MXOG（MX Linux 非公式日本語版）のご紹介 #1　2023/08/12追記

2023年7月31日 13:53

お〜げさんです。
久しぶりのLinuxに関する記事になります。

今回は現在、私とメンバーで開発している
MXOG（MX Linux　非公式日本語版）をご紹介します。

【MXOGについて】　08/12　追記
MXOGは
「世界的に一般的なOSであるMX LINUXについて、独特な日本市場への綿密なローカライズと動作確認情報を提供することで、
MX LINUXの日本市場への浸透を目指す"カスタムフレーバー"です。」

MX Linux　カスタムフレーバーのMXOG

※MXOGの詳細をお知らせするのはこの記事が始めてになります。
　一度に紹介しきれませんので複数回に分けて紹介します。

※次の記事を投稿しました。

MXOGとは？

MX Linux　O-gesan　Grenn Ninja　の略称です。
MX Linux　非公式日本語版です。

パソコン用のOSです。
デスクトップ向け＝パソコン向け　のLinuxをベースにしています。

【MXOGの仕様】
・MX Linuxベース（MX-21.3 “Wildflower”）　・・・Debian 11
・64bit　・・・32bitには未対応
・デスクトップ環境：　Xfce
・BIOS（レガシーBIOS）：対応
・UEFI：　32bit ／ 64bit 対応　

Linuxは現在多くの用途（スマートフォン、サーバーなど）で使われています。
そのLinuxは世界中の多くの人が無償で開発をしています。
有償のWindowsと違い莫大な開発費がありませんが、たくさんの機能やアプリケーションがありパソコン用のOSとして十分使えるものになっています。

MXOGは世界的に人気のあるMX Linuxの非公式日本語版です。
日本語化と日本人向けに使い勝手をカスタムしたもので機能的な追加はしていません。

MXOGはインストール用のISOファイルだけで無く、様々な情報も含めたものです。
公式Wikiで様々な情報を提供していきます。

MXOGの公式Wikiでは、レビュー記事や設定・使い方の説明記事（Blog）を積極的に紹介していきます。
MXOGの情報は私達開発チームだけでは情報量は限られてしまいます。
みなさんと一緒に育てたいと思っています。
例：
・Conkyの説明
・便利な使い方の説明
・MXツールの紹介

■MXOGの特徴

１．インストール時から日本語が使える
２．日本語フォントもインストール
３．アプリケーションも日本語化
４．日本人向けにメニューや使い勝手をカスタマイズ
５．動作確認したパソコンの情報を公式Wikiに掲載
６．たくさんの方のMX Linuxの情報が活用出来る

■目的

一番の目的は古いパソコンの再利用です。
Windowsがモッサリして快適に使えなくなったパソコンをMXOGに入れ替えることで再利用出来ます。
（あのWindows Updateとはオサラバです）
家で眠っているパソコンを子供用（小学・中学。高校生）に使えるように！という事も考えています。
→ネットに接続していなくても出来ることはあります。

二番目の目的としてLinuxに触れるキッカケです。
MXOGをキッカケにLinuxに触れて、自分に合うのLinuxを探しをしてもらえるとうれしいです。
※MXOGを「日本で１番使われる〜〜」なんて事は目指していません😊️

【WindowsとMicrosoftについて】
Windowsは有償という事をご存知でしょうか？
通常パソコンを購入時にWindowsが入っているので意識しない方が多いと思いますが、パソコンの購入価格には「Windowsの価格」も含まれています。

Microsoft社がWindows11を発表後、対応するパソコンのハードルを大きく上げました。
2025年までWindows10のサポートがありますが、新機能はWindows11に追加される形になりました。

※要はMicrosoft社はWindows11の導入でパソコンの買い替えを狙っているという事です。

ビジネス最優先のMicrosoft

Linuxは同じパソコンで動作させた場合、Windowsよりも処理が早いです。
Windowsは多機能な分、普段使用しないプログラムが常時起動していたりしてメモリー消費やCPU処理を使っています。

例：パソコン起動直後のメモリー使用量
・Windows１０：　〜２ＧＢ
・MXOG：　１ＧＢ以下　・・・用途を限定すればメモリー2GBのパソコンでも使用出来ます

※個人的な感想ですがノートパソコンのバッテリーの動作時間が長くなったと思います。

■MXOGの開発（作成）

MXOGはMX Linuxのオリジナルツールの「MXスナップショット」を使用して作成しています。

通常は開発・ビルドという作業が入りますが、「MXスナップショット」を使用すればOS、アプリケーション、データをまるまるバックアップデータ（ISOファイル）が手軽に作成出来ます。

■MXOGの種類とバーションについて

MXOGは「ベース」・「タブレット」と「カスタマイズ」があります。

■ベース：　MX Linuxを日本語化したもの　（非公式日本語版）
　→MXOGは基本的に「ベース」を指します。

■タブレット１０：　WindowsそしてIntel Atom CPUを搭載した１０インチタブレット向けに特化したもの　・・・使い勝手を大きく変更しています

■カスタマイズ版：ベースを使ってデザインや機能的なカスタマイズしたもの
※カスタマイズ版はMXOGの動作確認したパソコンの情報が共有出来ます。
　動作確認機種の情報が増えれば自分のパソコンにインストール可能か？という情報が公式Wikiでわかるようになります。

バーションは
MXOG 21：　MX Linux 21.3を元に日本語化したもの
MXOG 23：　次期バーションのMX Linux 23をベースにしたもの
※「MXOG 21ベース」はMX Linux 23へのアップデートが出来る前提で作成しております。

【参考情報】
MXOG　ベースを使って、特定用途向けに作る事も可能です。
オリジナルとしてカスタマイズしたものを公開したり、同じ環境として作る事も可能です。

１．特定用途（WEBプログラミング、機械学習など）のアプリケーションをインストールしたもの
２．子供、小学生向けに特化したもの

MX Linuxについて

MX Linuxは世界的にとても人気のあるLinuxです。
人気の指標の１つである「Distro Watch」で１位をずっと獲得しています。
DistroWatch.com：　https://distrowatch.com/

MX Linuxが人気の理由

とても便利なツール（アプリケーション）が豊富なところが１番の理由かな？と思います（個人的な感想）

そしてLinuxとして中量級（起動直後のメモリー使用量が1GB以下）でサクサク動く点も理由と思います。

MX Linuxの知られていないすごさ！

私はLinuxが好きで色んなディストリビューション（Ubuntu、LinuxMint、Pop!_OS、Manjaroなど）を実機にインストールして動作確認をしています。
（理由はゴタゴタがありますので伏せます）

とても多くのパソコンに手を加える必要無くインストールが出来る点です！
・BIOS・UEFI 32bit 64bitに対応
・WiFiなどデバイスドライバーが豊富に入っている
・Windows８ / １０の32bit版がインストールされていたパソコンでもインストールが可能です

有名ディストリビューションでインストールが出来ないパソコンでもインストールが出来たりするので古いパソコンの再利用に向いています。
例：
Windowsの32bitがインストールされていたパソコンでもMX Linuxはインストール可能です。

■よくあるインストール時の問題
・ノートパソコンの場合はWiFiアダプタが認識されない。
　→WiFiでインターネットに接続出来ない。有線LANが必要になる
・インストールしようと思ってもインストール用のメディア（USBメモリやDVD）から起動が出来ない
・インストール出来た（処理が終了）が、いざ起動しようとすると起動出来ない

・BIOS（レガシーBIOS）：対応
・UEFI：　32bit ／ 64bit 対応　

まとめ

MXOGは古いパソコンの復活、Linuxに触れるキッカケを目指しています。
多く人（プログラミング、Linuxに詳しく無い人）のそれぞれの得意分野でMXOGを育てて行きたいと考えています。

MXOGを「日本で１番使われる〜〜」なんて事は目指していません😊️

書きたい事がたくさんありますが、長い記事になるため複数回に分けて紹介を致します。
メンバー紹介も致します。
記事の内容は今後追記する予定です。

最後までご覧頂きましてありがとうございました。

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