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人に読んでもらうということ
本日はとある勉強会に出かけてみた。大ナゴヤ大学主催の「POPで本の交換会!」というイベントだ。人に読んでもらいたい本を持ち寄り、あえて作者とタイトルを伏せつつその魅力を紹介するという、なかなかハードルの高いPOPづくりだった。
書体や色使いなどの「見た目重視」を予想していったら、実は文章重視のレクチャーで、自分にとっては嬉しい誤算。人に自分の気持を伝えるポイントがレジュメにまとめられていて、それはとてもシンプルで本質的なことだった。
実際に作ってみて気がついたのは、自分の場合、内容を伝えることに夢中になりすぎて、人が食いつきそうな言葉選びや表現選びを忘れがちになるということ。恐らくこれはふだん書くブログもそうだし、物語を創作するときも同様なのだと思う。ブログはもともと閲覧数を度外視しているので気にしなくてもいいといえばいいのだが、創作のときはちょっとマズイ。
と、内心のシビアな声はここまでにして、イベントそのものはとても楽しかった。司会進行が上手かったこと、場所がおしゃれなカフェで、そこのオーナーさんが先生役として参加してくださったこと、あとは参加者の方々が皆本好きで初対面にもかかわらずいろいろな話題で盛り上がれたこと。良い条件がそろった。
今回のイベント会場となった「EAST ENDERS COFFEE」のインスタのページがこちら→ https://www.instagram.com/east_enders_coffee/?hl=ja
面白いのが、お店の前に「バトン ブック ボックス」こと「無料交換本棚」を置いていること。基本は「一冊本を入れたら一冊好きな本を持ち帰る」。詳しい説明はこちら→ https://www.instagram.com/baton_book_box/?hl=ja
昨年9月から始まった試みのようで、現在は順調に交換本の冊数が増えているとのこと。(良識ある利用者が多いのか、ジ○ンプが差し込まれていたことはまだないそうです)
実はこの界隈、最近とみにお洒落な店が増えてきたという。ためしに、イベント後に周辺を歩いてみたら気になる店が多い(主に飲食店だけども)。数年前から豊田市駅周辺が再開発に入っているので、その影響なのだろうと思うが、自分が住んでいる街は良くも悪くも昭和で時が止まっているのであまりの落差にクラクラした。ただ、あまりに令和チックな町並みはどうも居心地が悪いのも確かだ。古民家を改造した本屋などでイベントがあれば、これはますます楽しそうだなと思う。
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