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見ごたえあったNZダービーは、ケーンズに軍配!ハイランダーズ v ハリケーンズ レビュー!

スーパーラグビー・パシフィック R7
(基本的にNZの試合を書いています)
イースター・ウィークエンドの4連休の2日目の土曜日の夜の試合。

ハイランダーズ v ハリケーンズ◆

※試合前のプレビューは上記のリンクで👆

前半は、見ごたえのある試合だった。
予想に反して(ごめんなさい)にもハイランダーズが持ちこたえて
前半は7-8の一点差でケーンズがリード。

ハイランダーズのトライは、ゴール前スクラムから、No8 レントンが
素晴らしいサイドアタックから。
全くケーンズのディフェンスが対応できないくらい
素早いボールの持ち出しだった。 

今季、好調のレントン。2021年SRトランスタスマン決勝。Eden Parkにて筆者撮影

レントンが仕事量の多い選手なのは、言うまでもありませんが、
あそこまで俊敏でパワフルなトライが出来ると言う事は、
今季は調子が良いのでしょう。

後半は、ハイランダーズが攻める場面も何度かあったが、
ミスが多い印象で得点を重ねれなかった。

◆試合のキーポイント

この試合のキーポイントとして一つ挙げるとするならば。
51分のハリケーンズの⑨ロイガードのトライ。

ハイランダーズが、敵陣で攻撃していてなかなか前に出れない状態に。
ラックが停滞した感じとなり、ハイランダーズ⑨ファカタヴァが
ラックサイドに切れ込む選手にバックハンドパスを試みた。
しかし対面のロイガードに見抜かれてインターセプトされ
60Mを超える独走トライを許した場面。

Twitterの動画👆

このトライで一気にハリケーンズのペースになった気がする。
攻めていて、一気に持っていかれるほど精神的にきついものはないので
試合を決めたワンプレーと言えるか。

ハリケーンズは、ハイランダーズ相手にしぶといディフェンスで
簡単に得点させなかった事が勝因か。

この試合でも目立ったのは、今季大活躍の13番B・プロクター
ダイナミックなランで前に出る力もあり、ジョーディー・バレットとのパワフルCTBコンビは、相手にとっては恐怖だろう。

ハイランダーズの12番トーマス・ウマガ‐ジェンセンも対面のバレット相手に負けていなかった。
前に出る力は、やっぱりNZでトップを争える。

ムキになっているようにも見えないくらい、強引に前に出ようとする姿勢だった。それはそれで頼もしく、自分の強みでチームを勢い付ける役割でもあるし、上を目指すには、強みをアピールするべきだし良かったと思う。
ガチンコで行っても怪我をしてないのでホッとした。
ケーンズの7番キリフィを吹っ飛ばすタックルはど肝を抜かされた。

成長著しいデグルート(左)2021年SRトランスタスマン決勝にて筆者撮影。

その他では、ハイランダーズのスクラムの安定感。
オールブラックスの1番の座を完全にものにしたE・デグルート
対面もオールブラックスのT・ロマックだったが、完全にスクラムで勝っていたように思う。 フィールドプレイも昨年より動けている印象もあるし、今年のデグルートは、ますます楽しみな存在になっている。

Highlanders 14
(Hugh Renton, Billy Harmon tries; Sam Gilbert 2 con)
Hurricanes 29
(Salesi Rayasi 2, James Blackwell, Cameron Roigard tries; Jordie Barrett 3 con, pen).
HT:7-8

ハイライト動画👆

トップの写真は2022年ハリケーンズ対モアナ、筆者撮影。

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