Synthesizer Vデビューしました
巷で大流行のSynthesizer Vってやつを先日導入してみました。
買った後に色々案件が入ってきたりして触れてなかったんですが、ようやく時間ができてとりあえず、どんなもんかと自分の曲「Re:boot」で試しに歌ってもらいました。
結論、めちゃくちゃ好みな声です。
自分のオリジナルは英語詞が多くて、頼まれて作る曲は日本語詞が多いので、歌声データベースは日英どっちもいけるSheenaさんを採用したんですが、とても良いです。澤野さんの曲で歌ってそうなザ・海外シンガーって感じの声質がツボです。
Synthesizer V導入の目的は仮歌です。
僕は歌が壊滅的に下手なので、ボーカルさんに歌入れをお願いする時も譜面だけで指示していたんですが、やっぱり仮仮歌あったほうがいいよな〜、ってことでSynthesizer Vは前から気になる存在でした。
いわゆるボーカロイドだと、歌というより「ボカロ」というジャンルになっちゃうのであまり人間が歌う参考にはしづらいな〜とも思ってたので、こういうリアル志向な歌はいいですねえ。
なにやら、Synthesizer Vで仮歌を入れてクライアントに聴かせてから本チャンを人間が歌って録ったら「仮歌の方がよかった」と言われてSynthesizer Vが採用されてしまった、なんて噂を先日耳にしましたが、
まあ、そう言いたくなる気持ちも分かるくらい、綺麗に聴こえるので悩ましいところではあります。
ただ、製品になる本チャンが全てこれでいけるかというとそれはどうだろうとも思います。やっぱり曲の意味や世界はAIじゃ理解してくれないし、微妙なニュアンスとかセオリーを逸脱した歌唱法みたいなエクストリームな表現なんかはまだまだ人間のものだし、
何より歌の上手さ以外にも音楽の背景にあるコンセプトやストーリーで、人はミュージシャンや曲を好きになったりしますからね。
とはいえ、便利なものは便利なんで、Dreamtonicsさんにはぜひ、バイリンガルボーカルSheenaの男性バージョンをお願いしたいです!Issuesのタイラーカーターみたいな声だと嬉しいなあ。