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【90年代あれこれ⑨】キラーコンテンツたるガンプラの牙城を脅かすはあのゲーム機... 我が幼少期のバイブル「コミックボンボン」のいろいろとスゴイ...な掲載漫画5選(1984~1985年分)

 結論から言おう!!・・・・・・こんにちは。(・ω・)ゞ
 世の懸賞企画で当選したことがあるのはおかずの"ごはんがススムくん"シリーズの目覚まし時計ぐらい、O次郎です。

中学生の頃だったから20年以上前か・・・。
通常の顔だと"ごはんが ごはんが ススムくんっ♪"で、
ひっくり返したこっちの怒り顔だと"起きんかコラァァ~ッッ!!"に。
ちょっと調べてみたら2005年ごろに商品展開終わってるのね・・・寂しい。( ´・д・)

 今回は、先月のお盆休み期間中に書いた、僕が幼少期に購読していた児童誌「コミックボンボン」についてのお話の続きです。

※前回分はこちら。よろしければ併せてお読みください。

 講談社発行の児童誌で1981年に創刊。人気低迷で2007年に廃刊になってしまいましたが、かつては小学館の「コロコロコミック」のライバル誌でした・・・当時から売り上げや影響力に於いて悉く後塵を拝しておりましたが。
 私の幼少期もクラスの男子の実に9割近くがコロコロ派でしたが、私は一貫してボンボン派。私が小学校高学年になる90年代後半には初代プレステセガサターン等の当時のTVゲーム次世代機が頭角を現し、ヒットタイトルともなればミリオンどころか200万、300万本売れるのもザラな活況を呈する中で自身の雑誌購読は『ファミ通』に移っていきましたが、90年代中葉までの雑誌の思い出といえば紛れも無くボンボンでした。

あとは『科学』と『学習』とかね。
学習誌ということで親に勝ってもらいやすいのがポイントだった。
毎月、近所の本屋さんが学校まで昼休みの時間に直売に来られてたなぁ。
付録の乾燥したカブトガニとか懐かしい・・・。


 年齢的に読みだしたのは90年代に入ってからですがボンボン愛を取り戻しがてら、前回は国会図書館に足を運んで創刊号(1981年11号)~1983年12号まで閲覧してみたので、今回は次の2年間、すなわち1984年1号~1985年12号(増刊号含む)をまたぞろ閲覧してきまして、今回も今回とてその中でなかなかトンデモな内容だった掲載漫画をご紹介してみたいと思います。
 過去刊行中の36年間の一時期に読んでおられた方々はもちろん、ジャリ漫好きの方々、ヘンな漫画に興味のある方々、読んでいっていただければ之幸いです。
 それでは・・・・・・・・・・・"おもちゃのカンヅメ"!!

これは懸賞ではなく引き換えだったので懸賞には含まれないということで。
自分が手にしたのはこのへんのラインナップだったと思います。
"男の子缶"っていうネーミングが今となっては時代よね。
ちなみに当時の僕は「銀のエンゼル」5枚集めての応募でしたが、
これまでの生涯で「金のエンゼル」に遭遇したことは一度も有りません。
友人でも金を当てた子は居なかったけど・・・実在するのか。(・ω・)


Ⅰ. 80年代中葉の「コミックボンボン」状況

 創刊間も無くして連載開始された『プラモ狂四郎』が象徴的なように当時のガンプラブームを多分に反映させた紙面構成で、巻頭のカラーページはガンプラを中心としたジオラマグラビアで、その後の漫画掲載の先頭に『プラモ狂四郎』が来る(たまに新連載漫画が巻頭に)というのが基本フォーマットで、まだ今ほどホビーのトレンドが細分化されたり移り変わりのサイクルが早くなかったからか、創刊から数年間は大勢に変化無しです。

その人気を象徴するようにボンボン誌上初の増刊号(84年8月刊行)は
丸ごと一冊『プラモ狂四郎』が題材
で、エピソードの採録とガンプラ作成例がその内容。

 そんな中で84年末ごろになるとボチボチ情勢の変化が見られ、具体的に言うと発売から一年経ってソフトもボチボチ充実してきたファミコンが社会的に活況を帯び、ボンボン誌上でもファミコンソフトやファミコン題材の連載漫画の扱いが大きくなっていきます。

厳密に言うとその前にラジコンもガンプラとデッドヒートを
演じていた感が有りますが・・・。
85年も末になると『ファミコン風雲児』『ファミ拳リュウ』といったファミコン漫画が
猛プッシュされ、遂に『プラモ狂四郎』の掲載順が三番手あたりに・・・。
そういった当時の趨勢を俯瞰するのもまた一興なり。

 ただ一方でガンダムという括りに関していえば、85年3月から『機動戦士Ζガンダム』の放映開始に伴って相乗効果でガンプラもやや盛り返した感が有り、各玩具のバチバチ感がなかなか楽しかったりもします。

当然の如く85年3月号はZガンダムを猛プッシュ!!
『プラモ狂四郎』内での機体の引用は勿論、本編のコミカライズも
連載開始で抜かりなし。
85年5月刊行のボンボン増刊号第2弾は丸ごとZガンダム。
パッと見、ボンボンの増刊号だとわからんぐらいの造り。
Zがまだ本編未登場でシルエットだけってのが当時刊行ものとして貴重よね。

 というわけでそんな当時のブームの鬩ぎ合いの中で連載、あるいは単発掲載された漫画の中でインパクトのあったものをチョイスしてみました。
 当時のブームを直接採り入れた作品ではなくてもその片鱗なりが見えるのがなかなかどうして味わい深いもんです。それではどうぞ。



Ⅱ. いろいろとスゴイ...な掲載漫画5選(1984~1985年掲載分)

その一、『ジュン』(原作:風薫先生 漫画:本山一城先生)

[掲載期間:84年1号~84年9号]

見た目がそっくりな双子の男女の"ジュン"が巻き起こすドタバタコメディー
品行方正で成績優秀な女の子の"ジュン"と、
暴れん坊で勉強はからっきしながらスポーツと喧嘩はそこそこの男の子の"ジュン"。
毎回起こるクラスでのトラブルを背景に互いが互いに変装して一芝居…という、
あだち充先生の『タッチ』の序盤の平和なエピソードを延々繰り返すようなテイストです。

 後にゲームのコミカライズである『スーパーマリオ』を足掛け10年余りも長期連載された本山一城先生のボンボン誌上での初期連載作。
 男性児童誌だけあって物語を転がすのは主に男の子の方のジュンで、思春期に差し掛かった年齢だけに女の子のジュンに変装して女子更衣室に忍び込んだりはまだテンプレ展開なのですが、それに味を占めたのか後半では修学旅行の女湯になりすましで潜入したうえで意中の女の子の身体を撫でまわす始末・・・
 ただ、さすがにそれ以上踏み込むわけにはいかなかったからか、その後は男の子のジュンと意中の女の子との恋路を女の子のジュンが応援するというごくごくマイルドな展開に。まぁ、意中の女の子を前にして緊張しないように女の子に慣れるためと称して女の子のジュンにハダカになるようせがむ彼もアレだが応じる彼女も相当に…。(・_・)
 その他にも、憧れの女の子が通っている進学塾に男の子のジュンが入塾するものの"成績如何によっては家畜同然の扱いを受ける"という、米国アイオワ州で1960年代に実際に行われたエリオット先生による「青い目 茶色い目」の差別実験授業を地で行くようなあからさまなエピソードも。
 最後は成績優秀がゆえに海外留学の機会を得た意中の女の子が空港での見送りに遅れたジュンを待ち続けて結局留学断念・・・という児童誌らしい強引なハッピーエンドで幕切れ。
 原作の風薫先生は他作品が見つかりませんので正体不明ですが、察するに本山先生のボンボン初連作作品ということで編集者の方とのガッツリ二人三脚だったのでしょうか?

マリオはマリオでゲーム本編では読み取れない
各キャラクターの性格を大胆解釈されててなかなかに楽しかったものです。


その二、 『特撮大作戦 ザ★トクサツマン』(原作:トクサツ団 漫画:国友やすゆき先生)

[掲載期間:84年4号~85年1号]

創刊当初に連載された池原しげと先生の『シャッター№1』は一眼レフカメラ
この当時も人気連載中の山口博史先生の『おれのサーキット』はポケットバイク、
そして本作は特撮映画の自主製作ということで児童誌の題材にあるまじき高額なオモチャ!
その不釣り合いぶりが楽しめるかと思いきや・・・

 主人公の少年がテレビの特撮番組好きが高じて小学校内で特撮同好会を立ち上げ、豊富な財力を武器に派手な作品を作るいわゆるスネ夫くん的なライバルを他所に、アイデアとガッツで仲間とともに入魂の作品を撮り上げるまさに王道展開!
 ・・・のはずが、途中で作品にお色気要素もプラスしようと校内で美人の女の子を口説き落として作中の怪獣と戦う変身ヒロイン役に抜擢。勢いハプニングを装ってポロリ的なシーンも盛り込み、しかもそれを撮影して校内上映にまで持ち込んでいます。当然ながら件の女の子は怒り心頭ながらギャグ的な雰囲気で有耶無耶にしているのがいかにも当時のゆるゆるコンプライアンスらしいのですが、タイミング良く校内を訪問した警察(実は近隣で発生した窃盗事件の調査で来た)に対してしっかり児ポ法で処罰されることを恐れる主人公たちの姿も描かれているのがなんともアンバランスです。
 しかしながら本作で特筆すべきはそこだけではなく、ストーリーの恐ろしいまでの迷走ぶりです。
 上記の特撮映画自主製作云々は序盤の内に早々になりを顰め、そこからは劇中TV番組である『ザ★トクサツマン』の怪獣が現実世界に現れ、それに呼応する形で主人公も作品世界に召喚されてトクサツマンの力を与えられ、自身がその1号に、例の金持ちライバルが2号に変身しつつ、現実世界に次々と現れる怪獣とバトルを繰り広げる変身ヒーローものに唐突に変貌を遂げます…
 その急激な路線変更が読者に受け容れられなかったのか、それとももともと人気が・・・だったのかは知る由も有りませんが、最強の怪獣を前にして平時のわだかまりを捨てた1号2号が協力して闘い、全ての劇中怪獣を葬ったことでトクサツマンの任を解かれて再び特オタ生活に戻ったところで物語は幕を閉じます。
 ボンボンの発行元が講談社であり、その講談社が現在も発行している特撮ヒーロー番組を扱った児童誌『テレビマガジン』からボンボンへ購読誌をスライドさせた児童読者も多かったはずで(実際私もその一人)、そういう意味では"特撮映画"という題材のチョイスは悪くなかったはずです。
 しかしながら特撮映画を自主制作するには小学生はあまりにもハードルが高く、かといって特撮ヒーロー作品をストレートにただ楽しむにはやや年齢を経ていて、ストーリーの料理が難しかったのだろうと察します。
 しかしながら掲載作品でのモチーフ素材のチョイスが本格的だったり通好みだったりと手を抜かないボンボン作品だけあって、序盤の怪獣の着ぐるみ制作の際にラテックス云々のうんちくが延々講釈されたりと、入門知識としてはまずまずかと。
 もしかしたら今日の映像作家の中に本作を幼少期に読んで影響を受けた方がいらっしゃるかも・・・?

同時期に国友先生が同じくボンボンで連載されていた『MAXファイター』
こちらは突然失踪した将来有望な若きプロレスラーの兄を追って少年が異世界召喚される冒険譚。
圧倒的な体格差のある敵レスラーとの対決で絶体絶命になると
額のエンブレムの力で爆肉鋼体のMAXファイターに変身する王道バトル漫画。
こちらとのドラマツルギーの差別化にも苦労したのかもしれません。


その三、 『スペシャル読み切りシリーズ第1弾 闇に浮かぶ手』(原作:秋芳洞太郎先生 漫画:石原しゅん先生)

[掲載期間:84年9号]

画像検索では当該号の目次しかヒットせず…。
閲覧申請した際に複写サービス利用して扉絵だけでも
印刷画像入手すべきでしたね・・・すんません。(・ω・)

 出ました夏休みに合わせての単発ホラー漫画企画!!
 僕が読んでいた90年代でもこの手の企画はよく組まれており、得てして増刊号に掲載されていましたが、初期では本誌の方で単発掲載されていたようです。
 内容としてはホラーというより奇談に近く、

〇主人公の女の子が隣のクラスの男の子に本を貸してあげた。
〇その男の子は内向的な性格でクラス内で浮いてしまっており、分け隔てなく自分に接してくれる主人公を快く思っていた。
〇ところがその男の子は父親の転勤に合わせて数日後に引っ越し・転校を控えており、とある日の放課後に急いで主人公宅に本を返しに行こうとした。
〇その道中、悪天候ゆえに彼が乗っていたバスにタンクローリーが突っ込み、他の乗客や運転手と一緒に彼も他界してしまう。
〇その訃報を聞いてショックを受けた主人公だったが、その数日後、学校からの帰宅後にテレビを観ていると突然画面が砂嵐になってぼんやりとシルエットとして浮かび上がった彼が「これから本を返しに行くよ…」と囁く。
〇折悪くその日は両親とも帰りが遅く、暗い室内で怯える主人公は何度も彼からと思しき電話を受ける…「今、君のマンションの入り口だよ…」等々。
〇遂に玄関先に誰かが入ってきた!!・・・・・と思いきやその正体は母親。
しかし玄関先には例の彼に貸していた本が置かれていた。

というものです。"本誌初の恐怖企画"ということで怖さ的には多分に手加減をしたのかもしれませんが、僕がどうにもシンパシーを感じたのはその誌面構成です。
 掲載ページ広告欄の「血もこおる恐怖・・・心臓の弱い人は、ここからさきは読まないでください。」という表記も微笑ましいですが、本漫画は〈夏休みひみつとじ企画〉として本来誌面より一周り小さいページ構成となっており、「左ページを切り離してから読んでください!」というようにページが切り取り易いように配慮されています。
 どういうことかというと、本誌を何度も読み返す際にうっかりこのホラー漫画を読まないで済むよう切り離しを推奨しているのです

児童にとってはたとえ1ページあるいは1コマだけでも
ショッキング描写は恐ろしく、読み返す際には
そのページが近づくだけでビクビクしたもの。
僕は後に勝ってもらった単行本の『プラモ狂四郎』内の
とある老婆が哄笑しているページが怖かった覚えが有ります・・・。(´;δ;`)

 漫画自体のマイルドさはさて置き、児童心をよく分かってる誌面構成には刊行から四十年近くを経て読んで感激いたしました次第です。
 例によって原作者先生も漫画家先生も他作品は見つけられず・・・通の方なら画風からして特定も出来るかもしれませんが。


その四、 『ひみつとじ読みきりシリーズ第2弾 血を吸うマンション』(原作:安井尚志 漫画:近藤和久)

[掲載期間:84年10号]

扉絵こそ王道の少年漫画っぽいですが、
中を読んでいくとあの漫画家さんの影響をより強烈に感じ・・・

 とある団地で住民が連日、身体中の血を抜かれたうえに人体が欠損した異様な状態で死亡している事件が続発し、事態を見かねた警察が一斉避難を読みかけるも、主人公たち小学生のグループは原因が今は使われていない地下の管理スペースにあると踏んで迷い込んでしまう・・・というサスペンス仕立て。
 実態はマンションの地下深くに潜んでいた太古の吸血植物であり、クライマックスでは大量の血を吸って巨大化した吸血植物に対して警察の要請を受けた自衛隊がヘリからナパームを投下して壊滅させます
 最後は、「キミの住んでるマンションの地下にもそうした古代の種子が・・・」という脅し文句でフィニッシュです。
 本作の特徴はその徹底したスプラッター描写に在り、件の吸血植物は触手状でこっそり人体に潜り込んで内から破砕させます・・・児童誌やで!!

この構図と絵柄をご覧いただければおわかりいただけただろうか・・・。
それにしても児童誌やで!!

 というわけで、近藤先生のWikiページ内にも直接的に言及がありますが、全編通して大友克洋先生の漫画の影響がかなり色濃く出ています。上記のスプラッター描写やタッチもそうですが、ミリタリー描写にその影響が特に顕著で警官がニューナンブのようなリボルバー式拳銃ではなくオートマチック拳銃を携帯していたのにはついつい苦笑してしまいました。
 80年代中葉ということでたしかにスプラッター映画がブームになってきていた時期でもありますが、"ホラー企画"という縛りを大きく逸脱するような作者の個性と当時のトレンドの盛り盛り具合に作り手側の尖ったものをアリアリと感じました。

近藤先生は近年でもガンダムエースで連載されていたりして
ガンダム漫画の第一人者!
僕が読んでた頃はガンダムコミカライズはもっぱらときた洸一先生のイメージでしたが。


その五、 『熱闘プロレス巨編 怪童ガンバ』(やまと虹一先生)

[掲載期間:84年12号(増刊号)]

猪木さんにその天性の素質を見出された秘境の怪童でしたが・・・

 『プラモ狂四郎』で有名なやまと虹一先生には珍しいプロレスもの。
 突如プロレスの試合に乱入した怪力の少年は、来るべきスター選手発掘に余念の無い猪木氏の秘蔵っ子だった!!
 主人公のガンバは人里離れた秘境で生まれ育ったがその村には古い言い伝えがあり、"その村で生活するものは首輪の形をした宝具を常に身につけておかないとたちまち魔物に襲われてしまう"という。
 頑固な村の長老を説得してガンバをプロレス界にデビューさせた猪木さんだったが、順調に勝ち進んだガンバがついにヒールレスラーの猛攻を受けてピンチに陥ってしまう。
 敵側が見せしめに彼の首輪を引き千切るが、その途端にガンバは異形の魔物に変貌を遂げ、相手のヒールレスラーを即座に血まみれにしてしまう
 猪木や外野の必死の説得で間一髪、相手を殺す前に自我を取り戻したガンバだったが、自らの姿を恥じて何処かへと姿を消してしまうのであった…。
 一定年齢以上の人はピンと来たかと思いますが、あのプロレス漫画のTV版の最終回とそっくりの幕切れです。

アニメ版『タイガーマスク』の最終話「去りゆく虎」
仇敵タイガー・ザ・グレートの反則上等の情け容赦無い猛攻を受けて
タイガーマスクはそれまで頑なに比してきた正体を暴かれてしまい、
それを契機に自身も虎の穴で身に着けたあらゆる非道技でグレートをマットに沈めます。
その直後、我に返った彼は観客から逃げるようにマットを後にする・・・。
試合前に通りすがりの子どもを庇って交通事故死するあっけ無い原作のラストと真逆のテイスト。

 本作に先立つこと半年前に、同じ梶原一騎先生原作の『侍ジャイアンツ』を手掛けた井上コオ先生の野球漫画『ほえろ!闘志』が連載終了していますが、まさかそれで重複を避けられたゆえの梶原先生リスペクト作品だったのでしょうか・・・。

余談ですが「ほえろ闘志」もお察しの通り、
巨人の星』やその他梶原イズムの焼き直しです。



Ⅲ. おしまいに

 というわけで今回はわが心のバイブル『コミックボンボン』の84~85年の掲載作品の中でギャッ!となったものをピックアップして紹介してみました。

おまけ:  堂上まさ志先生『トラブル童児』(84年3号~7号)
また作中画像無しで恐縮…内容は到ってシンプルな熱血野球ものながらその出色はその最終回。
なんと地区予選から全国優勝までの8試合ほどを
驚異のダイジェストというか絵物語的に語ります・・・

"俺たちの闘いはこれからだ!"を意地でもやりたくなかったからなのか何なのか。

 またついつい突っ込みが過ぎて長くなってしまったのでお開きに。
 またぞろ80年代後半の号も読んできてギョエーッな作品について書いてみようと思います。

 今回はこのへんにて。
 それでは・・・・・・どうぞよしなに。




85年掲載の作品は個人的にあんまりパンチのあるものが無かったんだな。
ちなみにこちらは84年公開作品でしたが、ボンボンでの注目と内容紹介は微々たるものでした。


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O次郎(平日はサラリーマン、週末はアマチュア劇団員)
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