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【90年代あれこれ②】~素晴らしきかな"GW" その三~ 幼少期のゴールデンウィーク映画おもひでぽろぽろ “東映スーパーヒーローフェア'93”
結論から言おう‼・・・・・・・こんにちは~。(*´∀`*)
記憶では、小学校五年生の頃から隔週休二日制、高校二年生の頃から完全週休二日制になったはず、O次郎です。
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土曜日は普通に半ドン(これも死語だなぁ…)で授業に出てたりして
一瞬アレッ?ってなる、の巻。
いよいよGWが始まりまして、有給駆使すると最大十連休だそうですが、私は暦通りのお休みなので、まばらに出勤日がございます。人混みでやきもきしたくないし、かといって家に籠るのも却ってストレスなので、ほどほどに出かけてほどほどに穴熊になる所存でございます。
今回はGW気分を満喫する一環として、幼少期のGW映画の思い出を振り返ろうと思います。同じ90年代初頭に幼少期を過ごした方や、特撮作品好きな方はぜひとも一緒にノスタルジーに浸っていただければ幸いです。
ちなみに今年のGW期間公開映画の個人的おススメ作品については近々の投稿で語りましたので、よろしければそちらも併せてご覧になってね!
Ⅰ. "東映スーパーヒーローフェア"とはなんぞや?
目玉のオリジナル劇場作品1本に、その年の東映のTV特撮ヒーロー作品2本(今も後継作品が続いてるスーパー戦隊と仮面ライダーの枠)の劇場用短編をくっつけた劇場上映プログラムですね。私より上の世代の方にとっては「東映まんがまつり」がコレに近いのかもしれません。
三年間同じフォーマットで劇場上映されたようですが、記憶を辿るに私は93年版しか観た覚えがありません。よって今回はその93年プログラムにまつわるおもひで話です。
私の世代は、観るべき幼少期にリアルタイムで仮面ライダーおよびウルトラマンのTVシリーズが放映されていませんでした。仮面ライダーは物心つく前に"BLACK"(および"BLACK RX")が放映されたのみで終わり、ウルトラマンに至っては当初のキー局のTBSとの不和や円谷一族のお家騒動、およびタイのプロダクションとの海外独占権を巡る裁判の影響で全くTV新作放映が有りませんでした。しかしレジェンドコンテンツのTV放映が無い一方、今回のような劇場用フォーマットやオリジナルビデオでの単発作品等、シリーズ物のお約束にとらわれない野心作が多い時代だったんじゃないかとも思ったりしてます。
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この平成初期のゴジラが一番男前な面構えしてると思うんですわ。
そんなわけで、当時小学校に入りたての私はこの劇場プログラムのTVCMを観てまんまと魅了され、親にせがんでGWに劇場に連れて行ってもらったわけです。
Ⅱ. 作品ラインナップ
・『仮面ライダーZO』
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敵キャラクターのデザインはやたらと鋭角的でゴテゴテしてそっちもカッコよかった。
50分ほどの尺に、怪人暗躍→ライダーお目見え→少年と親交を育んで彼が攫われる→大救出劇→少年とお別れして何処かへ、という起承転結がきちんと集約されており、今観ると西部劇の『シェーン』や時代劇の『木枯し紋次郎』のような風来坊物語の黄金律のような出来栄えです。
後のパチスロ化で大ヒットした『牙狼〈GARO〉』シリーズを手掛けた雨宮慶太監督の作品なので、非常に分かり易い王道展開とネーミング("ネオ生命体"って何よ)で当時の子どもとして大うけでした。
ED主題歌(INFIX「愛が止まらない」)もあらためて聴くと哀愁溢れるとてもカッコいい曲です。
<極私的おもひでポイント>
誰にでもある「祭りの出店で買ってもらったお面」はこのZOのお面が最初だったような気がします。
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ZOの緑色基調のショルダーバックが貰えて、
その頃出掛ける際はルンルンでそれを提げてたハズ。
・『五星戦隊ダイレンジャー』
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中国拳法モチーフの戦隊で、生身の状態でも相当キレッキレのアクションをそれぞれ披露されてましたが、子どもとしては「さっさと変身してほしいなぁ」だったので、"大人の心子知らず"というか何というか。
龍や麒麟といった幻獣モチーフが幼児心をくすぐったうえ、敵側がキャラクター的にもデザイン的にもおちゃらけたのが多く、ハードなアクションと相反するようにコミカルな話が子ども心にツボだった覚えがありんす。
<極私的おもひでポイント>
毎月購読してた児童誌「テレビマガジン」の応募付録サービスで、五色の大きめのスーパーボールが貰えました。ボールの中に五人それぞれのモチーフ幻獣が浮かび上がっててなんかカッコよス。
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当時の自分は相当気に入ってて、無くさないように向こう数年間は
大事に頂き物のクッキーの空き缶に入れて保管してたハズ。
・『特捜ロボ ジャンパーソン』
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ファッションまで披露してて、子どもとしてはそれも味として特に不満は有りませんでしたが、
中盤以降は無くなったので製作サイドとしてはなんかこっぱずかしくなったのかも・・・。
珍しく人間体が存在しない純然たるロボットで、TVシリーズ中盤まで出自が一切不明なのが非常にシビれました。
上述の『ダイレンジャー』と同じく、TVシリーズと同じ30分尺なのですが、劇場の大スクリーンで観られたことに純粋に感動したのを思い出します。
<極私的おもひでポイント>
この手のヒーロー番組だと必ず毎年発売されるタイアップのソーセージ、自分としては”ジャンパーソンソーセージ”だけが何故かダントツで印象深いです。たぶん、付属おもちゃのソフビの出来が気に入ったんでしょう。
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「おもちゃ付きのお菓子を買ってあげるのは土曜日だけよ!」とのお達し。
毎週、待ち遠しいどころの騒ぎじゃなかった…。
Ⅲ. まとめ
というわけでコンテンツをきっかけに幼少期を懐かしんでみましたが、年齢を重ねてつとに感じるのは、「寝食を忘れて一つの物事に没頭する」ということが無くなってしまったな、ということです。
アニメの『ドラゴンボールZ』の後期主題歌の歌詞に、
”夢中になれるものが いつかキミをすげぇヤツにするんだ”
という一節が有りましたが、まさしく、大人になってどうしても経験則で物事を判断することが多くなる中、それでも好奇心を失わない一握りの人だけが傑物に成り得るんだろうとしみじみ感じます。
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エネルギー弾乱射(主にベジータが放ったもの)による爆風を延々30分間見せられて
1エピソードが終わる、というパターンがどれだけ続いたことか。
Ⅳ. おまけに
今回、往年の特撮作品を振り返ってみてふと気づいたのが、毎回の番組のクライマックスのロケーションとして定番だった、だだっ広い採石場を見なくなったなぁ、ということ。
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ロケーションとして使われてましたっけ?
ちょこっと調べましたが、近年は大量の火薬を使った派手な爆発がコンプライアンス的によろしくないのと、CGによる爆発で代用出来るということで街中での撮影が増えて、結果として件の採石場が撮影に使われる頻度が以前に比べて激減している、ということのようで。まさに時代の流れですね。
というわけで、とりとめのない様相を呈してきたので今回はこれにて。
それでは・・・・・どうぞよしなに。
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![O次郎(平日はサラリーマン、週末はアマチュア劇団員)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76767168/profile_964813fba38d4eb07b414646ca645b37.jpg?width=600&crop=1:1,smart)