ニュージーランドのデモが先鋭化しているという報道がにわかに信じられない
ニュージーランドではコロナウィルスに対するワクチンの義務化という議論があり、それに反対する人々がウェリントンの議会前で座り込みのデモをしている。
ニュージーランドではジャシンダ・アーダーンが国民を差別するようなことは絶対にしないといっているが、ワクチン接種をしない人は国民に見えないようだ。
海外にはそんなデモに対して音楽で対抗しているよというなんとも牧歌的でぽややんとしたニュージーランドという姿をアピールしておきながら実際は完全に無視を決め込んでおり、メディアでは彼らへの挑発行動が繰り返されており、排除のために軍隊の投入を検討しているという状況が起きている。
一言でいうならば対応したふりをしてひたすら挑発しながらデモが暴徒化するのを待っているのが正解といっていいだろう。
ニュージーランドの今の政権で最も信用できないポイントは、海外に対して向ける顔と国内に対して向ける顔がここまで違うという点だ。
そんなニュージーランドのデモだが、いよいよ軍隊の導入が現実味を帯びてきてしまった。
そもそもニュージーランドの警察というのは大した武装をしていないため、市民の暴力に対して割と脆弱であるという問題がある。
かつては警官は普段銃など持ち歩かないくらいに平和な国ニュージーランドなどといわれていたが、影も形もなくなった。
オークランドにもなれば治安もそれなりに悪いため警察の装備もかなりのものになっているが、それでもマシンガンなどはよほどのことがなければ持ち出したりはしない。
そんな警察に何者かが酸のスプレーをかけたことで警官が負傷し、さらに危険運転をするものが現れたというニュースが先ほどのリンクだ。
このニュースの言いたいことはデモ隊が制御不能な暴徒と化そうとしているということでもある。
仮に今後ニュージーランド政府が軍隊を投入した場合いったいどのように見えるだろうか。
わたしには徹底的に無視を決め込んで挑発を繰り返してデモ隊を暴徒化させて、誰か(これすら本当にデモ隊の一人かはわからない)が暴力行為に及んだことによって待ってましたとばかりに軍隊を動員して排除などという独裁国家そのもののような所業にしか見えない。
だが海外からはどうだろうか?
デモ隊に対して音楽で対抗している、つまりニュージーランドは徹頭徹尾平和的なアプローチを仕掛けているのにそれでも暴徒化した彼ら、警察ではもはや手に負えそうもないので仕方なく軍隊を動員して鎮圧せざるを得なかった、というように見えるのではないだろうか。
今のニュージーランド政府の恐ろしいポイントはこの点だといってもいい。
とにかく海外に対してはクリーンな政府、平和なニュージーランド、ということをひたすらアピールしておきながら、国内に向けては国民の分断、情報統制、移民の弾圧、といったことをひたすらに行っているのだ。
もはや民主主義国家などというのもおこがましいレベルにまで独裁化が進んだ国ニュージーランド。
わたしにはジャシンダ・アーダーンと彼女が率いる今のニュージーランド政府はニュージーランドという国家を崩壊させたい人々にしか見えていないので、このような偏見のたっぷりと詰まった文章になる。
しかし、暴力行為に及んだデモ隊の記事を見たときに、果たしてこれは本当にデモ隊の一人なのか、政府側のスパイなのではないかと思ってしまった。
というのも、このデモ隊の情報もまたほとんど目に入らないからだ。
しかしデモ隊から感染者が出たという話も聞いたことがないので、いったい彼らがどういう扱いを受けているのかはよくわからないほどに無視されているが、近い将来軍隊によって排除され、ジャシンダ・アーダーンが功績として諸外国に宣伝する道具になって終わるかもしれない。
日本人はニュージーランドに対してどんな印象を持っているだろうか。
羊の多い国、映画をよく撮影している、自然が豊か、マオリ族がいる、農業大国、さまざまだろうが住んでみるとこれらもまた海外向けに周到に準備され、演出された情報であることがよくわかる。
今のニュージーランドは改めて言うが本当に危険な国家だと思う。
今はデモ隊に対して軍隊の投入を正当化するタイミングをひたすらに待っているニュージーランドという構図が一番ぴったりくる。
日本政府も渡航中止を勧告すべきだと思う。
そういうわけでニュージーランドに来ることはお勧めしない。
ここまで書いて早速ジャシンダ・アーダーンが政治の道具にした。
なんと危険なデモ隊なのか、こんなことがウェリントンで起きている、こんなのはニュージーランドではない、ナショナルのラクソンはもっと考えて物を言うべき、と彼がこの国の分断について問題提起した翌日にまるでは買ったようなタイミングで起きた警官への攻撃をこのように表現している。
まるで自分たちはデモ隊のことをものすごく考えているようなことを言うのだが、一方で彼らを公然と無視し続けているという批判は彼女の耳には入らないようだ。
ジャシンダ・アーダーンの手口は大体決まっていて、敵対する人々を徹底的に無視したりしながらさも私は彼らのことを気にしているということを言う点であり、敵対する人々の言うことは絶対に聞くことはしない。
仮にデモ隊の人が一部先鋭化して攻撃的になっているのだとしたら、それはジャシンダ・アーダーンが彼らとの対話をしていればおそらく収まったことだろうし、それでも攻撃的になるなら彼らの非は明白だが、ひたすら虫をすることで挑発をし続けてブチ切れたらほら見ろあいつらはやっぱり危険なんだというやり口は卑怯極まりない。
御用マスコミと私が勝手に読んでいるヘラルド社もアーダーンの言い分を一方的にスピーカーとしてばらまくのみであり、彼女がデモ隊にしてきたことは一切触れない。
これが今のこの国の実態だということを日本人はもっとよく考えたほうがいい。
しかし、ラクソンが分断を訴えた翌日にこのようなことが起きるというのはあまりにもタイミングが良すぎると思うのは私だけだろうか。まるでラクソンの訴えたことをあざ笑うかのように警官への攻撃が起きた(しかもそれほど重症にならないレベルで)。
私は今の政権を全く信用していないので、半分くらいは懐疑的な目て見ている。
ニュージーランドにいる今の日本人はこの国の状況を見てどう思っているのだろうか、というのは気になるところだ。
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