうものは教えてくれなかった。何だろう?と思い、早速 調べてみた。
『 C 』とは、『がん【cancer】』の頭文字。その『 C 』を『delete (デリート=消し) 』ていくことで、『がん』を世界からなくしたいというオモイを表現している。
この活動の発起人は『中島ナオ』さんというデザイナーの女性。彼女は『 ステージ 4 』のがん患者でもある。『がん』を治せる病気にするための取り組みとして、この『 delete C 』を始めた。
中島さんが乳がんになったのは、31歳の時。当時『5年生きることができれば長生き』といわれるくらいの病状だった。2年前には転移が確認され『ステージ4』と診断された。
そして、今『乳がん』と診断されてから、5年が経った。
今でも、治療を続けながら普段通りの生活をしている。治療中に頭髪を失ったことから、デザイナーとして髪があってもなくても楽しめるヘッドウェアを作り、
””『がん』になっても大丈夫!という社会 ”” の実現を叶えるために、日々頑張っている。
その中島さんが、活動として行っているのは『がん【cancer】』の頭文字である『C』の文字を自分の身の周りから『delete (デリート=消し) 』ていく取り組み。イベントや企画としてこの活動を行い、協賛している会社からの寄付や募金活動により『お金』を集めている。
『がん』が進行している患者さんにとって、がん治療のネックとなっているのが 『自分のがんに効く治療薬を見つけるのが困難』なこと。たとえば、海外で使われている127種のがん治療薬が、日本ではまだ認可されておらず、使用を認められていない。それらの治療薬を日本で認可されるために必要なのが『治験』。ただ、その『治験』には高額の費用がかかり、日本ではその予算が足りていないのが現状。がんの患者さんにとって、
がん治療薬の数は『生きるための可能性の数』。
命と向き合う患者さんは、ひとつでも数を増やしてほしいと望んでいる。そこで『 delete C 』はその治験をする医師の支援のために、活動で集めた『お金』を使っている。
個人として参加する方法は、『C』が消された商品を買うと、売り上げの一部が治験の研究所に寄付される。また、最近までクラウドファンディングで法人立ち上げのための寄付を呼びかけていた。
調べてみると、『 delete C やってみようMTG』というワークショップもオンラインで開催されている。そのワークショップの紹介文。
「エソラゴト」を1つでも多く「リアル」にしていくことで、想いをカタチにし、「がんを治せる病気にする日」を1日でも早く手繰り寄せることに繋がる、そのように私たちは信じています。
メディアでも取り上げらることが増えているから、これから活動範囲がどんどん広がって、ひとりでも多くの人の目にこの『 delete C 』が知られるようになってほしい。
ふたりにひとりが『がん』になる時代。
『エソラゴト』が『リアル』になった世界はどんな景色だろう?
他人事ではなく、真剣に向き合ってみようと思った。
今日も一歩前へ。