ニュージーランド首相が自慢したFacebookの情報統制ポータル

海外移住をする多くの日本人は、その国が日本よりも公正な国であることを期待していると思う。

日本という国が公正な国なのか、差別や格差問題がないのかといえばもちろんあるが、ニュージーランドについてはどうかといえばやはりある。

Facebookなどの巨大SNSは一体どうなのか、ツイッター社を個人で買収したイーロン・マスクは「言論の自由」を第一目標にしているようだが、SNSには言論の自由はあるのかどうか。

そんな中今回の記事が見つかったのだが驚きを隠すことができない。

要は乗法の規制をするためのポータルがFacebookには存在しているということであり、更に言うならばジャシンダ・アーダーン首相はそのポータルへのアクセス権を持っているということだ。

彼女が持っているのであれば各国首脳、またはそれなりの地位の人もももちろん持っていると考えたほうがいいだろう。

一体彼女がどういう情報統制を行っているのかはわからないが、この一言がもし真実なのであれば、世界中に大変なセンセーショナルを巻き起こすのではないだろうか。

そんなことはどうでもよく、今回はNZ POLLの話をする。

ニュージーランドでは時たまPOLLと称して各政党の支持率を調査するのだが、この度とうとうレイバーが首位の座を明け渡した。

具体的にはナショナルが38%、レイバーが33%だ。Actは11%でありGreensは7議席分、Maoriは3議席になる。

とはいえジャシンダ・アーダーンが今も首相人気ランキングではトップの座を守っているという驚くべき現実もここで公表されたのだが、ここで語られない政党が一つある、そう、ニュージーランド・ファーストだ。

ニュージーランド・ファーストの素晴らしい点は完全なるヒールとしてこの国の政治を引っ掻き回し、首相すらおもちゃにするほど肝が座った党首、ウィンストン・ピータースが織りなす数多のプロレスと言っていいだろう。

彼がいてくれればこのブログもネタに困らなくなると思う。そもそもNZ増田はウィンストン・ピータースが嫌すぎで爆誕した経緯がある。今の政府からはニュージーランド・ファーストは全議席を失っているが、今回のPollでは4%、つまり6議席くらいを取れる程度の支持率があるのでまたもやキングメーカーになる可能性がある。

ニュージーランドではかつては2大政党制という制度だったため、レイバーとナショナル以外の正統は存在することができなかったが、その後連立政権や多数の政党を許すようになり今の形になっている。

今回の選挙でまたもニュージーランド・ファーストがキングメーカーになり、左派政権が継続することになれば、さすがのレイバーも移民大臣の座をウィンストン・ピータースに明け渡す可能性がある。もはやジャシンダ・あーダーンには求心力がないからだ。

もしそうなればニュージーランドの移民政策は完全に崩壊し、更に移民がニュージーランドを見限ってしまう可能性が出てくるので、楽しみで仕方がない、今度は一体どんなプロレスが展開されるのか。

そういうわけでニュージーランドに来ることはおすすめしない。

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