【趣味人噺⑱】〈その③〉80年代に活躍して消息を絶った伝説のホラー漫画家川島のりかず先生の作品をレビューしてみる、の巻。
結論から言おう!!・・・・・・こんにちは。(´∇`)b
スーパーの値引き総菜・弁当には心躍らせるけど、もしレジで店員さんが値引き処理し忘れてもそこはきっと指摘できないチキン野郎、O次郎です。
なんというか、"恥の上塗り"気分になっちゃうだろうというかなんというか…まぁ、そもそもが値引き品を狙いに行ってる時点でエレガントじゃないんだから何を今さらって話ではありますが。(_´Д`)
"期せずしてお店に寄ったらたまたま値引き品を手に出来てラッキー"ぐらいの気持ちを保てる人が心理的にも時間的にもプレッシャーから解放されていてトータルで一番得をしてるんでしょう、きっと。( ・・)
今回はいつもの映画話はさて置いてのマンガのお話です。
一昨年前の年末年始休暇期間、kindle本で気になっていたとあるホラー漫画を購入して読み耽りました。
世評も上々だったのででは他の作品も、、、と食指を伸ばそうとしたものの寡作なうえに悉く絶版のタイトルばかり。
それもそのはずで、作者の川島のりかず先生は、主に80年代半ばに書きおろしの少女向けホラー単行本(ひばり書房の"ひばりコミックス"シリーズ)を主戦場とされていたものの、90年代に入る頃には訳有って断筆。00年代に入ってから徐々にフリークの間で再評価が進むも、市井のサラリーマン・家庭人としての第二の人生の末に数年前に逝去されてご自身の過去作の復刊の機会には終ぞ立ち会えず、という"知る人ぞ知る"な人となりも相俟って俄然既刊を読みたい気持ちが高まり、折に触れて国会図書館やら国際子ども図書館やらを巡って閲覧申請、、、という次第でございました。
今回は先生の主たる刊行スタイルである単行本作品ではなく、それ以前の漫画雑誌へ掲載された読み切り作品四本に感想をつらつら、の巻です。どの作品も正直言って非常に粗削りなところもありますが、シニカルさタップリの初期衝動だったり、後の持ち味である幻想的怪奇譚とは真逆に位置する下世話な人間模様だったりはエピソード・ゼロとしてなかなかの珍味です。
これまでにレビュー記事を2回ほど書いてますので、よろしければ併せてどうぞでございます。
それでは・・・・・・・・・"できらぁ!!"
Ⅰ. 漫画家川島のりかず先生について
※先生ご本人に関しては前々回記事に書かせていただいておりますので、そちらをご参照ください。
今回の短編四作品は、それぞれ芳文社がかつて発行していた青年漫画誌の「漫画コミック(1968-1982年)」および「長編漫画傑作集(1970-1988年)」に掲載されておりました。
国会図書館で雑誌ごと閲覧してきましたが、両誌ともエロとバイオレンスがウリの劇画タッチの作品を主軸に、ナンセンスな四コマ漫画や淫奔に関する読み物がチラホラ・・・というようなザ・往年の青年誌の装い。
後の川島先生の作風からするとおよそ似つかわしくないカラーの戦場ですが、デビュー前は『女犯坊』で著名なふくしま政美先生のアシスタントをされていたということでその人脈からでしょうか。
また、"当時の成人誌は作品内にエロさえ踏まえてあればあとの要素はかなり自由度が高く、ともすればそのエロ要素も必須ではなくて新人の持ち込みの参入障壁が低かった"というような漫画家先生の言を目にしたことがあるように、当時のまずもっての漫画家デビューの場としては至極自然なものだったのかもしれません。実際、ある年齢以上の漫画家先生が駆け出しの頃に成人漫画を描いていた、というのは結構聞く話ですね。
そして映画監督なんかも、ピンク映画でデビューしつつ絡み以外の物語性や演出面で出色の出来栄えを見せて名を成し、一般映画の盟主へ、みたいな道筋を経た方を目にする機会が有りますから、無意識下の道徳面への影響や搾取の問題は有るにせよ、新しい才能が日の目を見る場としてエロスフィールドがその受け皿になっている面は有るのかな。
ともあれ、こうした読み切り作品を経てご自身の紡ぐ物語と絵の表現の最適解として書き下ろし単行本に辿り着いたのでしょうが、それだけにショッキングな描写の積み重ねや犠牲者の多用化で展開を引っ張る作品が常であり、謎やその種明かしで読者の興味を引っ張るような連載漫画的巧さがあまり見られなかったことが、ややもすると漫画家生命の延命に上手く繋がらなかった遠因なのかも、と素人ながら考えてしまいました。
先生の後期作品の「いじめっ子は死んだ」なんかはクライマックスシーンを冒頭に持って来たりイジメの犯人達が排除された後に真犯人が姿を現したりと、火サス的な引っ張り方が読み手をグイグイ引っ張っていく感じが他作品に無い連続性でしたので、その妙味を活かす作劇方面でもアピール出来ていれば再度の雑誌方面への掲載の道も有り得たのでは?と口惜しくもあり。
というわけで前置きが長くなってしまいましたのでこのへんにしておき、各短編の話に移らせていただきます。
Ⅱ. 川島先生の作品群、その三
①「招かれざる客」〈「漫画コミック」1981.2刊行〉
[個人的おススメ度:★★★☆☆]
記念すべき読み切り短編一本目はミステリー仕立てのスリラー。
組長をハジいてカネを強奪したことで組と警察から追われている男が、逃走途上でとある閑静な住宅街の一軒家に押し入り、そこに住む老夫婦が脅しを受けながら恐怖の一夜を過ごす…というもの。
誌面カラーに沿った濡れ場は一切無く、凶器で脅されながら男の潜伏に加担させられる老夫婦の恐怖とその行く末の描写に専ら力点が置かれています。
のっけから傍若無人で粗野な男の態度に憤るも鉄拳制裁されたり、男が入浴中のスキを狙って警察に助けを乞おうとするも果たせず犯人を求めて巡回中の警官隊にウソを吐いてやり過ごしたりと、スリラーのお約束展開を見せながらも、一方では子ども達に愛想を尽かされて彼らからの仕送りが途絶えた末に冷蔵庫にほぼ何も入っていないギリギリchopの老夫婦の実情を知った男が郷里の親を思い出して当座のカネを融通してやる、といった人情節も垣間見え、互いにある種の仲間意識も芽生えます。
男が与えたカネで食料と酒を買い込んできたお婆さんが料理を振る舞い、逃亡生活で蓄積した疲労と酒がまわった勢いで男は微睡み始める。慌ててお爺さんが二階の寝室に誘い、酔って別の部屋に入ろうとした男を慌てて制して無事に寝室に寝かしつける。
そして翌朝、寝ぼけ眼で老夫婦の気配が無いことに不信がった男が扉を開けて部屋の外に出ると何故か扉の先は外に繋がっており、勢いのまま憐れ男は庭の地面に激突死・・・。
男の死骸に怯えるお婆ちゃんに対し、お爺ちゃんが不敵に笑って種明かしをする。"昨晩、男が寝入っている隙に寝室の家具や調度を前室に移動させた。そして朝起きた男は自分が今居る部屋は寝室だと疑わないが実際はその前室であり、男が開けたドアは昨晩自分が咄嗟に男が開けるのを制した、外階段に続くもののその階段が破損していて取り外されている、何も無い空間へ続くドアだった"と。
お爺ちゃんの咄嗟の機転で暴漢を亡き者にできたうえ、実は男は昨日のテレビのニュースで報じられていた銀行強盗の犯人であり、彼の奪った数千万円のカネも自分たちのものにできたことでお婆ちゃんもすっかりご満悦。
大金を携えてガレージに在る車に乗り込んで悠々と家を跡にする老夫婦。実は彼らは彼らで長年泥棒稼業に身を窶しており、この家も彼らの隠れ家の一つに過ぎなかったのでした、、、チャンチャン。
僅か20ページ足らずの尺の中に如何にも刺激的などんでん返しを複数放り込んだ展開は"どんなもんだい!"というなんとも鼻息荒い新人作家さんという具合で、これぞ初期衝動、との感が有りますね。
しかしながら着目すべきはそこよりも何よりも、お爺ちゃんどうやって寝ている大男を一人でベッドごと隣室へこっそり移動させたの?!というところでしょうか。
そのツッコミどころのデカさからして他の細部の大味さが些末に見えるのが良いのかなんなのか。まぁ、ベッドの脚がキャスター付きだったとかそういう感じで脳内保管しましょうか…。o(´○`)o
先生のシニカルなオチの付け方の源流という意味ではまず有意義だと思うし、上述のように基本ミステリー展開という点でも稀有で、"読者をアッと驚かせてやりたい、でも編集者の腑に落ちるようきちんとまとめもしたい"という落としどころを探してる姿が見えるような一本。
②「殺人パーティー」〈「漫画コミック」1981.4刊行〉
[個人的おススメ度:★★☆☆☆]
風采は上がらないものの親族のコネで将来のポストが約束されており、なかなかの豪邸に住む小男。彼は大学時代の高嶺の花であった女性と結婚するも、妻となった彼女は夫を小馬鹿にして金蔓としか見ておらず、自分が寝静まった後に堂々と夜遊びから帰宅して男を連れ込む始末。
遂にここ数年の結婚生活の不満が爆発した彼は入浴中の妻と間男を感電死させ、事態の収拾に困り果てて大学時代の先輩男性を頼ったのだが・・・。
ということで冒頭はその先輩を自分の運転する車にピックし、自宅へと向かう車中で亡き妻への想いと自らの凶行を打ち明ける形で過去語りが始まります。
そこから数日後、男の自宅での誕生日パーティーに多くの会社関係者が訪れて豪勢な料理を肴に歓談し大盛況。"妻は行方不明"という男の釈明に対して彼女の日頃の素行を薄々知っていた友人達は男に同情し、怪しむことも無く三々五々帰っていく。
客人が帰っていった後、完全犯罪の成功を確信して祝杯を挙げる男と先輩が語るには、なんと妻と間男の遺体を家の暖炉で焼き上げ、証拠隠滅のためにその肉をパーティーでの晩餐に供した、とのこと。
男の信頼を得たうえで今後は男を強請ることで延々カネの無心ができると内心ほくそ笑む先輩だったが、その刹那に彼の背後を刃物が貫く!
実は妻の不倫相手の一人はまさにその先輩男性であり、その復讐も果たした男は傍らにくずおれた巨体を前に"どう料理して喰ってやろうか・・・"とせせら笑うのであった。
というわけで二本目の短編は、なんとも明け透けなカニバリズム殺人譚です。
人肉食を扱った作品は、武田泰淳先生の短編小説『ひかりごけ』や実際の航空機事故を扱った映画『アンデスの聖餐』など、極限状況下での生命倫理の揺らめきを慎重に描きつつも宿命的に物議を醸すことが必定の超ウルトラセンシティブなものですが、本作ではあくまで殺人隠蔽の手段でありそれ以上でもそれ以下でもありません。
ネタばらし前の誕生パーティーのシーンで来客がディナー料理の肉を貪る部分がやたらフォーカスされたりしていて見世物感もあるので、今回の四本の中ではテイスト的に誌面に一番マッチしているようにも見えますが、今の世ではもちろんのこと、90年代でも既に自主規制のレベルの頓着の無さではないかと察します。
時代がだったからと言えばそれまでかもですが、"若さゆえのタブーへの斬り込み"という観点からすればさらにその十年前に連載されたジョージ秋山先生の『アシュラ』あたりは覚悟が滲み出ていますし、それを思うとこのライトさはいろんな意味で肝の冷える一本でした。
③「おうべ婆さん奮戦記」〈「漫画コミック」1981.7刊行〉
[個人的おススメ度:★★☆☆☆]
とあるマンションの一室で何かをじっと待つおうべ婆さん。とすると、向かいのマンションの一室で繰り広げられる中年男性とその部下の若い女性との真昼の不倫現場を激写。ことが終わった後にすぐさま男性の前に馳せ参じてポラロイドカメラの写真をネタに強請り、見事5万円をせしめます。
その後はところ変わってとある山中、車中でまぐわい始める中年女性と若めの間男の姿をまたもや茂みから迫ってカメラに収めるおうめ婆さん。気が動転した男が掴み掛かりますが持っていた杖で咄嗟に袋叩きにして撃退し、返す刀で中年女性を強請ってまたも5万円をゲット。
そして今度はあまりにも捻りが無くラブホテルの前。路地裏でカップラーメンを啜りながらシャッターチャンスを待つ婆さんの前に、ホテルから出てきた若い男女の姿。
今度は男性の方がターゲットだったようで、喫茶店にて写真を武器にチクリ。新社会人には5万円は痛手だったようですが、重役の娘を婚約相手にしつつも昔の恋人を忘れられずズルズルな小狡さを衝かれて敢え無くノックアウトです。
そして明くる朝、おうめ婆さんを起こしに来た三人はやはりというかなんというか例の脅迫した中年男性・女性・若い男。老後のカネを憂いたおうめ婆さんは家族から"小遣い"を強請り取ることを思いついたのであり、それに対して家ではニコニコしつつも内心早いこと婆さんにあの世からのお迎えが来ることを願わずにはいられない夫婦と息子なのでありました、とのオチ。
なんというか、おうめ婆さんのビジュアルがいじわるばあさんみたいなこともあって、ちょっとエッチな四コマ感が非常に強いです。
皮肉っちゃあ確かに皮肉ですがなんとも薄味であり、まさにことによれば四コマで済むものをなんとかニ十ページ程度に伸ばした感も正直します。
"老女が主人公"という点でも先生の作品の中ではユニークネスではありますが、逆にそれが当時青年男性である川島先生自身の対極の存在ということで魂が込め辛かったのか狂言回し感が強く、キャラクターの業がマイルドなのがちと残念か。
④「怖い女」〈「長編漫画傑作集」1981.8刊行〉
[個人的おススメ度:★★★☆☆]
ほどほどに人生にこなれた中間管理職の男性が若い女性とラブホテルで一戦交え、報酬を支払ったうえでお互いのテクニックを社交辞令的に讃えたうえで後腐れ無く去っていく。
男が夜半に妻の待つ自宅マンションへ帰ると、ほどなくして例の若い女性とみるからにヤクザ風の男性が強引に押し入り、"オレの連れに手を出してどう落とし前を付けるんだ!?"的なテンプレの美人局脅迫展開に。
自身が勤めている会社に醜聞がバレて出世の道を阻まれることを恐れた夫は言われるがままにカネを渡してしまうものの、彼らが去った後に「死ぬまで毟り取られ続けるわよ!!」と友人女性の家庭がヤクザ者達に崩壊させられた経緯を引き合いに夫の不貞と不覚悟を強く詰る妻であった。
次なる強請に怯えつつ会社で業務をこなす夫であったが、なんと社長から直々にお呼びが掛かり、社長と役員から驚きの話を持ち掛けられるが・・・。
その一方で夫の留守中に早速、例のヤクザカップルがマンションを訪れて再度の揺さぶりをかけるも妻は気丈に対応、にらみ合いを続ける中で渋々と彼らに酒を飲ませて夫の帰りを待つことになるが・・・。
そこに夫が慌てて帰宅しつつ水を飲んで落ち着くと突然笑い出し、妻が訳を聞くと"あのヤクザ男は実は社長の息子であり、以前から素行が悪いので秘かに見張りが付いていた。息子が巻き上げたカネは社長が立て替えるので、息子の悪行と素性については黙っておいて欲しい"とのことで、恐喝問題が解決するとともに自身の不純異性交遊についてもお咎め無しの万々歳、だったとのこと。
だが時すでに遅し!!………妻は彼らに出した酒に毒物を混ぜて殺害してしまっていたのでした。
天国からまた地獄へと突き落とされた夫は自らの軽率な行動が招いた惨劇を悔いながら警察に出頭しようとするが、社会の害悪であるヤクザものを始末したぐらいで人生を棒に振る謂れなど無いとばかりに妻は断固拒否。
妻は、殺すと決めて予め準備していたセメントと即席の棺桶を使って男女の遺体を隠蔽しようとしますが、何故か玄関先に警官隊と社長の姿が!
どうやらドラ息子は自分が厄介になっていた組でのいざこざから既に殺人を犯しており、彼の足跡を追っていた警察と事情を知った社長が夫妻のもとを訪ねてきたのでした。
二重三重に絶望する夫の背後でセメントと格闘していた妻が狼狽するところでジ・エンド……。
上述の佐藤まさあき先生のハードボイルド作品にも有りそうな欲と悲哀の小悲劇ですが、印象に残った点を挙げるとすれば妻がヤクザを強烈に憎悪しているところでしょうか。怯えはそこそこに怒りと侮蔑の敵意の方がかなり勝っており、市井の主婦にしては分不相応に勇敢とも見えます。実際、最初に男女が夫妻の自宅を訪れた際には口止め料を跳ね除けようと啖呵を切っていましたし、二度目に一人で相対した時点でも唯々諾々と言いなりにはなりません。
妻の口から友人家庭がヤクザに崩壊させられた話が語られましたが、例えば"自分の親類縁者やあるいは自分自身が多感な少女期に反社の人間に心身ともに蹂躙された"というような悲憤慷慨の辛い過去を想起させるインサートが有ったりすれば短い尺でも妻のキャラクターにより肉付け出来たし、なんならその過去の惨劇の記憶を膨らませることで後の書き下ろし長編へと翻案することも有り得たタイトルだと思います。
幕切れの後味の悪さの演出がやや中途半端だった感は否めませんが、ブラッシュアップを希望する余地のある物語だったということでもあるかと。
Ⅲ. おしまいに
というわけで今回は80年代の知る人ぞ知るホラー漫画家、川島のりかず先生の作品レビューの第3弾でした。
書き下ろし作品以前の初期短編、ということで粗削りも粗削りな感は否めませんが、それが新進のアーティストの"生みの苦しみ"とも見え、まるで実験のように思うままをそのまま試して作品毎に描くジャンルの手応えを確かめている様が目に浮かぶのはなかなか面白いものでした。
そういえば、川島先生の単行本作品は少女向け主軸の内容にも関わらず、その生活世界とはおよそ縁遠くリアリティーに乏しいはずのヤクザ者が派手に暴れる(そして時に強請る)ストーリーが多い印象ですが、今回読んだ4本の中の2本にもヤーさんがメインで登場しています。
成人誌なので反社勢力が作品に登場するのはむしろ如何にもではありますが、後の書き下ろし作品の主人公達が往々にして見舞われる理不尽な有形無形の暴力と血腥いスプラッター描写を鑑みるに、いわばその呼び水としてならず者キャラクターを重宝されるようになったのかな、と推察したりした次第。
また、てっきり初期の作品は先生の師匠であるふくしま政美先生の超絶劇画のタッチが色濃く出ているのかと思いきやそうでもなく、後の作品群と比べてタッチの変化はそう無いように見えます。
ふくしま先生のWiki内に"『聖マッスル』終了後のふくしまは自ら劇画を離れ、ブームに迎合したラブコメ作品などを持ち込むようになり"と記述が有りましたが、アシスタントをされていた川島先生の絵もその変遷を受けて、ということなのでしょうか。
そんなこんなで、まだ未読の川島先生作品はいくつもあるんですが、児童書扱いゆえに作品によって国会図書館と国際子ども図書館に蔵書が分かれてるのがなかなか面倒で・・・。ともあれ閲覧次第また感想を書く所存です。
今回はこのへんにて。
それでは・・・・・・どうぞよしなに。