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来日2戦目 オールブラックスXV×日本代表,みどころ & 出場選手の紹介

初戦のジャパンXV戦に続き(オールブラックスXV 対 ジャパンXV みどころ & 出場選手の紹介)、2戦目のオールブラックスXV× 日本代表の試合のみどころ、そしてオールブラックスXVの試合に出場するメンバーのプレーの特徴、更には注目マッチアップを紹介していこうと思います。
(以下のリンクでも色々書いております)

今回も、試合を観るにあたっての参考になれば幸いです。


7月15日 KO: 6:05PM 
日本代表 vs All Blacks XV @熊本 えがお健康スタジアム
放送:BS日テレ、J SPORTS(どちらも生中継)

※(オールブラックスXVは、ニュージーランドラグビーにおいて代表のオールブラックスの次のシニア代表チームとしての位置付け)

初戦のジャパンXVに38-6で勝利したオールブラックスXV。
来日2戦目の相手は、日本代表と言う事で先週よりレベルが上がったチームとの対戦となる。

オールブラックスXVのメンバーは、初戦から先発メンバーが7人の変更。初戦のメンバーも強力だったが、今回はさらに強力になったと言えるか。

オールブラックスXV出場メンバー23人の紹介

★印は初戦も出場した選手で、追加コメント、その下は先週と同じコメントがそのまま載せてあります。

◆FW先発8人 

1.エイデン・ロス(チーフス)追加メンバー
諸事情で、急遽来日メンバーから離脱も、2戦目を前に追加招集で再加入となった。強靭な体を活かしたスクラムの強さが魅力で、仕事量も申し分なく昨年オールブラックスに選ばれている。ボールキャリーで前に出る力をつけると代表復帰も見えてくるか。

2.ジョージ・ベル(クルセイダーズ)追加メンバー
昨年20歳でスーパーラグビーのデビュー戦ではいきなりトライを挙げる活躍をした。腰の強さを活かした突進、常にハードワークするプレーが魅力だ。
今季スーパーラグビーは怪我でほとんどをサイドラインで過ごしていたが、オールブラックスXVに呼ばれ(追加招集)いきなり先発は、期待が込められている証拠か。

3.ジャーメイン・アインスリー(ハイランダーズ)★
元ワラビーズだが、母国に帰ってきてハイランダーズ入り。怪我が癒えた昨年あたりから調子を上げ、マオリオールブラックスに選ばれるなど復活の兆しも見える。ボールキャリーが良いだけに、オールブラックス入りも期待されるが、スクラムの成長が必須か。

4.ナイトア・アクオイ(チーフス)★
・初戦では、熱い「ハカ」を見せた。試合もハードワーク、試合後はファンサービスも積極的で日本でも人気者になっているはず!

陽気なキャラでニュージーランドだけでなく、オーストラリアでもいつもインタビューされる人気もの。プレーは陽気でなく激しさに加え常にハードワークをする。FLもやれる機動力が魅力で一皮むければオールブラックス入りも期待できるかもしれない。

5.クインテン・ストレンジ(クルセイダーズ)★
・初戦では、相手ボールラインなうとにプレッシャーをかけるなど良い仕事をしていた。

今季のスーパーラグビーでけが人続出のクルセイダーズLOのポジションを支えた男。得意のラインアウトは勿論の事、堅実なプレーが持ち味で、激しさも身につけたら代表入りも見えてくるか。

6.アキラ・イオアネ(ブルーズ)★
・初戦では、持ち味の強いボールキャリーで前に出る事がたびたび見られた。2戦目の日本代表相手にも強さも見せて代表復帰をアピールしたい。

ボールキャリーで前に出る力はありながらも、いまいち実力を発揮できてない。身体のサイズは、文句ないだけに精神的に一皮むけたら、オールブラックスでもレギュラーを狙えそう。

7.ビリー・ハーモン(ハイランダーズ)★
・初戦は、後半から出場も俊敏な動きを披露してトライに絡むプレーをした。2戦目は、先発で彼の仕事量の多さで日本代表の攻撃を封じ込めるか。

数年前まではクルセイダーズにいたが、層の厚さで出場機会に恵まれずハイランダーズに移籍。出場が増えるごとに成長し開花した。ディフェンス、ブレイクダウンで抜群の強さを見せる頼れる男。リーダーシップもあり、オールブラックスXVでは、ウェバーと共同キャプテン。
元チームメイトの姫野との対戦を楽しみにしているとの事。

8.ピタ・ガス・ソワクラ(チーフス)
昨年初の代表入りも、中途半端に使われ、後に干されることになった。
しかし、今季のスーパーラグビーで迫力満点の突破力を披露、仕事量も増えた事により、オールブラックスXVに選ばれ、再び代表を狙えるチャンスを与えられた。とてつもない突破力で観客を沸かすことは間違いないだろう。

◆BK先発7人

9.ブラッド・ウェバー(チーフス)★
・初戦は,流石のプレーでジャパンXVを手こずらせることに成功。2戦目も活躍する姿が目に浮かぶ。早くオールブラックスに復帰させるべき!

どうして、ウエバーがここにいる??と誰もが思ったに違いない。
オールブラックスの背番号9のアーロン・スミスに引けを取らないと言っても過言ではないくらい、球さばきに、状況判断、そしてリーダーシップがありワールドカップに必要な男と言える。

10.スティーヴン・ペロフェタ(ブルーズ)★
・初戦は、持ち味のセンスのあるランプレーを存分に披露してトライも奪った。2戦目も積極的に仕掛けるのか、それともキッキングゲームでもうまさを見せるのか、ペロフェタ劇場が熊本で見ることになるかも知れない。

近年急成長で昨年は、念願のオールブラックス入りを果たす。代表で中途半端に使われても腐らず、今季もブルーズでSO/FBの両方で素晴らしいパフォーマンスをした。ランニングスキルだけでなく、キッキングゲームにもうまさがあり将来オールブラックスの背番号10も任せれる選手になるかも知れない。

11.ジョナ・ナレキ(ハイランダーズ)
ここ数年ケガに悩まされていたが、出場すれば必ずと言って良いほど活躍する頼れる男。スピードがあるのは勿論の事、キレのあるステップと合わせて観客を沸かせることになるだろう。

12.ジャック・グッドヒュー(クルセイダーズ)★
・初戦は、さすがのプレーを連発した。2戦連続で先発は首脳陣の期待の表れか。2戦目は、日本代表との試合で、テストマッチ経験を活かしてチームを引っ張ってくれるだろう。

ウェバーと同じでここに居るのが勿体ないくらいの選手。近年けがで泣かされていたが完全復活の兆しがある。サイズを活かしての強いディフェンスが魅力で、ボーキャリーも強さも見せる。更にはオフロードパスのスキルもありスタジアムを沸かせることになるだろう。

13.ビリー・プロクター(ハリケーンズ)
今季ハリケーンズのBKを引っ張った男。ダイナミックなランでディフェンスを切り裂くプレーがプロクターの持ち味で、熊本でも魅せてくれるだろう。
近い将来オールブラックスのCTBとして活躍する日が来るかもしれない。

14.AL・ラム(ブルーズ)
昨年のメンバーから引き続き選ばれているラムは、身体の強さを活かしたパワフルのランが持ち味だ。プレーに安定感が出てこれば、さらに上を目指すことが出来るかも知れない。

15.ルーベン・ラヴ(ハリケーンズ)★
・初戦は、前半はおとなしかったものの、後半に入りラヴの持ち味のキレのあるランでトライのチャンスを作ったプレーは圧巻だった!!
2戦目は、試合勘が戻ってきて更に良いパフォーマンスが期待できるかもしれない。要注目の選手だ!

今季スーパーラグビーのほとんどを欠場しながらも選出されたラヴ。セレクターの期待の高さがうかがえる。持ち味のスピード、キレキレのステップを活かしたカウンターアタックがラヴの最大の魅力。
SOもこなせる器用さもあり将来への期待は大。イケメンながら、「ハカ」も熱く踊る姿が日本でも見れるだろう。

◆控え選手8人

16.タイロン・トンプソン(チーフス)★
昨年チーフス入りしてスーパーラグビーデビュー。NPC(NZの州代表)では、ホークスベイで活躍していた選手。持ち味は何と言っても、走力を活かしたボールキャリーでWTBのように走り切ることが出来るランプレーだ。
今季は体も大きくなりパワーもついてスーパーラグビーでも貴重な場面でトライをしている。将来が楽しみな選手だ。

17.オリー・ノリス(チーフス)★
チーフスのチームメイトのPRエイダン・ロスの離脱で急遽来日となった。
サイズもあるが、走れるプロップとして注目されボールキャリーで前に出る力が彼の魅力だ。数年後には、オールブラックス入りもあるかも知れない。

18.ジョージ・ダイア―(チーフス)追加メンバー
走れるプロップで速い展開についていけるフィットネスは頼もしく、ボールキャリーで前に出る力のある将来楽しみな選手。今年開花した選手の一人で、将来が非常に楽しみな選手となった。

19.キャメロン・スアフォア(ブルーズ)★
スーパーラグビーで主にLOとしてプレー。
本職はFL/No8で体格を活かしたボールキャリーで前に出る力があり、ディフェンスをなぎ倒す姿が日本でも見れるかもしれない。今のオールブラックスに必要なアグレッシブさを持っていて、代表入りも近いと思われる。
個人的には、No8でガツガツ行って欲しい選手だ。

20.クリスチャン・リオ=ウィリー(クルセイダーズ)★
・初戦は、スクラムからの俊敏なサイド攻撃は見事で、常にハードワークをしてチームに勢いを付けた。2戦目は後半からインパクトプレーヤーとして活躍する姿が目に浮かぶ。

昨年に続いてオールブラックスXVに選ばれた。今季、クルセイダーズのFW第3列陣のけが人を支えた男。出場機会が増え経験を積んだことにより急成長。ボールキャリー、ブレイクダウンも申し分なく、プレーに激しさが加わればもう一つ上に行けるかもしれない。

21.フォラウ・ファカタヴァ(ハイランダーズ)
・初戦は終了間際に、持ち味の強さを活かしてトライを奪う活躍をした。2戦目も日本代表相手にインパクトを与えるプレーをしてワールドカップのメンバー入りのアピールをしたい。

昨年オールブラックス入りするも出場機会は僅か。その後、膝のケガで長期離脱となり、代表落選に影響した。強い身体を持っているだけに頼もしい選手。試合の経験を積みゲームをコントロールする能力を身につければ代表復帰もみえてくるか。

22.アレックス・ナンキヴェル(チーフス)★
・初戦は、CTBコンビのグッドヒューと共に流石のプレーをした。
2戦目はベンチスタートになるが後半から登場して活躍してくれるだろう。

サイズを活かした力強い攻撃が魅力で、オフロードのスキルはぴか一。安定感が出てこればワンランク上に上がれる選手だが、来年ヨーロッパへ移籍してしまうのが残念。

23.サム・ギルバート(ハイランダーズ)★
昨年に続き今季も不調のハイランダーズで奮闘した選手の一人。SH以外のポジションをすべてこなすなど、ゴールキックの正確性もあり貴重な選手。
サイズを活かした突破力だけでなく、スピードもある事から将来楽しみな選手。あとはレベルの高い試合を沢山経験して上を目指して欲しい。

◆注目マッチアップ

ジェームス・ムーア × ナイトア・アクオイ 4番対決

福井 翔太 × ビリー・プロクター 7番対決

姫野 和樹 × ピタ・ガス・ソワクラ 8番対決

中村 亮土 × ジャック・グッドヒュー 12番対決

ディラン・ライリー × ビリー・プロクター 13番対決

リーチ マイケル × クリスチャン・リオ=ウィリー 控えのFL/No8対決

※15番対決も考えたが、先週のプレーを見て、松島選手は15番よりWTBの方が活かされると思い、ルーベン・ラヴとの注目マッチアップにはあえて入れなかった。

◆試合のみどころ

初戦の対戦は、オールブラックスXVの良いところばかりで終わった。初戦に続き出場する選手も多くいる日本代表が、新たにメンバーに加わった経験のある選手を加えることにより、どこまで立て直してくるかが注目される。

 基本のセットピース(スクラム、ラインアウト)もオールブラックスXVの方が上回っていたが、2戦目もまずはそこの部分を見極めたい。

日本代表がキャンプで行った極秘のフィジカルトレーニングの効果が、そこまで出ているとは思えなかっただけに、2戦目は日本代表がタックル、ブレイクダウンなどのフィジカルバトルでオールブラックスXVに対抗できないと、初戦と同様の試合展開になるだろう。

キャンプの疲れが出ていたと言われている初戦から、2戦目はどこまで日本代表がリカバリーできているか分からないが、初戦より良いパフォーマンスを日本代表に期待したい。

オールブラックXVは、慣れない気候の中でも(真冬から真夏へ)1戦目はしっかりとした試合をしている。2戦目はさらに気温が高くなると耳にしているが、後半のオールブラックスXVのフィットネスが気になる所。

日本代表は、ワールドカップで前回のベスト8以上を目指すのであれば、いくらまだ調整段階とはいえ。ここで負けるわけにはいかないだろう。
慣れた気候の有利さがある事もあるから尚更かもしれない。

オールブラックスXVが暑さをクリアできれば勝利は固いとみている。
お互いに先週より良いメンバーであることから、激しい試合になる事を期待している。 ニュージーランド側からの言葉は、日本代表に負けませんよ!

観戦に行かれる皆さん楽しんできてください。
この投稿が観戦するにあたって、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

熊本のでの楽しみな試合はの放送は、NZは、Sky TV 、日本では、BS日テレ、J SPORTS どちらも生中継


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