君に届けばいいの。に

こんなに狭い部屋で本を読んでも
私が私だと言うことだけが普遍で
幸せこそ独創的出なければと思うほど
ともだちとは相違する
扉は重くなる 自分でも開けられないほど
私が透明になれば外に出られる
今日の予定は靴底にべったり貼り付く孤独を
だらしなく歩いて拡散させることで
赤い電車もなくなった
手垢のついた夢じゃドキドキできない
言葉にならない
みたこともない 誰も知らない
頭のおかしい平和を望んでいる
こんなのありかよ〜ってやつじゃないと
私が平和に殺される

君に届くな 大森靖子

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