ニュージーランドにオミクロン株は来るのか

ニュージーランドは国民の自由を人質に人々に社会的な同調圧力をかけることでワクチン接種を推進した結果、全体で90%超というワクチン接種率を達成した。ジャシンダ・アーダーンという女性が見せた物腰柔らかい笑顔の裏に潜んだ恐ろしい独裁者としての顔があったということだ。

自身の体内に薬品を注入するという行為を国家的に推進し、それにおとなしく従う国民が8割、嫌だけど仕方がないから従う国民が1割、言うことをきかない国民が1割だ。この残された一割も徐々にではあるが屈服している。

8割の国に従う良い国民は見向きもされず、嫌だけど仕方がないから従った国民は称賛され、従わない国民は徹底的に差別され、追い詰められ、いかに彼らが国家を危機に直面させている自己中心な人々であるかのプロパガンダに利用される。

ニュージーランドでは、なぜかは知らないがファイザー製ワクチンしか選択肢がないという不思議な状況がある。当初はワクチン争奪戦もあったため、とにかく集められるものを集めた結果ファイザー製ワクチンだけになったのかと思ったら、今回もファイザー製ワクチンだけを購入した。

今回の政府はこういうことが多い。

全レイバー+ニュージーランド・ファースト、もう一つなんかあったが忘れた、連立政権で始まった徹底的な移民弾圧も、ウィンストン・ピータースへの手土産としてやっているのかと当初は思っていたのだが、ニュージーランド・ファーストが政府から消滅した現政権でも一向に手を緩める気配がない。

これについては、次回の選挙をにらんでいるのではないかと私は勘ぐっている。次回の選挙までにいじめ続けた移民が選挙権を持てばレイバーは大惨事になること間違いなしなので、12月まで2021レジデントビザを開始したくてもできなかったという政治的な意図を感じているくらいだ。

ここから予想するに次の選挙は、遅くとも2024年の1月に行わなくてはならないが、2023年11月後半くらいに行うのだろうと思っている。もしこれが当たれば、2021レジデントビザがなんで2021年の12月から受付を開始したのかの符合が取れる。

そしてレイバーはめでたく第三期政権を獲得し、政府の任期を5年に延ばす。そしてさらにやらいたい放題やることになるだろう。現在選挙権を持っている多くの人々は何としてもこれ以上レイバーに騙されないでほしい。

政府というのはあまり長期安定政権にするべきではないというポイントがあることをご存じだろうか。というのも、政府はすさまじい力を持っているために、適宜交代しないといけない。どんなに頑張ってもせいぜい6年しか任期がないのだからくだらないことにパワーを使うなということを自覚させないとならないのだが、日本では自民党政権が長いこと続いているのでわからないかもしれない。

先ほど紹介したように、クリス・ヒプキンスがファイザーからワクチンを購入した一月後の11月末にオミクロン株が登場した。この間の悪さはクリスヒプキンスのお家芸と言ってもいいかもしれない。

ニュージーランドがワクチンを買った一月後にオミクロン株、そしてどうやらファイザー製ワクチンの効き目が低くなるということだが、これはファイザーにとってはいいタイミングで在庫をニュージーランドに押し付けられたという形になっている。

しかしなぜニュージーランドはファイザー製ワクチン一択なのか、ファイザー製ワクチンが嫌な人はどうすればいいのか、海外に行って打つしかないのだろうか。

今年の二月からワクチン非接種者は飛行機に乗れなくなるといううわさがある。これが本当ならニュージーランドにいる人々は本当にファイザー製ワクチン以外にアクセスする方法を失うことになる。完全なるファイザーの実験場としてニュージーランドが活用される。

ニュージーランドはマルチカルチャの国であり、国民が政府に従うように洗脳された国でもあるため、なかなか実験場としてはおいしい国だといえる。

ファイザー製ワクチン以外の選択が欲しいのであれば、ニュージーランドのルール通りに動くことしか考えられない、いや、まったくロボットのごとくに考える力を徹底的に失ったナースやGPと徹底的に戦わなくてはならなくなった。

ワクチンを接種しても入院するほどひどくならない、というが、入院が必要なというものを基準にしている時点でどうにもよくわからない。感染しなくなる、感染する確率が著しく下がる、のであればワクチンには価値があるが、この価値がワクチンにはあるのか、という事実から目をそらしているようにも見えて気味が悪い。

以前も言っているが、ニュージーランドではワクチン接種をしていれば、感染していようが、発症していようが、ワクチンの効果が全く表れていなかろうがカフェなどに入って楽しむことができるが、ワクチンを接種していない人はいくら陰性であることを証明してもカフェに入ることができない、というつまりは政府の意向に従ったかどうか以外を基準としないルールが出来上がった。従わない人々へのペナルティがえげつないという特徴もある。

このようなことを公然と行う政府に対するデモなども起きており、率直に言ってレイバー政権になってから、治安は明かに悪くなっている。ギャングの活動なども活発化している。

コロナウィルスの蔓延ということ「だけ」を焦点とした場合、確かに成功しているが、ニュージーランド国家全体がこの対策に支払った代償はかなり多いということは考える必要がある。

ワクチンを接種したかどうかで分断された国民、活発化したギャング、デモなど抗議活動の増加、一体この国はどうなるのかと考えるとよだれが止まらない。

私は何度でも言うが、コロナウィルスのワクチンによって、「感染が防がれる」のであればそれは意味があることだし、ぜひとも接種すべきものだ。だが、今の説明では入院するほどひどくならない、というようにしか見えないし、この国ではファイザー以外の選択が用意されていない、危険性などの啓蒙もない。

つまり、安全なんだからとっととうっちまえよ、従わねー非国民なんかもういいからさ、あいつら排除しちまおうぜ、という社会を政府が作り上げたことを問題視している。

ジャシンダ・アーダーンに誰もしない質問は、「ワクチン接種率が90%を超えたのにどうして国境開放しないのか、どうしていまだにトラフィックライトシステムなどというものを続けているのか」だ。なぜマスコミはこれをきかないのか、聞こうとするマスコミが排除されているということもあるだろう。

事実政府が上機嫌になる質問をしてくれるマスコミが優先されているという事実もあるようだが、この辺は当事者ではないので噂レベルにしておくことにする。

オミクロン株の侵入だが、ニュージーランドにも水際対策に感染者がそれなりに引っかかっている。国内の感染者がトラフィックライトシステムに移行してから急激に減少している。

ロックダウンレベル3をトラフィックライト赤に改名するだけで感染者は減るようなので、他の国々も真似をしてみるといい。

ニュージーランドでは、防疫設備に感染者が来ることは問題視していない。市中感染が起きなければよい、というスタンスを保って入るが、この設備の入国者管理が余りにずさんであり、おそらくオミクロンに感染した人はすでにこの国にいるだろう。単に政府が「いる」と認識していないか、どう発表するかを会議している間はいないことになる。

これはデルタ株についても同様だ。

ニュージーランドでデルタ株に感染した人が初めて見つかってからデルタ株の感染を政府が認めるまで10日間ほどあったと記憶している。そしてこの間デルタ株患者はいないことになっていた。これがこの国の情報統制だ。

この国の、というのは少しおかしく、今の政権の情報統制だといったほうがいいだろう。

レイバー政権がこの国で行ったことは、国民統制、情報統制、を著しく強め、国民はただただ従っているという異様さを海外に見せないように国を出ていく情報にも目を光らせているはずだ。もしくは日本のマスコミがポンコツすぎてよくわからないまま垂れ流している可能性はある。

そして、国家は分断され、多くの国民のあずかり知らぬとこで膨大な国債が発行された。

この発行された膨大な国債のどれだけがファイザーに流れたかは政府が契約書を秘密にしているため誰も知ることができない。

ジャシンダ政権は当初世界でもてはやされていたが、二期目に入り、安定与党となった時のその本性をむき出しにしたといってもいいかもしれない。

そういうわけで、ニュージーランドに来ることはお勧めしない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?