【尼さん甘々紀行①】尼プラ的なもので鑑賞できる強烈なTVドラマのおススメ5選
結論から言おう・・・・・・こんにちは。(Ο-Ο―)
ジャン=リュック・ゴダール監督作といえばいろいろあるけど個人的には『気狂いピエロ』かな、O次郎です。
今回は普段話題にあげている映画や配信ドラマではなく、実はわりと苦手なTVドラマ、それもAmazonプライムビデオの見放題コンテンツのラインナップの中から個人的おススメ作品5選をご紹介しようと思います。
素人ながらアフィリエイトに挑戦してみようという底意は有るのですが、あんまり商売っ気出し過ぎてもゲンナリさせてしまうので、記事としてはいつも通りに作品概要とイチオシポイントを書かせていただく所存です。
既にAmazonプライムビデオに加入されている方はもとより、他の映像配信サブスクサービスと比べてのアドバンテージに関しての簡単な私見も添えておりますので、検討中の方にも読んでいっていただければ之幸いでございます。
それでは・・・・・・・・・・・・・"気狂いピエロ"!!
※90~00年代に活躍し、DIR EN GREY(当時は未だDir en grey表記)のライバル的な扱いをされていたことも懐かしいPierrotのインディーズ時代の初アルバム。V系バンド好きには"気狂いピエロ"といえばこっちなわけだが、果たして当時のバンギャの中で元ネタのゴダール映画にまで手を出した猛者がどれだけ居たかは定かでない。映画観てあらためてこのアルバム聴いてあの映画の世界観を感じるかと言われるとう~ん・・・だしね。(・ω・)
Ⅰ. Amazonプライムビデオのアドバンテージを今更ながら考える、の巻
まず今日現在まででわたくしが利用している(ないし利用していた)動画配信サービスですが、
〇Amazonプライムビデオ〈月額¥500(税込)〉
〇Netflix〈月額¥990(税込)~ ※画質によって料金3パターン〉
〇東映特撮ファンクラブ〈月額¥960(税込)〉
〇Disney+〈月額¥990(税込)〉
〇U-NEXT〈月額¥2,189(税込)〉
といったところです。
この項で長々と書いてしまうとよろしくないので簡潔に書きますと、"コスパの良さ"がアマプラのアドバンテージというところに尽きると思います。
課金額が安いので作品数はそれなりですが、その代わりに見放題作品に月単位でコンスタントに入れ替えが有るので時間差でいろんな作品が網羅的に観られる、ということは言えると思います。
反面、見放題対象の内に観てしまわないといつの間にか対象外に…ということもありうるですが。
ともあれ、プライムビデオ以外に"商品購入時のお急ぎ便無料"といった他の映像配信サービスに無い副次的なお得要素も有るので、毎月定額料金課金のシステムがどうにも心理的にイヤでなければお試しあれ、というところでしょうか。
Ⅱ. Amazonプライムビデオ見放題対象のおススメTVドラマ5選 ※2022/9/15現在
その1. 『破れ傘刀舟悪人狩り』(1977)
萬屋錦之介さん主演の痛快時代劇。
錦之助さん演じる大酒呑みだが腕は確かな町医者の叶刀舟が、そのお人好しぶりから訳アリの弱者を助けて親交を結ぶものの、権力を隠れ蓑に悪事を働く悪漢たちに彼らが弄ばれ命を奪われるに到って怒髪天に達しその無敵の剣術で成敗する…というのが基本フォーマット。
本職が医者であることを忘れるほど凄まじい剣劇で相手を皆殺しにするなどツッコミどころ満載ながら、コメディリリーフの桂小金治さんやお色気担当のジャネット八田さんといった脇を固めるレギュラー陣との掛け合いも楽しく、笑いあり涙ありで"偉大なるマンネリ"という時代劇の黄金律の当時の完成形の一つがココに。
毎回クライマックスで錦之助さんが敵陣に乗り込んで囲まれた状態で宣う「アイツはホントにイイ奴だった(回想シーン挟みつつ滂沱の涙)・・・・それを・・・・てめえら人間じゃねえや!叩っ斬ってやらぁ!」というくだりは、さすが歌舞伎的を背景にされてるだけあって演技の暑苦しさに最初は苦笑が零れてきますが、何回か観てると"キタキタッ!!"と病みつきになってくること請け合いです。
※私のようなオジさんですらこのべらんめえ口調の口上をマネしたくなるので、きっと当時の子ども達はチャンバラごっこでやりまくってたことでしょう。ちなみにレギュラーだった医術の愛弟子が惨殺された回なのでいつも以上の暑苦しさですが、まぁ毎回こんな感じです。( ・ิω・ิ)
その弟子を演じていた織田あきらさんや、何でも屋の姐御の江波杏子さんといった同時期の刑事ドラマ『Gメン'75』でよく見かけた顔ぶれもいらっしゃるので、彼らの時代劇でのお姿を拝見する楽しみも有ります。
※ちなみにそちらはデアゴスティーニのDVDを購読中でして、以前記事を書いたのでよろしければこちらもついでにどうぞどうぞ。
なお、全131話あるので全話視聴しようとすると大変ですが、上述のように話の流れは基本的におんなじです・・・なのでWikiページ内の放映リストを参照しつつ、お好みのゲスト俳優さんが出演されているエピソードをセレクトして鑑賞するのがおススメです!
その2. 『仮面ライダーBLACK』(1987)
僕がリアルタイムで観た最初の仮面ライダー。
主人公とその親友が秘密結社ゴルゴムに囚われ、地球を支配する次期創世王となるための前段階として改造人間ブラックサンとシャドームーンに改造される。父が自分を犠牲にして助け出してくれたことで魔手を逃れた主人公は、果たしてゴルゴムの野望を打ち砕き、改造のうえ洗脳を受けたかつての親友を取り戻すことができるのか・・・。
原点回帰を意識した重厚なストーリーとBLACKのシンプルでシックなデザインが人気を博し、同一主人公続投の続篇の『仮面ライダーBLACK RX』(そちらも今現在アマプラ見放題プラン対象作品です)も製作されました。
物語の結末が非常にビターで尾を引き、続篇のRXがそれを反省してかなかなか快活な物語だったために幼少期はさほどダメージは無かったですが、自己犠牲の末に一つまた一つと大切なものを失ってゆく主人公の姿は胸に来るものがあります。
ちなみに『BLACK』『BLACK RX』の後、仮面ライダーシリーズは一旦終了し、その後は単発の劇場版作品やオリジナルビデオ作品があったのみで、TVシリーズの復活は『仮面ライダークウガ』(2000)まで十年以上掛かりました。幼少期の貴重な一本ということで思い入れも一入ということで。
その3. 『日本沈没』(1974)
最近の小栗旬さんと香川照之さんのほうではなく、村野武範さんと小林桂樹さんの昭和版です。
1時間番組の計26話という昭和らしい大河ドラマぶりで、令和版と比べて実に2倍以上の尺があるにも関わらず終盤まで肝心の大地震が一向に起きない…という生殺し感が半端無いんですが、テレビドラマ史上空前となる5億円もの巨額が投入されただけあって、ミニチュア特撮の迫力はかなりのものがあり、"CGの無い時代の金を掛けた特撮"というものが長尺で十二分に堪能できるのが本作のアドバンテージであり、また正しい鑑賞法のように思います。
また、後に平成ゴジラシリーズや『ガンヘッド』の監督で知られる川北紘一さんが参加されていたり、昭和ゴジラシリーズの常連だった土屋嘉男さんや佐原健二さんが出演されていたりと、特撮好きならリアルタイム世代でなくともどこかで見知ったお歴々ばかり。
実は地震の来襲がめちゃくちゃ遅いうえに主人公とヒロインの安否についても最後まで描かれないという斬新過ぎる展開なのですが、73年の映画版と如何にして差別化するか、という製作サイドの苦心が覗えるドラマです。
その4. 『私立探偵 濱マイク』(2002)
今の落ち着いてしっかり貫禄の付いた永瀬正敏さんしか知らない方に是非ともお勧めしたいハードボイルドもの。
探偵がビルの屋上に住んでいたり、エピソード毎に異なる監督が登板したりと、往年のハードボイルドドラマ『傷だらけの天使』を彷彿とさせるが、それ以外にもいろんなオマージュが込められており、探偵もの好きには元ネタ探しで、そうでないドラマウォッチャーにも毎回いろんな様相を呈する話運びで楽しめる秀作。
これより前に映画が三本製作されていますが、設定一新されているので本作単発で楽しめます。
その5. 『しんがり 山一證券 最後の聖戦』(2015)
社長の号泣会見があまりにも有名な倒産劇の裏でその尻拭いに奔走した人々の知られざる物語。
人死にが出たりとドラマゆえの過剰な演出もあるにせよ、他人を食い物にする覚悟が無いゆえに窓際部署に追いやられた人たちが"本当の誠意、本当の責任の取り方とはこういうものだ"とばかりに粛々と奮闘する姿には頭が下がるばかり。企業ものながら過剰に入り組んだ筋立てでもやたらと勧善懲悪なわけでもなく、全6話でサラッと観られるのが良し。
ちなみに本ドラマが放映されたまさにその頃に私が勤めていた前職の会社が傾き、整理手続きが始まりましたが、気分的に大いに参考になったものです…。
Ⅲ. おわりに
というわけで今回は映像配信サービスのAmazonプライムビデオで観られるおススメ作品5選をご紹介しました。
冒頭でTVドラマにはどこか苦手意識があると書きましたが、特に地上波のドラマは無料で誰もが観られるコンテンツなだけあって、物語の筋立てが解り易く、登場人物の心情から状況からセリフで解説してくれて至れり尽くせりです。
天邪鬼な話ですが、そのあまりの食べ易さゆえに食べ応えに疑義が生じてどうにも個人的に食指が伸びないのかな、と思ってしまいました。
とはいえ、超解りにくい自主映画はそれはそれで頭を抱えてしまうのですが・・・。(´・ω・`)
他におススメのドラマ作品ございましたら新旧問わずコメントいただければ恐悦至極にございます。
今回はこのへんにて。
それでは・・・・・・どうぞよしなに。