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鳥の目を身につける

鳥のはばたきをじーっと見ていて思ったのだけど

点滅と羽ばたきってすごい似てると思うの。


光って、消えて、光って、消えて。


高速でそれを繰り返すことって

多分、飛ぶことと同じなんじゃないかしらって感じてね。


星に例えるなら、恒星じゃなくて、

光ったり消えたりする星の瞬きって感じ。

しかも流れ星のように、
ずっと同じ場所にはいない一瞬の煌めき。


鳥人間は、

星と星を結んで
物語を紡ぐ生き物じゃなくて

結ぶ前に消えたり、流れては
また再生し現れる不死鳥のような生き物。

固定して捉えることは
翼を奪うようなもの。

だから、

鳥人間は

輝くよりも、煌めきたい。


それは怖い時もある。

でも怖いけど、飛ぶの。

もう地面を歩くんじゃなくて
空を飛びたいの。


だって、

今ここが全てが
すでに完璧に瞬く方がエクスタシーだって

なぜか“知ってしまった“の。


完璧が見えてないのは、人間だけ。

完璧を見るためには、鳥になるだけ。


鳥の目を身につけるの。

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