50代児(その3)
私に転移したので今はもう知り合いでもなんでもありませんが、過去にもう1人50代児がいた。
「こいつ両親以外にも50才児抱えていたのか!?」と思うでしょうが、抱えてました本当です。
忘れはしませぬあれは拙僧が未だ17才だった頃。
その時に出会った人が、私に一晩で惚れやがりました。何故「一晩」と言うのか。
それは彼が人が泊まる場所を運営していたからです。
幸い、彼は私に転移するだけで私に何も淫乱な被害はありませんでしたので惚れた理由だけ書き連ね、誰が私に惚れたのか特定できないようにぼかします。
その方と私は夜通し色々と話していました。
その方の孤独さ。
自分が言った事を「理解されない」苦しさ。
「理解されない」ならまだしも「分からない」と切り捨てられる悲しさ。
周りに人はいれど、企業の上層部にいけど、そこにある癒えぬ寂しさ。
その人が今まで勉強してきた知識。
色々と質問を繰り返し、話を聞きました。
その人は無邪気に私に色々と話しました。
私はずっと父親やSNSで出会ったとある人を見てきたので「理解されない苦しさ」は嫌な程分かっているのでそこを汲み取るような言葉をかけました。
そうしたら、案の定。
甘えられました。(それはお前が悪いやろ)
いや、優しさって毒ですね。
そしてその優しさを振りまけるのが相手にとって自分しかいないと悟った時に振りまくしかないあの瞬間。あー嫌だ嫌だ。
本来私はその人に「自分は虐待されてるから子供のように扱ってほしい」と予め伝えたはずです。
なのに挙句の果てには「僕は君の事を子供だと思ってない、1人の女性だと思っている。」と私に伝える始末。
だからそいつにこう言い返してやりたい。
「女性じゃねぇよ、子供だよ。」