原点回帰

「初心忘るべからず」

誰もが一回は聞くし、多くの人は「うんうん、そうだね」と思うであろう言葉。でもやっぱ見失っちゃうよね。今回はそんな話です。

さて、私は音楽の制作及び演奏やイラストの描画を趣味としているのですが、八月下旬に友人に頼まれて出演したライブを終え、いざここから自分の活動を増やすぞ~というところで失速してしまいました。具体的に言うと、新しいアイデアや描きたい絵や弾きたい曲が何も出てこない、キャンパス(プロジェクトファイル)を開いてもギターを持っても気力が湧かない、という状態でした。何かが違うけれど何もわからない。一体全体どうしたものか。

(そんな感じの中でも昔アイデア出しをしていた曲をなんとか形にするみたいなことはできたので、地力は昔よりついたのでしょう。以上余談でした。)

そのような状態になるとどうなるか、といいますと、それらの趣味と自分のペースで楽しく向き合うために専門学校を退学して無職になってまで続けていたのにそれすらままならず、いったい自分は…などと落ち込む訳です。そうなるとどうなるか、より趣味(さらに生活のあらゆることも追加で)に手が付かなくなります。厄介ですね~~~。

では一体なぜそうなってしまったのか。割と心当たりはあります。経済的な圧迫による負担や節制を強いられるストレス、就労への不安、現在申請中の障害年金が下りるのか・もし下りなかったらという心配、等々…。

まあそんな諸々を先延ばしにしながらの趣味、手に付かなくもなります。どれだけいい曲書けても支払いカツカツだったら世話ないですからね。

しかし、一つ抜けていたことがありました。

趣味と自分のペースで楽しく向き合うために

そう、‘‘楽しく‘‘。せっかく自分のペースで趣味ができてもそれが現実逃避であったら意味がない。これが私の中では‘‘初心‘‘にあたるもので、ただ音楽や絵が出来ればあとは何でもいい、という訳ではなかったのです。

つまり、楽しくやるためには目の前の問題を上手いこと問題ではなくする必要がある訳です。

それに気付いたとき、私の中で将来的な諸般の問題は「嫌々向き合わなければいけない興味外のこと」ではなく「自分の興味を取り戻すための第一歩」になりました。そして、それによって、頭を悩ませるのではなく少しずつ改善していこうという風に気持ちが変化していきました。まあ問題自体は何も変わっていないのですがね。それでもいい傾向です。

あと、実際の行動の変化として、資格のテキストを注文したり、バイトの体験(?)を申し込んだりしています。ちょっとずつ変えていくぞ。

何も変わってないけれど創作の意欲も戻ったりしています。不思議ですね。

という感じで初心を思い出したら人生やっていく気持ちが生まれた話でした。無理やり普遍的に通用しそうな気付きを見出すのであれば「不安の目の前で回復行動をとろうとしても休まらないから、どうにかし(ようという気持ちを持っ)てから」「行動に迷ったらどういう指針を持ってたのか振り返ろう」ということなのかもしれません。一つ目に関しては回復効率カスでもいいからとりあえず休め!!って場合もあるから難しいですね。

以上で終わります。ありがとうございました。

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サシ(半角)
余剰があったらお恵みを… 懐が暖まれば書く気も湧くはず…