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チーフス、しぶといドゥルアをチーム力でねじ伏せ貫録勝利!

スーパーラグビー・パシフィック R9のレビュー投稿①
Round 9は、NZ(ニュージーランド)関連が4試合あったので
各試合簡単レビュー予定??
チーフス × フィジアン・ドゥルア @ハミルトン
注目選手を挙げてます。

試合前のプレビューは、以下のリンクで👇

今季のチーフスは、一味違うところを見せている。
開始早々フェーズを重ねた速い展開から、この日先発に入った⑨C・ラティマがトライ。スピードと強さの持ち味を活かした素晴らしいトライだった。

その後、⑩→⑥へのキックパスから⑭スティーヴンソンのトライ。見事なチームトライ。10分もたたないうちに2トライを取ったチーフスの圧勝を思わせた。

ドルアも粘って、前半2トライを返して食らいつく姿勢が見られ、見ていて面白い試合となっていく。

しかし、後半更に加速したチーフスがトライを重ねて合計8トライの猛攻で粘るドゥルアを最後まで寄せ付けなかった。

大雨の中でもハンドリングエラーが少なく、展開ラグビーをしっかりこなしていたチーフスのスキルは素晴らしかった。
大差になっても最後まで気を抜かない姿勢が見られた。今年のチーフスは意識が違うなと感じている。

印象に残った選手

ここ最近何度か名前を出している契約外の選手ダニエル・ロナ
レイナートブラウン、ナンキヴェルの怪我人の穴をしっかり埋めている。
この試合でもビックゲインを見せた。その他でもレタリックのトライをアシストするプレーも圧巻だった。
けが人のバックアップの選手がどこまで伸びるか楽しみだ。
今後も注目したい。

FWを見ていくと。⑧PGソワクラがハリケーンズ戦に続いて、この試合でも持ち味の力強いランを再三見せてチームを勢いに乗せた印象だ。昨年オールブラックスのFWコーチが変わってからは、一切スコッドに呼ばれなくなったが、この活躍(あの突破力は魅力)でもスコッドに呼ばないのは、少しもったいない気もする。

もう一人、名前を挙げなければいけない選手が居る。
その名は、サミペ二・フィナウ、FLの選手だ。
チーフスのFW第3列は、L・ジェイコブソン、S・ケイン、PGソワクラと言ったキャップホルダーでレギュラーは埋め尽くされている。

と言う事から、フィナウは控えに回る事が多い。
しかし、数年前から多くの試合にメンバー入りしている。

けが人が出てロックが手薄になればロックもこなす貴重な存在。本職はFLなので今回の試合では、背番号6を付けて彼の持ち味を発揮した。
フィジカルが強くラインアウトも悪くない。仕事量も豊富になり堅実性も増してきた。 

2021年の時はロックで入る事が多かったフィナウ(写真右), 赤いキャップはアクオイ(筆者撮影)

ここ数年、特に今年のフィナウを見ていると、更に上を狙える位置に来ている気がする。今年は、ワールドカップの年で厳しいかも知れないが、来年以降は、十分にチャンスがあると思っている。

 今年日本に遠征するオールブラックスXVのメンバーに入る可能性があるかも知れない。日本のラグビーファンにも注目して欲しい選手。

Chiefs 50
(Cortez Ratima, Shaun Stevenson, Kaylum Boshier, Damian McKenzie, Samisoni Taukei'aho, Brodie Retallick, Tupou Vaa'i, Etene Nanai-Seturo tries; McKenzie 5 con)
Fijian Drua 17
(Elia Canakaivata, Michael Naitokani, Ilaisa Droasese tries; Teti Tela con). HT:31-12

試合のハイライト動画👆

今年のチーフスはやっぱり本物か?今週ホームでクルセイダーズと今季2回目の対戦となる。楽しみだ。

👆チーフス関連で私の書いた記事になります(ラグビーリパブリック)👇


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