古着とOL#008 BE POP⁉⁇
【前回までのあらすじ】雑貨屋勤務を20年弱で辞めてアルバイト歴10年の秘書(兼務)が仕事着として古着を考えるおはなし。お茶処、喫茶店、☕、てぃーたいむ、たてもの、これらが織りなすクウカンとジカンがすき。さて、古着とおふぃすはいかに?
BE-BOPじゃありません。
色づかいの古着
古着コーディネートの妙、キモっていったらカタチもさることながら
色にあるのではないか?前回「蛍光灯の下で一向に映えない古着」について語りましたが、それは、白々とした蛍光灯の下だと古着の色がどうにもチグハグになるからなんじゃないかな?オフィス…それはモダンの極み?
50年代ファッションとオフィスの蜜月はあったと思いますが👇こういうのは私が古着と出会った90年代には無かったと思います。もっとサイケデリックな感じが強めなものも多かったと思う。
モダンと洋服
建築家やインテリアの人って黒…よね?!
そういえば、オフィスはモダン?ということで思い出したんですけど、
建築家の方って黒が多いですよね。
若干年齢層が高めですが、アー写(宣伝材料写真)だから?
私がかつて出会った店舗デザイナーの方もおしなべてキッチリ黒でした。
小物はシルバーとかそういう感じでシャープでしたね…
なぜ?
・「黒子」に徹しているのだろうか?
・色柄はデザイン作業を邪魔するんだろうか?
・なにか建築家のエッセイでも読んでみるか?
または、これを読んでいる建築家の方がいたら教えて下さい!!
📢なんでですかーーーー?
”古着とOL” だけでなくもしや
”古着と建築家”
も食い合わせが悪い…の?
でもいるんです、古着の建築家。
えっっと、私は「たてもの」が好きで、友人に誘われ建築家中山英之さんの展示を見にいったことがありました。そこでお見かけした中山さんのスタイルがあまりにも「建築家然」としてなくて、本当におどろいんたんです。全然黒じゃなくて軽やか。プレッピースタイルできれいめではありましたが、古着だったと思います。チェックのシャツにめっちゃんこクッタリしたコットンのトートバッグとか提げてて…んで、オギャー😲!ってなりました。
建築家ってなんか「権威の象徴」みたいな…登場バーンッ!みたいな感じがあったから。
さっきこの文章を書くために見つけたファッションに関する中山さんインタビュー私は面白かったです。
ここで言う「謎めいた服」って「古着」に通じますよね。
建築は、法律というがっちりした規制の世界と聞きます。
その建築と「古着」の持つ「謎めき」ってどうつながるのかしら?
そんな中山さんにとっておしゃれな人とは、
「なんでダメなの、これでいいじゃんと考えられるひとですかね。決まりだからという理由以外の、合理的でサバサバした理由を見つけて、大胆に振る舞うようなひと」だと言います。
こじつけかもしれないけど…
軽やかさ・自由さみたいもの…そういうムードをかもして服、古着を着れたらいい。
どうせなら小粋にPOPに生きようぜ
そうそう、わたし着物デビューも「古着」でした。
…って、もうふた昔くらい前の話ですが。
そのとき見立ててくれたチョーイケてるご婦人が
「これは梅の模様だけれど、
POP CORNがはじけてるみたいでポップに見えるでしょ?」って。
梅がポップコーーーーーーン🍿!!!
なんて自由な見立て!
サイコーじゃないか!
というか梅がポップコーンになっちゃうのが
わたしの持ち味なのかも…?!
一緒に選んでくれた帯の色味もオレンジがかって、
ミントグリーンの着物とあいまって最高のコーディーネートでした。
まあ、おおむねどなたでも
洋服より着物の方が色合わせは大胆になりますけれどもね!
そんで思いましたよね…
古着着るならPOPに軽やかに☆彡
たこじぃのセリフ
「傍から見てど底辺の生活でもよ
せっかくなら彩りがほしいじゃねえか。
だから頭使って工夫すんだよ。
どうせなら小粋にポップに生きてえからよ」
こちらは、『凪のお暇』も話題になったコナリミサトさんの漫画『珈琲いかがでしょう』のたこじぃのセリフです。詳しくは原作をどうぞ〜📚。
👆というセリフをロッキングチェアにかけながら孫に語るばあさん👵になりたいです。
…とならば、逆算すると今なにをする??
まったくまとまりのないままつづく🛤
表:書いたもので「恥ずかしさの先頭に立つ!」 裏:読んだあとに「なんとはなしにおしゃべりしたりお散歩したくなるような…」そんな”かの地”まで帆走おねがいします。