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【最新作云々⑳】"嗚呼...また世界を縮めてしまった..." 「最速VS最強」の果てしないバトルが極寒&常夏の地を疾駆する!! 毛並みファサファサのケモノたちにホクホクの原作愛炸裂映画第2弾『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』
結論から言おう!!・・・・・・・こんにちは。(●´д`●)
"チンチンポテト"は知ってたけど"チンチンシェイク"まで有ったとは知らなかった不覚…….O次郎です。
※昨晩のTBSラジオ『深夜の馬鹿力』で伊集院さんが「チンチンをシェイクして白いドロッとしたヤツが出来上がったらもうダメじゃんか!!」っておっしゃってました・・・・・・うふふん。( ・ิω・ิ)
今日は最新公開映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』のお話です。
ハリウッド映画で、『ソニック・ザ・ムービー』(2020)の続篇にしてシリーズ2作目。8/19(金)封切りで、先週末に観に行った次第です。
公開から僅か二週間しか経ってなかったのに一日の上映回数が極端に減ってたので"もしや評判や出来栄えが・・・"と危惧しましたが、幸いながらそれは杞憂に終わり、ソニックさながらのストーリー展開のスピーディーさはそのままに抜群のコメディーセンスはヒートアップしつつ、キツネとハリモグラも加えたファサファサ毛並みトリオの可愛らしさは得も言われず、スケールアップしたアクションシーンで爽快感マシマシでした。
不満点も無いではないですが、自身のソニックゲームの思い出も含めて追々言及いたしますので、ササっと読んでいっていただければ之幸いでございます。
それでは・・・・・・・・・・・・"勇気100%"!!
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運動会やら植樹祭やらのイベントで演奏があっのですが、その際の定番曲目の一つが
光GENJIさんの『勇気100%』でした・・・懐かしす。
曲としてのイメージは専ら主題歌としてタイアップされた『忍たま乱太郎』の方なのですが、
"やりたいこと やったもん勝ち"という歌詞の一節は
中年になった今だからこそ胸に来るものがあります…(。・ω・)
Ⅰ. ボクにとってのソニックのおもひでぽろぽろ
マリオやリンクやロックマンのライバルのミスターハリネズミ、ハリネズミみたいに美しくなりたい写真には写らない美しさがあるから…
幼少期に親から買ってもらった携帯ゲーム機はゲームボーイのみだったため、ソニックシリーズがゲーム展開されていた携帯機であるゲームギア(同じくシリーズ展開されていたメガドライブは知人に所有している人が居なかったため、恐らく幼少期のプレイ経験は無し)は"一握りの金持ちの友人が持っているマシン"という位置付けでした。
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お恥ずかしながら、今回調べてて本作に先行する形で全くゲーム内容の違うメガドライブ版が
リリースされていたことを初めて知りました・・・。
最初に友人の家でプレイした際には『マリオ』『ロックマン』と異なる超スピード感、
リングを持っていれば即死しないシステム、そして何より携帯機なのに鮮やかな液晶カラー画面
という点に感動し、同時に電池の尋常でない消耗の早さ(単三乾電池×6本で僅か3~4時間の稼働)に驚愕しました・・・・・・。
※ちなみに対する当時の初代型ゲームボーイは単三乾電池×4本で丸半日ぐらいプレイ出来ました。
そんな感じでたま~に友人宅でプレイさせてもらったぐらいなのでやり込んだ覚えはなく、時は流れて小学校高学年ぐらいになるとセガサターンが登場しました。数年経って中学生頃に本体が安くなったところを手に入れたのですが、どういうわけかサターンではソニック作品は2本しかリリースされておらず、しかもメインの横スクロールアクションゲームではなく外伝作品だけだったため、なおのことソニックのゲームの印象がぼんやりしてしまったのだと思います。
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クオータービューの一風変わったアクションで、各ゾーンのフリッキーを
5匹救出してリングへ運ぶとクリア…らしい。おそらく『サルゲッチュ』みたいな感じなのかな?
これはプレイしたことはおろか持ってる友だちも居なかったな。
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これはかなりやった!! たしか当時ゲーム屋でサターン本体を買うと
10種類ぐらいのゲームの体験版が収録された販促ディスクが付いてきて
その中に本作も含まれており、気に入ったので後日製品版を買いました。
ソニックを題材にしたレーシングゲーム。乗り物に乗ってるキャラクターも居るけど、
ソニックなんかは自分の足で走るのでそれが逆に新鮮だしなんか可愛くて良かった。
サターンはレースゲームに関しては『セガラリーチャンピオンシップ』『デイトナUSA』等の
アーケードからの異色作が多かったですが、それゆえにオリジナルとのスペック差でモッサリしたプレイ感覚のものも多い中、本作はポップな見た目ながら内容はわりと丁寧で十分遊べました。
対戦モードの種類も多数有って接待ゲームとして重宝したもので。
さらにその後のドリームキャストは自分では所有しなかったこともあってソニック関係のソフトには触れず、その後にセガがハード争いから撤退してソニーや任天堂系ハードでソニックの新作が出るようになってからはどうにもいたたまれない気持ちが先走ってしまい、世間的に評価の高い作品でも手が伸びなくなってしまいました。初期の単純明快なゲーム性の頃に刷り込みの如く慣れ親しむ経験が無かったのが今思うと悔やまれます。
そして余談ですが、直近の大きな思い出は2016年の年末。
お台場にある東京ジョイポリスに友人たちと行きまして、その際のお目当ては当時発売間近だった『バイオハザード7』のウォークスルーアトラクションだったのですが、それが終わってジョイポリス入り口付近まで出てくると人だかりの中にソニックの着ぐるみが・・・
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即席の握手&記念撮影会みたいになってて、恥ずかしながら意を決して並んで
いよいよ握手さしてもらったらハグもしてくれました・・・柔らか毛並み。+(0゚・∀・)
さらに蛇足ながらその近くの劇場で『この世界の片隅に』を観て帰りました、とさ。
というわけであらためて振り返ってみるとだいぶ薄っぺらながら以上、わたしのソニック遍歴でした!!
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その変更前のデザインがこちら!
う~~ん、マンダム。ていうか怖い。
※ちなみにゲームボーイの思い出についてはこちらに書いているのでよろしければ併せてどぞ~。
Ⅱ. 作品概要
本作は、ソニックを仇敵と睨むナックルズとの因縁と和解、そして相棒テイルスとの親交に加えての前作で他惑星へ追放したドクター・ロボトニックとの再戦がメインで、前作での主戦場であるモンタナ州グリーンヒルズから世界各地へ大きく飛び出します。
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ヒーロー揃い踏みで強大な世界的危機に立ち向かう『アベンジャーズ』シリーズへの飛躍…的な?
世界各地の絶景や壮大で圧倒的物量の敵といったダイナミズムの代わりに、親しみの持てる小さな田舎町のあるあると町始まって以来の大事件の解決に一丸となって奔走したホームドラマ感の強かった前作に対し、本作はシリーズ物としての順当なスケールアップを果たしています。
シリーズ展開としては至極真っ当ですし、前作との差別化という意味でも必然的な進化ですが、その反面ドラマ運びとしては実写・アニメ問わずの複数ヒーローもののそれとかなり似通った感は出てしまい、3作目の製作も決定しているようなので次作では是非ともスケール感と親しみ易さと独自性のバランスにも十二分に配慮してほしいところではあります。
Ⅲ. 個人的ヒャッハー!!ないろいろ
・殴り合いのケンカの迫力が実は凄い
互いの一族同士の因縁からソニックを付け狙うナックルズと、それをいつものお気楽なノリでいなすソニックですが、特に序盤から中盤にかけて結構ガチなシバキ合いのバトルシーンを見せてくれ、格闘アクションの醍醐味も盛り込まれています。
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しかもそのうえでエッグマンの裏切りに気付いたナックルズが自省し、最終的にソニックと和解して共闘するくだりはベタながら少年漫画のようなカタルシスをもたらしてくれます。
使い古された展開ではあるので本来ならよほど捻りの利いた演出でないとサムくなってしまうところですが、イカした可愛いハリネズミとハリモグラなので画的な愛嬌が有るのがミソですね。
エメラルドを手にしてまんまと巨大ロボ(マシュマロマンに喩えられてましたが、どっちかというかガンダムグシオンやろ、あれ)を手にするエッグマンに対し、遂に三色揃って一致団結で闘う姿もストレートに胸アツです。
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・ソニックとテイルスの親友感がイチャイチャでムフフ
前作のラストでもチラッとお目見えしたテイルスですが、序盤に母性からナックルズの存在を感知して地球まではるばる"僕の名はエイジ!地球は狙われている!"的にソニックのサポートにやってきてくれます。
別の種族ではあるようですがすぐに打ち解け、強引なソニックに渋々付き従うテイルスの二人のコンビは修と亨の如き息の合いようです。
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このへんの愛らしさは『ミニオンズ』あたりに通ずるものがありますね。
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尻尾の回転の描画が地味に凄い・・・。
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まぁ、四次元ポケットが無いから仕方が無いのか。(=^・ω・^=)
彼もその後はワカウスキー家の屋根裏に居候することになるのかは不明ですが、次作では仲睦まじいルームシェアの様子も見せて欲しいものです。
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Ⅲ. 個人的ムムムッ!!ないろいろ
・人間側のドラマの薄さ
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上述のようにテイルスとナックルズというヒーローの追加に加え、世界各地を廻るので一作目からの人間のキャラクターの描写や彼らとソニックとの掛け合いの尺がどうしても割を食ってしまっています。
人間側の主役であるグリーンヒルズの保安官トーマスの義姉であるレイチェルのハワイでの結婚式が人間側ドラマの主軸にはなり、そこはなかなかに面白い("花嫁ゴジラ"って…)のですが、前作で見られたような人間的成長のドラマは今回はお預けの感が有り、一作目はそこが大きな魅力の一つでもあったのでやや勿体無い思いです。
・ソニックが"子ども"であることの意義
本作冒頭でソニックは大都市での強盗事件に自らが人知れず繰り出すことで強引ながら解決に導いています。その翌日にトーマスとの釣りの場面で「今は未だ子どもなんだから自分の身の程を学んで、来るべき時に備えろ」という父からの教えをソニックに語るシーンが有ります。
このシーンそのものはすごく良いのですが、エッグマンの再来のゴタゴタでそのメッセージの回収がやや性急に過ぎたのが勿体無かったように思います。
子どもだからこそ臆面無く人と親交を結べるし、「罪を憎んで人を憎まず」を実践でき、コケ方が盛大ならそこから得る学びも盛大です。
今回はトーマスの義姪であるジョジョとソニックとの絡みはほぼ無かったですが、幼い彼女に大人の何たるかを教える形で成長を描くのも良いのではないでしょうか。
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"新しい世界へ飛び出すスリル 君にも教えたいよ"みたいな。
Ⅳ. 終わりに
というわけで今回は最新公開映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』について語ってみました。
個人的いい点悪い点挙げてみましたが、まとめると"迫力と愛くるしさはパワーアップしたもののドラマが弱くなった"というところだと思います。
次回作への引きはシャドウの出現を予感させる感じでしたが、せっかく人間側のキャラクターもドラマを紡いできたので、スケール感だけに捉われず本実写シリーズなりのドラマの充実を期待したいところであります。
ソニックたちのファサファサとじゃれ合いにニンマリ出来る人には文句なしにおススメの一本でした。
今回はこのへんにて。
それでは・・・・・・どうぞよしなに。
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え~感じですがコントローラーのファサファサゆえに
プレイ中すぐに手汗でベトベトになりそうや…。
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