2024年8月24日
久々の土曜日休み。
今日は以前からやりたかった茅葺きの道具作りをしたよ。午前中、拓也さんにやり方を教わり、自分でも約1時間くらいで実際に雁木を作ることが出来た。
教わりに行った際、本当は自分で用意しなければいけない筈なのに余っているからとノミ道具一式を頂いた。また、この間薪割りの際に出た材料で作ろうと思っていたのだが、拓也さんが用意してくれた材料の方が遥かに使いやすそうだったのでそちらも使わせて頂くことに。
何だか全部頂いてしまって、本当に有難い気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです…
拓也さんに穴を開ける深さや、取っ手を付ける位置(木目の向きによって決める)など、教わったことを基にやってみる。
まず取っ手を杉の材料にあてがって凡そのサイズを写す。そしたら後はノミでひたすら穴を開ける。注意点は穴が外側に広がり過ぎない様にすることくらい。大体の目安のところまでいったら取っ手の方を少し削ってあげて後は差し込むだけ。あっという間に、形だけは立派な雁木が出来た。
うーん、何でこんなに簡単なことを今までやらなかったのだろう笑 何だか拍子抜けしてしまった。半年くらい前からずっとやりたかったことは、ほんの少しの勇気と決断、そして1時間の作業で叶ってしまった。
今日もまた、実際に手を動かすことの重要性を実感した。幾ら頭で考えても、何ひとつ現実は変わらない。変わらなかった。
けれども実際に手を動かすと何かしら形にはなるんだ。ひとつ、自分にとっての現実が変わる。行動をするということはそういう力を持っているのだと思う。
僕は、変わらない、出来ないと言い続けてばかりだった。そりゃ気分が乗る乗らないは重要な事かもしれないけど、もう少し能動的に動いても良いじゃんか。何より一日の長さが違う気がするよ。今日は時間が伸びたり縮んだりするのをはっきりと感じた。何もしない時の時間の流れほど恐ろしいものはない。
子どもの時に感じた「永劫の流れ、のようなもの」そういったものを日々感じられるような生活を送っていけたらと思う。
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