激戦間違いなし!スーパーラグビー, ハリケーンズ v チーフス,首位攻防戦!プレビュー
スーパーラグビー・パシフィック R8
ハリケーンズ v チーフス (土曜日)2:35PM(NZT) Sky Stadium
※キックオフ時間が変更。スカイスタジアムの照明のアップグレードの遅れでナイターで開催できず7:05PM(NZT)から2:35PM(NZT)に変更。
ラウンド7を終わった時点で首位のハリケーンズがホームで2位のチーフスを迎えての首位攻防戦!
チーフスは唯一の全勝チームだが、先週Bye Weekで休みだったため、1試合少なく、先週ハリケーンズが勝利してポイントで並んだことにより、ハリケーンズが首位となっている(得失点差でハリケーンズが上)
◆ハリケーンズのメンバー◆
HOのポジションは、色んな意味で元気な姿を見せているD・コールズは、ベンチスタート。パワー全開のA・アウムアを先発に持ってきた。
層の厚いFW3列は、怪我から復帰のD・フランダーズが6番、⑦D・キリフィ、⑧A・サヴェアの強力な布陣だ。
BKに目を向けると、今現在ニュージーランドのハーフバック(SH)で一番いいパフォーマンスをしていると言える、C・ロイガードがもちろん先発。先週ケガから復帰したばかりのA・モーガン(写真上)とハーフ団を組む。
好調のB・キャメロンは怪我でこの試合も欠場となったのは残念だが、この試合でベンチに控える新人のH・ゴッドフリーのセンスも素晴らしいものがあるので注目したい。大一番の試合で経験を積めることはゴッドフリーにとって今後のプラスになるだろう。
今季絶好調で今一番乗りに乗っているCTBビリー・プロクターは、怪我で欠場となった。しかし、先週ケガから復帰したピーター・ウマガ‐ジェンセン(写真上)が今季初先発で13番を付けジョーディー・バレットとCTBコンビを組む。
ウマガ‐ジェンセンの強さに加えて上手さもあるところに注目して欲しい。
バックスリーは、好調ラヤシが11番、14番には、J・サヴェアを先発に戻して、15番は、J・モービーとバランスの取れた布陣となった。
ベンチには、⑳B・イオセ(写真下、左)、㉑P・ラカイ(いずれもFL,No8)の二人を入れている、更にはロックのカバーの⑲TK・ハウデンも本職はFLの選手なので、3人のFW第3列をベンチに入れているのは興味深い。
激戦が予想されるのでBKのベンチの人数を減らし、後半から走れるFW3列の選手を投入して勝負に出ると言う事か。この3人が後半から出てくるのは、相手にとっては厄介だろう。
フロントローのベンチには、⑱トシが入っている(昨年のチーム分析 (以下のリンク参照) の注目新人で紹介した選手だ。
上記の分析の所でも紹介しているトシのパワーを見せつけたトライシーン
このトライで昨年スコッド入りを決めたと言っても良いかも知れない。スクラムが安定してこれば、今後面白い存在になりそう。
もう一人の控えのPRの⑰T・マフィリオと共に後半のインパクトとして期待できるか注目したい。
ハリケーンズも怪我人が多く出ているにもかかわらず、毎試合良いメンバーを組めている。しかも控えも充実している。それだけ今年は層が厚いと言う事になる。
◆チーフスのメンバー◆
チーフスも凄いメンバーになっている。経験豊富な選手を多く選んでいる印象だ。
フロントローは、①A・ロス、②S・タウケイアホのキャップホルダー、そして3番はG・ダイア―をこの試合で先発に抜擢。
ベンチも⑰O・ノリス、アイリッシュのベテラン⑱J・ライアンがベンチで控えも充実なフロントロー。
注目は3列陣のセレクション。今回P・G・ソワクラを6番で先発にしてきた。⑦ケーン、⑧ジェイコブソンのバランスの取れた経験のある3列陣となっている。
控えは、N・アクオイ、S・フィナウとフィジカルに強い選手を揃えてきた。アクオイはFLもできハリケーンズと同じく走れるFW陣がベンチに居る事は心強い。
BKに目を向けると、⑨ウエバー、⑩マッケンジー(写真上)の経験のあるコンビは、頼もしい。
CTBは、開幕戦の怪我(足首)からまだ戻ってこれないA・レイナートブラウン’、脳震盪で欠場のナンキヴェルのレギュラーの二人が欠場だが、成長著しい⑫ポイヒピ、そして今季のスコッド外ながらも先日のブルーズ戦でも先発出場している⑬D・ロナがこの試合でも先発となっている。
ハリケーンズのCTBコンビに対してどこまでやれるか。
大一番に抜擢されているロナに注目する価値がありそうだ。
バックスリーは決定力のある⑪ナナイ‐セトロ、⑭ナラワ、⑮スティーヴンソンは、見ていてワクワクする選手たちだ。
ハリケーズと同じで控えも充実しているチーフス。
あえて注目するのは、新人の㉓ペ二アシ・マリマリ
今年遅れて公表したしたチーム分析のチーフス編で投稿で注目の新入りで紹介している選手。凄いシーンの動画もあります。
(下書きホルダーから発見して遅れてのアップ。実は他のチームもまだホルダーや、ワードに残ってる、中途半端なので今後少し足して挙げるかも??)
分析の投稿にも貼ってある、マリマリの凄いシーンの動画👆
NPCのカウンティーズでハリケーンズのロイガードも所属でこの動画にも出てくる。パワフルなランは、後半からのインパクトに期待できそう。
◆注目マッチアップ
いっぱいあり過ぎで全部書きたいけど絞ってみます。
②A・アウムア v S・タウケイアホ
パワフル対決は必見。アウムアがここでアピールしてABs生き残りを狙う。
⑤D・バード v ④B・レタリック
ベテラン同士の対決は、見逃せない。
⑦D・キリフィ(写真下) v S・ケイン
ブレイクダウン&ディフェンス対決は必見!
⑨C・ロイガード v B・ウエバー
ロイガードがABs復活を目指すウエバー相手に、アピールすれば、代表入りも見えて来るかも。
⑪S・ラヤシ v ⑭E・ナラワ
決定力のある者同士の対決、どちらがトライを取れるか。
おまけは、FWの控え対決
⑳イオセ(写真下、左)、㉑ラカイ v ⑲アクオイ、⑳フィナウ
パワーだけでなく仕事量も豊富。控では勿体ないくらい。
どちらがインパクトを与えれるかで勝敗を左右するかも。
プロップの対決も面白そう、もちろん、A・サヴェア対ジェイコブソンも
挙げたらきりがないのでこの辺で。
◆試合展開と勝敗予想
まずは、FW戦を見極めたい。
基本のセットピース(スクラム、ラインアウト)から見ていくと、スクラムがチーフス有利になると予想するが、今季のハリケーンズは昨年ほどの弱点となってない印象。スクラムでケーンズが耐えれれば勝機が見えてくるか。
ラインアウトは、ケーンズの②アウムア次第か。
ブレイクダウンは、激しい攻防になりそうで楽しみ。
BKは、CTBはケーンズ、その他は、チーフスが上回っていると思うが、今年のケーンズは充実している印象があり、面白い対決となりそう。
予想は、チーフス有利の声が多いが、ハリケーンズのFW次第ではケーンズの勝利もあるとみてる。バレット、マッケンジーのゴールキックの出来も気になるところ。
かなり難しい予想になるが、ケーンズが3点差で勝利と予想!
※すべての写真は筆者撮影