ニュージーランドはアメリカを超えた
こういうことを言うと何こいつは急にニュージーランドをほめだしたのかと思うかもしれないが全くほめていない。
この超えたというのはコロナの死者に関する数字だからだ。
この度どうやらニュージーランドでは致死率がアメリカのそれを超えたようだ。
この期に及んでも死者の統計的な特徴、たとえば既往歴がある、持病がある、肥満である、年齢、といったものは一切明かされずに、コロナになったら死ぬかもしれないとFUDをするための道具にされている。
日本ではコロナに感染したら特にやばいのは糖尿病などの持病がある人などいろいろと情報があるが、ニュージーランドではワクチンさえ打てばもう安心だという事ばかり喧伝しているため、ワクチンを打った人人が油断しきっている。
そのためワクチンを打った人々はすさまじい勢いでコロナに感染しており、結局ワクチンは何のための物だったのかという疑問はメディアから提示されずに、ワクチンが足りないのではないか、もっと打てばいいのではないかという先進国とは思えないレベルの暴論がまかり通っている。
これについても日本では回数を重ねても効果は期待したものにならないということがメディアで語られるし、そもそもワクチンを接種しても抗体が十分に作られないケースがあるということも言われているため、ワクチンは結局おまじない程度か、社内でマウンティングするためのネタにしかなっていない。
改めて言うが、これはニュージーランド政府もとにかく目立たないようにこっそりと小声で言っているが、ワクチンを打とうが打つまいが感染する人はする、という現実の前にいくら感染者が多いといったところで意味はない。
単に人々を不安に陥れているにすぎず、ワクチンを打てという同調圧力を生み出しているだけだ。
ワクチンを打ったからといって安心することはできないが、今後ワクチンパスの義務化を取りやめることでさらに感染が蔓延することは予定されているし、国境開放に伴って新たな変異種もどんどんとニュージーランドに入り込むことになる。
ジャシンダ・アーダーン首相が世界中から称賛されたコロナ対策は一体何のためだったのか、当初の彼女の見積もりではコロナは単なる一過性の物だったのか、m-RNAウィルスという変異しやすいウィルスであり、人類が未経験のウィルスであるからすさまじい勢いで広まっていくことはわからなかったのだろうか。
私はあの時点ではロックダウンは正しい選択だったと思うが、その後ロックダウンさえすればいいのだと政府が認識をゆがめたほどの成功体験となったことは非常にまずかったと思っているし、そこに気付かない現政権の盆暗ぶりにもあきれている。
ロックダウンを行い、その間に対策を考える、ファイザーからいかにワクチンを買い付けるかを考えるのではなく、人々にどう啓蒙すべきかを考える、ワクチンを輸入してとにかく打てばいいんだと騒ぎ立てても何の意味もない。
ニュージーランドは実は肥満大国でもある。
これは特にパシフィック系の移民がすさまじい食生活をしているからでもある。
彼らは文化的に食べているものを分け合うという風習があるが、皆が同じ時間に食べないため、常に誰かが何か食べていてそれを分け与えられるという生活をしているために、一日中食べっぱなしになる。
しかも彼らは貧困層なので、食べるものも脂ぎった味の濃いものばかりだ。そのためすさまじい勢いで太ってしまう。
ニュージーランドはOECD加盟国の中で3番目に肥満率が高い国であるため、国としても何らかの対策をとっている。
ニュージーランドがとる対策は大体の場合研修プログラムを用意して参加したければ参加してくださいという対応なので、実際に何をしているかはよくわからないが、肥満率はおそらく下がっていない。
諸外国では肥満の問題は、実は貧困問題であり、貧困層ほど肥満率が高いというのは有名な話だ。
これは富裕層は食事にも気を使えるしジムで汗を流すなどの時間的な余裕があるからで、貧困層は金も時間もないからとにかくファーストフードで食欲を満たして一日中働くことになる。そしてこれはニュージーランドでも大差ないが、大きく違うのは政府が肥満になるのは個人の問題とみなしているところだ。
ニュージーランドの貧困層の生活はすさまじく、子供の面倒を見る時間など本当に一切なく、貧困層の子どもが小学校に入学したとある子供のの語彙力が二歳児レベルなどということもニュースになっていた。
今後さらに貧富の差が拡大すれば、貧困層の子どもは読み書きすらできない子供が量産されるようになる可能性がある。
これは政府によって起こされる毎年の最低賃金上昇という何の根拠もないインフレによって貧困層がますます貧困になるうえに、中流層もいつ貧困層に落ちていくかがわからないからだ。
そしてニュージーランドはこの点には絶対に目を向けようとしないという点でも悪質だ。
つまり貧困になるのは個々人のせいでしかないと考えているということでもある。
インフレ社会ではインフレが進みすぎると貧富の差が開くという特徴がある。そしてニュージーランドはもう何十年にもわたってインフレが続いている。政府は膨大な国債の価値を下げるためにも今後もインフレを止めることはないだろうことは明かなので、貧困層はますます貧困になっていくことはもう目に見えている。
日本でうだつが上がらないから海外で一旗揚げようと思って海外移住を目指す人も今後はいるかもしれない、なぜならニュージーランドももうじき国境を開放するからだ。
そういう人たちに一言言っておくが、まずは日本国内で何らかの資格なりを取得し、実績を数年でもいいからつんでくることをお勧めする。
ニュージーランドの企業は未経験者を絶対に雇わないか、雇う会社は何らかのやばさを持っているからだ。
うまく法の目をかいくぐって永住権を手に入れてもその後貧困生活をしていきたいと思うなら止めはしないが、私はやめることをお勧めする。
そういうわけでニュージーランドに来ることはお勧めしない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?